Photoshopのショートカット:本当に便利なものだけ26選

本当によく使うフォトショップのショートカット-01-min

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フォトショップにも無数のショートカットがあります。しかし、そんな膨大なショートカットをいきなり覚えるのは大変です。そこで今回は本当によく使う便利なショートカットや小技だけを26コ厳選して紹介します。

サルワカくんの顔(通常)
サルワカくん

どれも使ってみれば「もっと早く覚えおけばよかった!」と思うような便利なものです。

1. 初心者でも覚えたいショートカット6つ

1-1.作業を1つ元に戻す

Mac : command + Z Windows : ctrl + Z

作業を1つ元に戻す

このショートカットにより間違えてしまった作業を戻すことができます。

もう1度⌘ (ctrl)+Zで…

2つ前に戻るのではなく「元に戻す」を取り消します。つまり「戻す前の状態」になります。

1-2.作業を1つ以上前に戻す

Mac : command+option+Z Windows : ctrl+alt+Z

戻したい回数だけ連打しましょう。

作業を1つ以上前に戻す

1つ以上前に戻したいときに使います。例えば5つ前に戻したいならこのショートカットを5回連打しましょう。

1-3.あらゆるものを一瞬で複製する

Mac : option + ドラッグ Windows : alt + ドラッグ

option + ドラッグして複製する

alt (option)を押しながらドラッグしたものは一瞬で複製されます。画像でも図形でもテキストでもこの方法で一瞬で複製ができます。

1-4.図形や画像の大きさ・傾きを一瞬で変える

Mac : command + T Windows : ctrl + T

このショートカットを実行すると現在選択しているレイヤーが自由変形モードに変わります。

ctrl + Tで図形を自由変形

自由変形モードになったら、角の□をドラッグして大きさや向きを変えましょう。shiftを押しながらドラッグすると、タテとヨコの比率を保ったまま縮小・拡大ができます。

1-5.隠れているツールに簡単切り替え

Mac : option + ツールをクリック Windows : alt + ツールをクリック

次のツールを表示

alt (option)を押しながら、切り替えたいツールのアイコンをクリックすると、隠れている次のツールへと切り替わります。

Photoshopのツールについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

1-6.保存

Mac : command + S Windows : ctrl + S

このショートカットで編集ファイルが上書き保存されます(はじめて保存するときには新規保存ウィンドウが開きます)。このショートカットでファイルをこまめに保存しておくと安心ですね。

2. 画面表示を簡単に変えるショートカット4つ

ズームツールを使っても拡大・縮小ができるのですが、よく行う操作なのでショートカットを覚えてしまうことをおすすめします。

2-1.キャンバス表示を拡大

Mac : command++ Windows : ctrl++

[ctrl] + [+]

ctrl (⌘)+でキャンバスを1段階拡大して表示します。

2-2.キャンバス表示を縮小

Mac : command+ Windows : ctrl+

[ctrl /⌘] + [-]

ctrl (⌘)でキャンバスを1段階縮小して表示します。

サルワカくんの顔(通常)
サルワカくん
option (alt)を押しながらスクロールすることでも表示サイズを変えることができます。上にスクロールすると拡大、下にスクロールすると縮小になります。

2-3.表示を通常のサイズに戻す

Mac : command+0 Windows : ctrl+0

通常の大きさの表示に戻す

ctrl (⌘)0で画像表示を通常の大きさに戻します。キャンバスを拡大したり、移動させた後に簡単に元に戻すことができて便利です。

2-4.キャンバスの表示領域を動かす

Mac : スペース+ドラッグ Windows : スペース+ドラッグ

shift + ドラッグ

スペースを押しながらキャンバスをドラッグすることで、表示範囲を簡単に動かすことができます。

3. 文字入力を効率化するショートカット4つ

文字入力についても便利なショートカットがあります。いちいちサイズや行間、字間などを文字パネルで調整するのは面倒なので、以下のショートカットは覚えてしまいましょう。

