【Photoshop】写真をリアルなフィルム風に加工する方法

Photoshopでフィルム風に写真をレタッチする

リアルなフィルムカメラ感を出す

デジタル一眼レフで写真を撮っていると、無性にフィルムカメラのような表現をしたくなることがあります。フィルムカメラの時間が止まったようなノスタルジックな淡さがたまらないですよね。僕自身、リアルなフィルムカメラ感にあこがれ、色々なレタッチを試してきました。今回は、僕が試行錯誤してきた中でもっともリアルなフィルム感を出すことのできるフォトショップレタッチの手順を紹介します。

レタッチの完成イメージ

フォトショップの写真レタッチでフィルムカメラ風に
フィルムカメラ風レタッチ例1

ふんわりとやわらかい雰囲気にレタッチされています。

フィルムカメラ風にレタッチする
フィルムカメラ風レタッチ例2

こちらも色が淡くフィルムカメラの写真らしくなっています。

フィルムカメラ風にレタッチする
フィルムカメラ風レタッチ例3

この3つの写真はどれもこれから紹介する方法でレタッチしたものです。1つずつ丁寧に解説していきます。

【手順1】トーンカーブで写真を全体的に白っぽくする

1-1.フォトショップで加工画像を開く

加工する画像はこれ

例としてこの写真をフィルム風に加工します。写真はこちらからダウンロードができます。

フォトショップで加工したい写真を開く

フォトショップでフィルム風に加工したい写真を開きます。

1-2.トーンカーブを調整

トーンカーブの調整レイヤーを加える

トーンカーブの調整レイヤーを加えます。レイヤーパネルで①半月のようなアイコンをクリックし②トーンカーブを選びます。

トーンカーブを使うことで画像の明るさや色調を同時に調整することができます。

トーンカーブを調整

属性パネルにトーンカーブの調整画面が表示されます。この線の1番左その少し右側をそれぞれドラッグして上に上げます。

トーンカーブがゆるく上がった

このような形にしましょう。 トーンカーブの左側では、画像の暗い部分(シャドウ)の明るさを調整します。線を上げたことで写真の暗い部分が明るく淡くなるのです。

写真がふんわりと白くなる

写真のシャドウが主に明るくなります。トーンカーブを調整するだけでもずいぶんとフィルムカメラで撮ったような写真になりますね。

【手順2】カラーバランスで青・緑を強める

レイヤーパネルからカラーバランスの調整レイヤーを追加

今度はレイヤーパネルから[カラーバランス]の調整レイヤーを追加します。すると属性パネルにカラーバランスの調整画面が表示されます。

カラーバランスの中間調を調整

階調が[中間調]になっていることを確認し、つまみを以下のように動かしましょう。

  • シアン-レッド:-10
  • マゼンタ-グリーン:+10
  • イエロー-ブルー:+10

[中間調]では写真の「中くらいの明るさの部分」の色みを調整できます。フィルム風にするために、赤を弱め、緑と青を強くしています。

カラーバランスのハイライトを調整

階調を[ハイライト]に変えて、つまみを以下のように動かしましょう。

  • シアン-レッド:-5
  • マゼンタ-グリーン:+5
  • イエロー-ブルー:+5

[ハイライト]では写真の「明るい部分」の色みを調整できます。今回だと主に背景の明るい部分(白い部分)に青緑っぽさが増しました。 今回はリアルなフィルム風にするために控えめの設定にしています。好みでつまみを左右に調整すると良いでしょう。

【手順3】ノイズテクスチャを重ねてよりフィルムっぽさを出す

フィルムっぽさを出すためにノイズがかったテクスチャをスクリーンで重ねます。

3-1.ノイズがかったテクスチャを用意する

ノイズテクスチャ

今回はこのテクスチャ画像を使います。ノイズが入りながらもぼんやりと光も入っていてフィルム写真加工に使うにはピッタリです。

テクスチャはこちらからPNG画像でダウンロードできます。

3-2.写真の上にノイズ画像を配置

ノイズ画像を配置

写真の上にノイズ画像を配置します。画像の配置方法はフォトショップの画像の新規作成と配置方法で解説しています。

ノイズ画像を拡大

ctrlTのショートカットによりノイズ画像を自由変形モードにします。角をドラッグして拡大しましょう。

ノイズ画像がキャンバス全体を

キャンバス全体を覆うように拡大します。Enterを押せば自由変形モードが終了します。

3-3.ノイズ画像をスクリーンに

レイヤーパネルでノイズ画像をスクリーンに

レイヤーパネルでノイズ画像の描画モードを[通常]から[スクリーン]に変更します。すると、画像の上にうっすらと白のノイズがかかるようになります。ちょっとノイズが濃いですね。

ノイズの不透明度を変更

今度は不透明度を変更します。15〜25%くらいにしましょう。値が低いほど写真のふんわり感とノイズは弱くなります。

ノイズをのせたことでよりフィルム風のナチュラルな淡さが表現されました。

【手順4】レベル補正で好みで明るさを調整

最後に必要に応じて写真の明るさを調整します。もしここまでの手順でちょうど良い明るさになっていれば【手順4】を行う必要はありません。

レベル補正で明るさを調整

レイヤーパネルから[レベル補正]の調整レイヤーを追加します。

真ん中のつまみの位置を調整

属性パネルにこのような設定画面が表示されます。動かすのは真ん中のつまみです。このつまみを左に動かすと…

真ん中のつまみを動かすほどふわっと感がます

このように写真がさらにふんわりと明るくなります。

逆に「明るすぎる」というときは、真ん中のつまみを右に動かしましょう。画面を見ながらちょうど良いところまで調整すると良いでしょう。

完成!

写真がフィルム風にレタッチ

これで完成です。淡くてきれいなフィルム風に加工されました。

写真がフィルム風に

もし【手順2】のカラーバランスの調整で[中間調][ハイライト]それぞれでブルーとグリーンを強めてもまた味が出ます。このあたりは好みで決めましょう。

まとめ

まとめ
  • トーンカーブでシャドウを明るくする
  • カラーバランスで赤を弱めて緑と青を強くする
  • ノイズのテクスチャをスクリーンで重ねることでよりフィルムっぽさを出す
  • レベル補正で明るさを調整
サルワカ