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「ちょっとトッピングで料理にのせたいな〜」というときに作りたい目玉焼き。フライパンでわざわざ作ると洗い物が面倒だし、手間がかかりますよね。
だからといって割ったたまごを電子レンジで普通に加熱して目玉焼きを作ろうとすると、爆発します。
しかし実は、爆発させずに電子レンジで目玉焼きを作る方法があるのです。その方法について、解説します。
普通にチンすると爆発します。しかし、電子レンジの「解凍」モードか、「弱(200W)」モードを使えば爆発しません。
以下で、なぜ普通にチンすると爆発するのかとあわせて、電子レンジでの目玉焼きの作り方を写真つきで詳しく解説しますね。
1. 電子レンジで目玉焼きを作るとなぜ爆発するか
そもそも割った生卵を電子レンジで加熱すると爆発するのは、なぜでしょうか。
電子レンジはそもそも、電磁波で食材内部の水分を振動させ、そうして生じる熱によって食材を内側から温めます。黄身は卵黄膜という膜に包まれているのですが、生卵が電子レンジで温められるとき、この卵黄膜の中で黄身が温まり、圧力が上がっていきます。
すると、圧力に耐えきれなくなった卵黄膜が破裂して黄身が飛び散ります。このようにして、たまごは爆発します。
2. 電子レンジでの目玉焼きの作り方
電子レンジで目玉焼きを作る有名な方法は、「つまようじや箸などで黄身に穴を開けてからチンする」という方法です。しかし、これだと黄身が穴から流出して、見た目が汚い目玉焼きになることがあります。
そこで、黄身に穴を開けることなく、電子レンジで目玉焼きをきれいに作る方法をご紹介します。ポイントは、「解凍機能または弱モードを使うこと」です。
手順1:たまごと耐熱皿を用意
普通の生卵と、つるっとした耐熱皿を用意します。たまごは冷蔵庫から出したてでもよいですが、常温に戻したほうがより早く作ることができます。
耐熱皿は軽く濡らしておくと、最後に目玉焼きをお皿から剥がしやすくなります。
手順2:たまごを割る
たまごを割ります。ぷっくりしたおいしそうなたまごです。
手順3:電子レンジに入れる
電子レンジに入れます。このとき、ターンテーブル式の電子レンジ(くるくる回るもの)であれば、中央ではなく周辺部におきましょう。そのほうが電磁波が当たりやすく、加熱の効率がよくなります。
手順4:解凍モードで加熱
普通の500Wや600Wのモードではなく、解凍モードで加熱します。もし解凍モードがなければ、弱(200W)でもOKです。1分半〜3分ほど加熱します。(たまごの状態で調節)
完成!
目玉焼きの出来上がりです。簡単ですね!フライパンを洗う必要もありません。
作るときのコツ
加熱時間はまず1分半
電子レンジや耐熱皿、たまごの状態によっても加熱時間は変わってきます。まずは1分半加熱してみて、一度様子をみてください。
白身が透明のままならもう2分ほど、白くなってきたらもう1分ほど追加加熱しましょう。その後はお好みの白身になるまで、20秒ずつ加熱すればOKです。
お皿から取り出すときはスプーンで
お皿から目玉焼きを取り出すときは、お皿と目玉焼きの境目にスプーンを差し込んでくるっと一周まわらせてください。そうすると簡単にとれます。
お皿によっては取りづらいこともあります。その場合は、次回から作るときは最初に水でお皿を濡らしておくと、目玉焼きを取り出しやすくなります。
解凍モードより弱モードの方が難しい
弱モードの方がたまごが固まるのが早いですが、その分加熱しすぎて爆発する危険が高くなります。1分半加熱した後は30秒〜20秒、固まってきたら10秒ごとなど、小刻みに様子をみましょう。解凍モードなら1分刻みでも大丈夫です。
なぜ解凍モードだと爆発しないのか
解凍モードは、ゆっくりじっくり加熱するモードです。弱めで加熱することで、卵黄膜の内部が徐々にゆっくり温まっていく=圧力の上昇が緩やかになるので、爆発する圧力になる前に容易に取り出すことができるのです。
普通の加熱モードだと、圧力が上がるスピードが速いため、爆発する前に取り出すことが難しいので、気をつけていても残念な結果になりがちです。
3. まとめ
解凍モードか弱モードを使うだけで、爆発することなく目玉焼きを電子レンジで作ることができます。普通の加熱モードで作るのと異なり、ひやひやしながらちょこちょこと様子を見る必要もないので、簡単です。ぜひお試しください。
- 電子レンジの「解凍」か「弱」で加熱する
- まずはとりあえず1分半!その後様子をみて追加加熱する