3-1.行間を簡単に変える

Mac : option + or Windows : alt + or [↑]なら行間縮小、[↓]なら拡大

行間を調整するショートカット

テキストボックスで行間を調整したい部分を選択します。その後alt (option)を押せば行間を少しずつ狭めることができます。

逆にalt (option) + を押せば行間が少しずつ広がります。

3-2.字間を簡単に変える

Mac : option + or Windows : alt + or [→]なら字間拡大、[←]なら縮小

字間調整のショートカット

1字ずつ字間を調整したいときは、調整したいところにカーソルを置きこのショートカットを行います。例えばoption (alt)を押せば字間が少しずつ広がります。

逆にalt (option) + を押せば行間が少しずつ狭まります。

選択した部分の字間を統制

字間をまとめて調整したいときは、調整したい部分を選択した上でこのショートカットを行います。

3-3.文字サイズ変更

Mac : command+shift+.or, Windows : ctrl+shift+.or, [.]なら拡大、[,]なら縮小

文字サイズを変更するショートカット

少し覚えづらいですが便利なショートカットです。サイズ変更したい文字を選択し、このショートカットを実行すれば、簡単に文字サイズを変えることができます。

逆にctrl + shift + ,で文字が小さくなります。

3-4.フォント種類を簡単に変える

フォント種類にカーソルを置きor

フォント種類を簡単変更

①文字パネルのフォント種類が表示されている部分を選択し(カーソルを置く) を押すと、フォント種類をどんどんと変えていくことができます。

フォント種類の変更が、選択中の文字に反映されるため、フォントを確認しながら変えることができてとても便利です。

4. 選択範囲を操作するショートカット4つ

選択範囲に関するショートカットもものすごく便利なものがいくつかあります。

4-1.キャンバス全体を選択範囲に

Mac : command+A Windows : ctrl+A

全体選択のショートカット

ctrl (⌘)+Aでキャンバス全体が選択されます。キャンバス内の画像をコピペするときなどにとても便利なショートカットです。

4-2.選択範囲を解除

Mac : command+D Windows : ctrl+D

選択範囲の解除ショートカット

ctrl (⌘)+Dで全ての選択を解除します。なんだかんだでよく使います。

4-3.選択範囲に追加する

shiftを押しながら選択  →現在の選択範囲に追加される

選択範囲に追加される

たとえば「なげなわツールで今の選択範囲を少し広げたいな…」というときはshiftを押しながらドラッグしましょう。ドラッグした部分が選択範囲として追加されます。

4-4.選択範囲から一部削除する

alt (option)を押しながら選択  →現在の選択範囲から削除される

現在選択範囲から削除される

たとえばなげなわツールalt (option)を押しながらドラッグした部分は、現在の選択範囲から削除されます。

5. レイヤーを操作するショートカット5つ

5-1.キャンバス上でレイヤーを切り替える

Mac : command + 選択したいものをクリック Windows : ctrl + 選択したいものをクリック

Photoshop 60

キャンバス上で⌘(ctrl)を押しながらクリックした部分にあたるレイヤーがアクティブになります。

もし、移動ツールを使用していてオプションバーの[自動選択]にチェックがついているなら、このショートカットを使わずとも、クリックだけでレイヤーが切り替わります。

複数のレイヤーをまとめて選択

ちなみにshiftを押しながら、キャンバス上の選択したいものを複数個クリックしていくと、クリックしたレイヤーが全て選択されます。複数のレイヤーをまとめて動かしたいときにはとても便利です。

5-2.レイヤーを複製する

Mac : command+J Windows : ctrl +J

ctrl + Jでレイヤーを複製

ctrl (⌘)+Jを押すとアクティブになっているレイヤーが複製されます。

5-3.レイヤーを前面・背面に移動

Mac : command+]or[ Windows : ctrl +]or[ ] だと前面に、[ だと背面に移動します。

ctrl + ]でレイヤーが前面に移動

ctrl (⌘)+]を押すとアクティブになっているレイヤーが前面(上に)移動します。この例だと「ネコ」というテキストレイヤーが写真より前面に移動しました。

逆にctrl (⌘)+[でレイヤーが背面に移動します。

5-4.指定したレイヤー以外を全て非表示に

alt (option)+をクリック

レイヤーをショートカットで非表示に

このショートカットで1つのレイヤーを除き、全て非表示にすることができます。optionを押しながらレイヤーパネルの目をクリックすると、そのレイヤーを除き全レイヤーが非表示になります。

レイヤーを再表示する
元に戻したいときには、alt (option)を押しながらもう1度同じ目をクリックしましょう。これで非表示になっていたレイヤーが再表示されます。

5-5.表示レイヤーを全て結合したレイヤーを作る

Mac : command+shift+option+E Windows : ctrl+shift+alt+E

この究極必殺技感のあるショートカットがけっこう便利なんです。

全ての表示レイヤーが結合された画像レイヤーが新しく作られる

このショートカットを実行すると「表示レイヤーが全て結合した新しいレイヤー」が作られます。つまり、現在のレイヤーは全て保ったまま、全てのレイヤーを1枚にまとめた画像のレイヤーを作ってくれるのです。

6. その他のよく使うもの

6-1.移動ツールに変更するショートカット

Vを押す

各ツールにはショートカットが割り当てられていますが、とくによく使う移動ツールについてはショートカットを覚えておくことをおすすめします。Vを押すだけなので覚えやすいですね。

6-2.グリッドの表示・非表示

Mac : command+@ Windows : ctrl+@

グリッドを表示

作業用グリッド(細かな目安線みたいなもの)のON/OFFが切り替えられます。グリッドは便利な一方で作業の目障りにもなるので覚えておくと便利です。

参考

6-3.タブの切り替え

Mac : control+Tab Windows : ctrl+Tab

フォトショップで複数の作業タブを開いている場合、このショートカットにより右隣のタブに切り替えることができます。

左隣のタブに切り替え
左側のタブに切り替えたいときはさきほどのショートカットのshiftを足します。つまりcontrl (ctrl)+shift+Tabですね。

本当に便利なショートカットに絞って紹介してきました。ここで紹介したものだけでもいきなり全てを覚えるのは難しいかと思います。本当によく使いそうなものから1つずつ覚えていくのが良いですね。

参考:Adobeの公式ページで早見表がダウンロードできる!

adobeの公式ページ

Adobeの公式サイトでPhotoshopのショートカットキー早見表をダウンロードすることができます。印刷して手元に置いておくと良いかもしれませんね。


サルワカ