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新生活でいざ自炊しようと思っても、面倒くさくてなかなか続かないなんてことも。
そこで、自炊を続けるためのコツとして、面倒臭さを軽減させる「料理で上手に手を抜く方法」を解説します。
調理器具の工夫
1.キッチンバサミを活用する
キッチンバサミがあると、洗うのが面倒な包丁とまな板を使わずに済むことが多々あります。
例えば、以下のようなときにキッチンバサミが使えます。
- ニラやほうれん草などの葉物野菜を切る
- 肉をひと口大に切る
- 油揚げを切る
- 細めの根菜を切る など
葉物野菜は、下にザルを置いておきましょう。野菜を手で持って端から切り落とし、ザルに入れればそのまま水で洗えます。 肉はまな板を洗うのが大変・・・ということで、トレイをそのまま受け皿代わりに使うかつるっとしたお皿の上に切り落としましょう。まな板と比べて洗いやすいです。
他のものもその後の使い方に合わせて受け皿を用意し、そこに切り落とせば楽チンです。
おすすめのキッチンバサミは?
真ん中で連結していて、洗うときに分解できるタイプがおすすめです。肉を切っても清潔に管理しやすいです。
2.小さいフライパンを用意しておく
洗い物が面倒な調理器具といえばフライパン。少しの量しか焼かないのに、大きいフライパンを洗うのは面倒ですよね。
そこで、小さいフライパンを用意しておき、料理に合わせて大きいものと使い分けると洗い物が楽になります。
小さいフライパンの活躍のタイミングは以下が例として挙げられます。
- 目玉焼きやオムレツを作るとき
- ホットケーキを焼くとき
- ひき肉を調味料で炒めるだけのそぼろ系の料理をするとき
- ソースを作るとき
- 1人分の量が少なめの料理を作るとき 等
具体的な大きさは?
大きめのフライパンは直径26cmくらい、小さめのフライパンは直径20cmくらいのものが使いやすくておすすめです。蓋もあるとなお良しです。
3.こびりつきやすい料理はアルミホイル等を敷く
グラタンやたまごのせドリアなど、チーズやたまごを使ってトースターで焼くような料理の場合は、耐熱皿にアルミホイルを敷いてから食材を入れて焼きましょう。 そうしなければ、焼けたチーズやたまごが耐熱皿にごびりついてカピカピになり、洗い物が面倒になってしまいます。
電子レンジを使う料理の場合は?
電子レンジだと、アルミホイルは使えません(電子レンジが故障します)。クッキングシートなら電子レンジもトースターも可なものが多いので、おすすめです。
4.タッパーではなくラップや保存袋を使う
切ったけれど調理せず残った野菜などは、タッパーではなくラップで包むか密閉保存袋(ジップロックなど)に入れるのがおすすめです。
「次の料理で食材を使うときにタッパーを洗わねばならない」というのがやる気ダウンの原因になったりします。ラップや密閉保存袋なら、中身を出したあとそのまま捨てることができて楽ちんです。
たまねぎなど匂いの強い野菜だと、タッパーに匂いが移ったりしてなかなかに大変です。
調理するときの工夫
1.ボウルではなくビニール袋を使う
ひき肉と調味料を混ぜてこねて肉ダネを作るとき、ボウルを使うと洗い物が面倒です。ビニール袋で代用しましょう。
こねるときのコツは?
ビニール袋に肉ダネを入れてこねるとき、ビニール袋の口は縛らないのがポイントです。 ビニール袋の口を縛って空気の逃げ道がない状態にしてしまうと、力強くこねたときにビニール袋が破け、中身が出てくるハメになります。 口を上に向けて、軽く指でつまんで押さえるくらいにすれば大丈夫です。
2.電子レンジを活用する
フライパンでしか作れないと思っていた料理も、電子レンジで作れることがあります。また、蒸し料理なんかは電子レンジでやれば圧倒的に簡単です。
おすすめのレシピは?
レシピの例として、以下にピックアップしておきます。
3.正攻法で作らない
たとえば目玉焼きは電子レンジで作れます。フライパンで焼かなくてもよいのです。ゆでたまごは炊飯器でごはんを炊くついでに作れます。鍋で茹でなくてもよいのです。
ちょっと知っているだけで、洗い物の手間も調理の手間も省けます。ぜひ活用してみてください。
4.まとめて作る
ちまちま一食分作るのは、光熱費ももったいないです。フライパンいっぱいに、あるいは鍋いっぱいに作りましょう。
余った分はジップロックなどの密閉保存袋に入れて冷蔵(ものによっては冷凍)するか、お皿に入れてラップして冷蔵庫に入れておきましょう。
どれくらいもつ?
火を通したものなら、きちんと冷蔵しておけば1日〜3日くらいは大丈夫です。濃いめの味付けなら5日くらい平気なものもあります。
逆に、半熟のたまごとじなどはすぐに食べ切りましょう。
5.まとめて処理して冷凍しておく
キャベツや大根、鶏肉など、1食で使い切れない量の食材があるときは、初回調理時にまとめて切って、適度に分けて密閉保存袋に入れて冷凍しておきましょう。
料理の都度切る手間が省けて、袋からそのままフライパンに投入することもできるので、とても楽になります。(初回のみちょっと面倒ですがそれを乗り越えれば。)
野菜の冷凍については、以下のリンクが参考になるかと思います。
6.ワンプレートに盛り付けてみる
大きめのお皿を買って、それにワンプレートに盛り付けて食べれば、洗い物がめちゃくちゃ楽です。しかもオシャレに見え(るときもあり)ます。(常にではない)
和食、洋食、中華など気にせず、とりあえずワンプレートにのっけて問題なしです。食べるのは自分!ただし、汁物は別添えにしてくださいね。
どういうお皿がいいの?
