初めてのPhotoshop:画面の見方と各パーツの説明

Photoshopの基礎基本 画面の見方

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Photoshop(フォトショップ)をはじめて使うと、機能がやたらたくさんあってどこから覚えるべきか迷いますよね。ネットで調べるにしても、そもそも用語が分からないと何を調べれば良いか分かりません。この記事では1番はじめに覚えるべきPhotoshopの基本的な画面の見方と各パーツの名称を解説します。

主な対象バージョン
Photoshop CC/CS6/CS5/CS4/CS3

1.Photoshopの各パーツの名称

Photoshopの画面のパーツ名称
各パーツの名称

上の画像の通り、Photoshopの画面はいくつかのパーツに分かれています。上側にある[メニューバー」、「オプションバー」、左側の「ツールバー」、右側の「パネル」、そして中央の画像が表示される部分は「画像ウィンドウ」と呼ばれています。

これらのパーツの名称を知っていると、何か分からないことがあったときにインターネットで検索しやすくなります。たとえば「ツールバー 消えてしまった」というようにパッと検索ができるわけですね。

さて、ここからは、各パーツの機能をもう少し詳しく見ていくことにします。

2. メニューバーの基本的な見方と役割

Photoshopメニューバーの見方
オレンジの枠の部分がメニューバー

メニューバーでできることは?ざっくりと

「Photoshopの操作設定」や「画面の表示設定」、「ファイルの新規作成」、「細かな画像加工」などをメニューバーから行うことができます。

それぞれのメニューの役割

メニューバーには左から[Photoshop][ファイル][編集]…とメニューが並んでいます

メニュー[Photoshop]でできることは?

Photoshopを使う上での環境設定を行うことができます。細かい設定が多く、はじめは見てもよく分からないと思います。行うべき環境設定は、また別の記事で説明します。

メニュー[ファイル]でできることは?

Photoshopを使うときに1番最初に触ることになるメニューがこの[ファイル]です。[新規]をクリックすれば新しく白紙の編集画像を作ることができます。また編集したデータの[保存]もここから行うことができます。

メニュー[編集]でできることは?

画像ファイルを編集する上での便利な操作をこの[編集]メニューから行うことができます。直前の操作を取り消す[一段階戻る]や、画像のサイズを変える[自由変形]などがよく使われますね。これらの操作は良く行うので、ショートカットを覚えておくと良いでしょう。

作業スピードが上がるショートカット

  • Ctrl + Z:直前の操作を取り消す。
  • Ctrl + T:自由変形。画像等をドラッグして好きなサイズに変えられる。
  • MacならCtrlの代わりにCommand(⌘)を押しましょう。

メニュー[イメージ]でできることは?

主に画像関連の操作がここから行えます。たとえば、画像の解像度を変えたり、写真の色調(彩度や明るさ)を変えたりなんかができます。

メニュー[レイヤー]でできることは?

“レイヤー”という言葉に馴染みのない方もいらっしゃると思います。このレイヤーというのは日本語では”層”という意味になります。Photoshopではレイヤー(層)をいくつも重ねることで画像加工を行うのですね。たとえば、背景画像のレイヤーが作られ、その上に文字を載せるためのテキストレイヤーが作られる…といった具合です。とはいえ、Photoshopを実際に使う中でこの感覚はつかんでいけばよいでしょう。このメニューでできることも、はじめに覚える必要はありません。実際に使っていく中で身につけていきましょう。

メニュー[書式]でできることは?

その名の通り書式設定ができます。ただし後ほど説明する「パネル」で、書式のほとんどの設定ができてしまうので、あまりこのメニューを使う機会はありません。

メニュー[選択範囲]でできることは?

画像を切り取る範囲や、色をつける範囲を設定するための操作ができます。こちらも操作する中で覚えていけばよいでしょう。

メニュー[フィルター]でできることは?

写真なんかをおしゃれに、アーティスティックに加工する機能をここから行うことができます。

メニュー[ウィンドウ]でできることは?

「あれ?パネルの◯◯が消えちゃった!」みたいなときには、ここを探してみましょう。たとえば「書式設定のパネルがない!」みたいなときには、この[ウィンドウ]の中の[文字]や[文字スタイル]をクリックすれば、復活するはずです。

重要
「あれ?◯◯のパネルが消えちゃった!」というときは、メニューバーの[ウィンドウ]を見てみる

ほとんど使わないウィンドウ

メニューバーのうち[表示]、[3D]、[ヘルプ]の3つはあまり使う機会がありません。初心者の方は無視してしまっても良いでしょう([表示]の中のいくつかの機能はそのうち使うことになるかもしれませんが…)。

3.ツールバーの基本的な見方と役割

Photoshopツールパネルの見方
ツールバーは青枠の部分

「ツールバー」は、画像を加工したり、絵や線を描いたり、文字を入れたりするときに使う機能が並んだバーです。ツールパネルと呼ばれるときもあります。Photoshopでの作業中に、最も触れる機会の多いパーツです。

ツールバーの見方と機能

ツールバーの使い方
ツールバーの機能一覧

こちらから上の早見表をPDFで見ることができます。

上の図にツールバーの機能を一覧でまとめてみました。慣れるまではこの早見表を見ながら作業を進めると各ツールが頭に入りやすいかと思います。また「各ツールの名前」を調べる上でも、この表が役に立つはずです。保存していつでも見られるようにしておきましょう。

ツールバーの各機能については、こちらの記事で詳細に説明しています。是非一度読んでみてください。

参考
Photoshop ツールバーの使い方
各ツールの機能と使い方をまとめています。
重要
ツールバーで画像編集の様々な機能が実行できる!

4.オプションバーの基本的な見方と役割

オプションバーの使い方
オプションバーは赤枠の部分

続いて「オプションバー」について説明します。

オプションバーでできることは?

選択しているツールの設定をここで行います。使用中のツールによって、オプションバーに表示される内容は変わります。

photoshop オプションバー
オプションバーの表示はツールにより変わる

そのため、ツールを使っていて「こういうことはできないのかな?」と疑問に思ったときには、このオプションバーを見てみると良いでしょう。

重要
オプションバーで、使用中のツールの細かな設定ができる!

5.パネルの基本的な見方と役割の説明

パネルの役割と使い方
パネルは緑枠の部分
最後にPhotoshopでの作業を楽にしてくれる「パネル」について説明します。

パネルでできることは?

画像編集の様々な設定をしたり、便利な機能を実行したりすることができます。パネルにはたくさんの種類があります。たとえば、書式設定を変えるパネル、画像の色調補正をするパネルなどですね。

文字パネル

たとえば、こちらのパネルは書式設定を変えるパネルです。フォント種類やフォントサイズ、文字色、字間、行間など、文字に関する様々な設定をここで行うことができます。パネルの使い方と全パネル種類の機能については、こちら↓の記事でイチから詳しく解説しています。

参考
Photoshopパネルの使い方
0からのパネルの操作方法と全パネルの機能を説明
重要
パネルで画像編集の様々な設定をしたり、機能を実行したりできる

この記事のまとめ

まとめ
  • Photoshopではメニューバー、ツールバー、オプションバー、パネルを使って画像編集をする
  • メニューバーではファイルの新規作成など基本的な機能を実行したり、ソフトの設定をしたりできる
  • ツールバーではブラシや消しゴムなど作業に使うツールの切替ができる
  • オプションバーでは各ツールの設定を簡単に変えられる(ブラシの太さなど)
  • パネルでは、画像編集の様々な設定をしたり、機能を実行したりできる
サルワカ