【Photoshop写真加工】肌荒れを自然に補正してなめらかな美白肌に

シミやシワなどの肌荒れを補正してなめらかな美白肌に

今回はフォトショップを使って、ニキビ・シミ・そばかすなどの肌荒れやシワなどを除去し、自然な美白肌にする方法を紹介します。「明らかに加工したような不自然さ」が出ないような方法ですので、ポートレート写真などのレタッチで気軽に使えると思います。

対象バージョン
Photoshop CC/CS6/CS5バージョンにより操作画面が若干異なることがあります。

完成イメージ

肌補正前と補正後のイメージ
肌の補正前と補正後

このように肌のシミやニキビなどが自然に除去できます。なお、例として使用する女性の写真はこちらからダウンロードができます(商用フリーの写真素材です)。

【手順1】画像を開いてレイヤーを複製

肌補正の前にいくつか準備をしましょう。

画像を開く

美白肌補正したい写真をフォトショップで開きます。

1-1.レイヤーを2枚複製

レイヤーを複製

レイヤーパネルでレイヤーを2枚複製します。ctrlJでレイヤーが複製できるので、これを2回行いましょう。 Macならctrlの代わりに⌘

レイヤーが2枚複製された

写真のレイヤーが2枚複製されました(計3枚に)。

1-2.レイヤー名を変える

名前を変更

後から分かりやすくするためにレイヤー名を変更しておきます。上から

  • 上レイヤー
  • 中レイヤー
  • 下レイヤー
という名前にしましょう。

レイヤー名をダブルクリックすれば名前を変えられるようになります。Photoshopのレイヤーの考え方についてはレイヤーの使い方の全てで解説しています。

【手順2】「中レイヤー」にぼかしを加える

2-1.「中レイヤー」をアクティブに

上のレイヤーをクリックして非表示に

①「上レイヤー」の目をクリックして非表示にして②「中レイヤー」をアクティブにします(選択します)。

2-2.ぼかし(ガウス)を適用

画像にぼかし(ガウス)を適用

中レイヤーメニューバーから[フィルター]⇒[ぼかし]⇒[ぼかし(ガウス)]を選びます。

ぼかし(ガウス)の設定

ぼかしの程度を調整します。写真を見ながら半径のつまみをこの例くらいぼんやりするように動かしましょう。その後[OK]をクリックします。

中レイヤーの顔にぼかしがかかった

これで「中レイヤー」の女性の顔がぼんやりとしました。

【手順3】上レイヤーに[画像操作]を適用

手順3では「上レイヤー」に対して[画像操作]というフォトショップの便利な機能をかけていきます。手順3自体では肌にほとんど変化はありませんが、後で微調整するときに役立ちます。

3-1.「上レイヤー」をアクティブに

上レイヤーを表示して選ぶ

「上レイヤー」を選びます。①目をクリックして「上レイヤー」を表示したうえで②「上レイヤー」をアクティブに(選択)します。

3-2.[画像操作]を適用

イメージ⇒画像操作

上レイヤー メニューバーから[イメージ]⇒[画像操作]をクリックします。

画像操作の設定を変える

次のように設定します。

  • ①レイヤー:[中レイヤー]
  • ②描画モード:[減算]
  • ③スケール:[2]
  • ④オフセット:[130]
この4つだけ変えたら[OK]をクリックします。

減算で女性の画像が灰色に

「上レイヤー」が灰色っぽくなりました。

3-3.「上レイヤー」の描画モードを[リニアライト]に

上レイヤーの描画モードをリニアライトに

レイヤーパネルで「上レイヤー」の描画モードを[リニアライト]に変更します。このレイヤーが後で肌の微補正をするときに役立ちます。

【手順4】肌荒れの部分をクイックマスクで選択する

手順4では、クイックマスクモードとやわらかいブラシにより、肌を全体的にふわっと選択していきます。 手順4ではどのレイヤーをアクティブにしていてもOKです。

4-1.クイックマスクモードに変更

クイックマスクモードを使う

フォトショップの画面左下にあるクイックマスクモードのアイコンをクリックします。

クイックマスクモードはブラシや消しゴムで選択範囲を作成できる便利な機能です。 クイックマスクにしてもこの時点で画像のぱっと見に変化はありません。クイックマスクの使い方はクイックマスクで選択範囲を調整を読むとよくわかると思います。