木の食器だとオシャレですが、油っこいものは乗せない方がよかったり、電子レンジでチンできなかったりします。また、無駄に底面が弧を描いているものは棚にしまいづらいですし、タレが中心に流れてしまいます。 なので、実用的に底面が平らの陶器などのお皿がおすすめです。
食材の工夫
1.カット野菜を活用する
今はいろいろな野菜が切られた状態で売られています。
炒めればいいだけでさっとごはんを作れるので、子どもから長時間目を離せない親御さんにとっても強い味方です。
例えばどんなのがあるの?
長ネギの小口切り、たまねぎのみじん切り、にんじんやキャベツの千切りなどなど。「豚汁の具材セット」なんて便利なものまであります。
値段が高いのでは?
もちろん、普通に野菜を買うよりは高いです。ですが、野菜を切るのが面倒で自炊しなくなって外食するのとどちらが安くつくかを考えたら、カット野菜を活用するのは大いにアリだと思います。
2.冷凍野菜を活用する
カット野菜については前述しましたが、カットの冷凍野菜もあります。
おすすめの冷凍野菜は?
いろんな料理に使いやすいおすすめはカットほうれん草とブロッコリー。
ほうれん草はそのまま味噌汁などに放り込めるし、アルミカップなどに入れてポン酢でもかければお弁当のおかずになります。
ブロッコリーはグラタンやスープ、パスタの具材として放り込めます。そのまま電子レンジでチンして解凍して、サラダとして食べるのもアリですし、お弁当のおかずとして彩りをそえることもできます。
買うときの注意点は?
産地をよく確認しましょう。気にならない場合はよいですが、結構外国産のものが多いです。国内産がよければそういったものを選びましょう。
3.市販のレトルト食品や「素」を活用する
カレーやパスタソースなどのレトルト食品を使えば、ご飯を炊いたりパスタ麺を茹でるだけで済みます。もしくは、少しアレンジすればおいしい料理になります。
「麻婆豆腐の素」などは、豆腐(とひき肉)を買うだけでとてもお手軽に麻婆豆腐を作れます。外食で麻婆豆腐を食べるよりははるかに安く済みます。
自炊生活において、手作り至上主義でいる必要はありません。時間がないときや体力がないとき、こういったものを上手に活用することも重要です。
添加物は大丈夫?
レトルトや素を使うときに、添加物が気になるかもしれません。が、最近はやたらめったらに添加物が入っているものは減ってきています。
どうしても気になるなら、パッケージの表示を確認しましょう。コンビニ食よりははるかに少ないと思います。
4.米は無洗米が楽
レトルトのごはんは毎食使っていると結構お金がかかります。買い置いておき、いざというときに食べる、という使い方がおすすめです。
いちばん安価に済むのは、やはり自分で炊く方法。かといって、お米をとぐのは結構面倒くさい、、、そんなときには無洗米がおすすめです。洗わずにそのまま釜へ入れて水を注いでスイッチオンするだけなので、とても楽ちん。味も普通においしいです。
5.コンビニで買えるもので作る
広いスーパーは歩くだけで疲れますし、目的のものを探し当てるのも一苦労。また、帰りが遅くて閉店していることもあります。
「自炊するならスーパーに行かねばならない」という概念に囚われると、なかなかしんどいものです。しかし、コンビニに売っているものだけで作れる料理もあるのです。
おすすめのレシピは?
少し高くついてしまいますが、コンビニで買えるものだけで作れるレシピをいくつかピックアップしました。
コンビニのプレーン味のサラダチキン、カットサラダ、焼肉のタレ、ごまドレッシングで作ることができます。
カルボナーラのパスタソース、冷凍ほうれん草、ベーコン、溶けるチーズ、食パンで作れます。すべてコンビニで売っています。
ミートソース、レトルトごはん、溶けるチーズで作れます。これらもすべてコンビニにあります。
まとめ
以上、自炊を続けるためのコツとして、料理の手抜き方法を解説しました。一人暮らしでも実践できますし、2人暮らしやファミリーでも実践できることがあると思います。
いちばん大事なのは、「料理は”こうしなければいけない”」という概念に囚われないことです。最低限のこと(アルミホイルは電子レンジでチンしない、など)に気をつければ、どんな風に作ったってどんだけ手を抜いたってよいのです。
手を抜いて、「意外と簡単だ!」と思えたなら、きっと自炊も続けることができると思います。(もちろん、きちんと丁寧に作った方がおいしいかもしれないですし、そうしたい人はそうするのがいいと思います)
自炊したいけど料理の気力がそこまで湧かない、という人は、ぜひこの記事や以下の「力尽きたときのためのレシピ」を参考にしてみてくださいね。