Photoshopで写真をイラスト風に加工する(鉛筆タッチ)

フォトショップで写真を鉛筆イラスト風に加工する方法

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今回は、フォトショップを使って写真を鉛筆で描かれたイラスト風に加工する方法を紹介します。簡単なので、フォトショ初心者の方も是非試してみて頂ければと思います。

対象バージョン
Photoshop CC/CS6/CS5/CS4/CS3/CS2

イラスト風加工を始める前に

完成イメージ

写真をイラスト風にレタッチ

このように、写真を本格的なイラスト風に加工します。この記事の例は女性のポートレート写真ですが、風景や動物の写真などでも同じ手順で加工ができます。

例として使用する画像

こちらからダウンロードできます(著作権フリーの写真です)。

加工したい画像をフォトショで開こう

まず、イラスト風に加工したい画像を開きましょう。フォトショップで画像を開く手順については、以下の記事で説明しています。

また、フォトショップを始めたばかりの方は、こちらの記事を読むとなんとなく使い方がつかめてくると思います。

写真をイラスト風に加工する手順

レイヤーを右クリック 画像レイヤーを複製 レイヤーを複製

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レイヤーを複製する

まず、レイヤーパネルで加工する画像のレイヤーを右クリックします。表示されるメニューの[レイヤーを複製]をクリックすると、レイヤーパネルに全く同じレイヤーが作られます。ここからは主にこのコピーレイヤーの方を加工していきます。

写真の描画モードを覆い焼きカラーに 写真が白飛びしたようになる

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コピーレイヤーを[覆い焼きカラー]に

次にさきほどコピーしたレイヤーの描画モード(画像のオレンジ枠の部分)をクリックして、[通常]から[覆い焼きカラー]に変更します。すると写真が白飛びしたように明るくなります。

レイヤーの階調を反転 画像は真っ白に

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コピーレイヤーの階調を反転

次に、コピーレイヤーの階調を反転します。コピーレイヤーをアクティブにした(選択した)状態で、キーボードでctrl / ⌘Iを押します。これで階調が反転されます。 画像はほとんど真っ白になりますが、手順は合っていますのでご安心ください。※ 階調の反転は、メニューバーの[イメージ]⇒[色調補正]⇒[階調の反転]からでもOKです。

画像にぼかし(ガウス)を適用

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ぼかし(ガウス)を加える

次にコピーレイヤーをアクティブにした状態のまま、メニューバーの[フィルター]⇒[ぼかし]⇒[ぼかし(ガウス)]をクリックします。

レイヤーへのぼかしを調整

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ぼかし(ガウス)の設定

ぼかし具合の設定ウィンドウが開きますので、「プレビュー」にチェックを入れて、画像を見ながらつまみを右に動かしましょう。画像によってつまみをどこまで動かすかは変わってくるのですが、画像の輪郭が”この画像の女性写真くらいはっきりと見える程度”がおすすめです。

調整フィルターの色彩・彩度を選ぶ

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色彩・彩度の調整レイヤーを追加

鉛筆のイラストらしくするために、画像をモノクロにします。レイヤーパネルの下部の”半月のようなアイコン“をクリックして[色彩・彩度]を選びます。

彩度を-100にして鉛筆っぽく イラスト風になった!

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彩度のつまみを1番左まで動かす

[色彩・彩度]を選ぶと、属性パネルに調整画面が表示されます。そこで彩度のつまみを1番左までスライドさせましょう(彩度:-100)。すると画像が白黒になり、だいぶ鉛筆で描かれたイラストっぽくなります。

レイヤーを右クリック レイヤーをスマートオブジェクトに スマートオブジェクトに

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元画像をスマートオブジェクトに変換

さらに本格的な鉛筆イラスト風に加工していきます。ここからは、コピーレイヤーではなく、元の画像を触っていくので、画像をスマートオブジェクトに変換しておきましょう。※ スマートオブジェクトとは、縮小拡大や、加工を繰り返しても劣化しない画像形式のことです。サルワカのスマートオブジェクトの使い方まとめという記事が参考になると思います。スマートオブジェクトに変換するためには、元の画像のレイヤーを右クリック⇒[スマートオブジェクトに変換]をクリックします。スマートオブジェクトのレイヤーのアイコンには紙のようなアイコンが表示されます。

油彩を適用

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元画像に[油彩]フィルターをかける

スマートオブジェクト化した元画像をアクティブにして、メニューバーの[フィルター]⇒[油彩]をクリックします。

油彩の設定 油彩の設定 より本格的なタッチのイラスト風に

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[油彩]の設定

油彩の設定ウィンドウが開くので、画面右側のつまみを調整します。なかなかバランスが難しい設定なので、こちらの例と同じくらいの位置につまみを動かしましょう。完了したらOKを押します。すると、画像がよりきめ細やかで本格的なイラスト風になります。

テクスチャライザーをクリック

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テクスチャを加えて紙っぽさを出す

より紙に描かれた鉛筆イラスト風にするために、テクスチャライザーというフィルターをかけます。これにより、少しシワシワの紙に描かれたような雰囲気が加わります。メニューバーの[フィルター]⇒[テクスチャ]⇒[テクスチャライザー]をクリックします

イラスト風にするためにテクスチャライザーを加える テクスチャライザーの設定

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テクスチャライザーの設定をする

テクスチャライザーの設定画面が開くので、プレビュー画面を見ながら紙のしわしわ具合を調整します。ここは好みによりますが、左図のつまみの位置を参考にすると良いでしょう。 調整ができたらOKをクリックします。 もしプレビュー画面に画像がうまく表示されていない場合は、画像のプレビューサイズが大きすぎるのかもしれません。そのときは、画面左下の[◯◯%]という表示のすぐ左にある[ー(マイナス)]をクリックしてみましょう。

テキスチャがかかる

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完成!

紙に描かれた鉛筆タッチのイラストになりましたね。

簡単にテクスチャライザーの微調整が可能

参考

油彩/テクスチャの設定を微調整したいときは…

油彩/テクスチャの設定は簡単に変えることができます。変えたいときは、レイヤーパネルで元の画像レイヤーの下に表示されている「油彩」or「テクスチャライザー」をダブルクリックします。すると設定画面が再表示されるので、つまみの位置を調整しましょう。

このように簡単に写真をイラスト風に変えてしまうことができます。プロフィール画像なんかに使うと、見る人の目を引きそうですね。ぜひ色んな写真でお試しください!


サルワカ