4-2.ブラシツールの設定

ブラシツールを選択

ツールバーからブラシツールを選びます。

ブラシの硬さを0に、不透明度を20%に

オプションバーでブラシの硬さを0に、不透明度を20%程度にします。太さ(直径)は使いながらやりやすいように調整すれば良いでしょう。

4-3.女性の顔をブラシで塗っていく

女性の肌をドラッグしていく

女性の顔をブラシで塗っていきます。塗られた部分は赤くなっていきます。肌荒れのある部分は何回もドラッグして濃い赤に塗りましょう。このとき、鼻、目、口元は塗らないようにしましょう。

女性の肌をドラッグして赤く塗る

このよう女性の肌が全体的に赤く塗られればOKです。

4-4.クイックマスクを解除して選択範囲に

クイックマスクを解除

クイックマスクのアイコンをクリックして、クイックマスクを解除します。

選択範囲が反対になってしまっている

すると赤く塗られた部分以外が選択範囲になりました。肌荒れのある部分を選択したいので、選択範囲を反転しましょう。

メニューバーから選択選択を反転を選ぶ

メニューバーから[選択範囲]⇒[選択範囲を反転]をクリックします。

選択範囲が反転された

これで無事に女性の肌が選択範囲になりました。

【手順5】「中レイヤー」にぼかしを加えて肌をなめらかにする

手順5では選択範囲にぼかし(ガウス)を加えます。これにより肌荒れが自然に補正されてなめらかになります。

5-1.「中レイヤー」をアクティブに

中レイヤーをアクティブに

「中レイヤー」をクリックしてアクティブにします。

5-2.ぼかし(ガウス)を適用

画像にぼかし(ガウス)を適用

中レイヤーメニューバーから[フィルター]⇒[ぼかし]⇒[ぼかし(ガウス)]を選びます。

ぼかし(ガウス)の半径を調整

ぼかしの半径のつまみを右に動かすと、シミやニキビが薄くなり肌がなめらかになっていきます。プレビュー画面を見ながら、不自然にならない程度につまみを右に動かしましょう。 その後[OK]をクリックします。

肌がきれいになった

肌荒れが軽減されてきれいになりました。選択範囲はctrl (⌘)Dで解除しましょう。

 
肌荒れが軽減されている

ぼかし前との変化です。シミなどの肌荒れがナチュラルに薄くなっています。

【手順6】肌のシミ・シワ・ニキビを微修正する

ここまででも肌は随分となめらかになりました。ここからは手作業で気になるシワやシミを除去していきましょう。

6-1.「上レイヤー」をアクティブに

上レイヤーを選択してアクティブに

「上レイヤー」をクリックしてアクティブにします。

6-2.コピースタンプツールで肌荒れを修正する

コピースタンプツールを選ぶ

ツールバーからコピースタンプツールを選びます。

コピースタンプツールではalt(option)+「クリック」でコピーするサンプルを決めます。すると、クリックした部分にスタンプのようにサンプルがコピーされます。

硬さを0に、不透明度を50%程度に

コピースタンプの設定をオプションバーで変えます。硬さを0%に、不透明度を50%程度にしましょう。スタンプの直径は作業をしながらやりやすいように変えていきましょう。

肌のきれいな部分をaltを押しながらクリック

上レイヤーはじめに肌のきれいな部分のサンプルを alt (option)+クリック で取得します。

肌荒れをドラッグする

altキーを離し、シミやシワを消したい部分をドラッグorクリックしていきます。すると肌がきれいに補正されます。

この補正作業を顔全体的におこなっていきましょう。

【注意点】サンプルはこまめに取ろう

コピースタンプツールはコピー元とコピー先の相対距離を維持します。そのため、スタンプ先を動かしていくとスタンプが黒くなってしまったり、意図せず髪の毛がスタンプされてしまったりします。

スタンプが汚れてしまったら…

もしスタンプが汚れてしまった場合は…

肌のきれいな部分を再クリック

もう1度、肌のきれいな部分をalt (option)を押しながらクリックしサンプルを再取得しましょう。汚れなくともサンプルはこまめに取り直すのがおすすめです。

7.完成!肌がなめらかに

シミやシワが取れて肌がなめらかに

顔全体のシワやシミを補正したら作業は完了です。肌がものすごく綺麗でなめらかになりました。

補正前と補正後の変化

肌補正前と補正後のイメージ

はじめの写真と補正後の写真を並べると、肌がなめらかになったことがよく分かりますね。このようにフォトショップを活用すれば、シミやシワなどを補正して美白肌に加工してしまうことができるのです。ぜひ写真レタッチのご参考にしてみてください。

参考

参考
How to Retouch Skin Flawlessly
こちらの動画を参考にさせて頂きました。
サルワカ