
今回は「Amazonプライムに入会するかどうか」迷っている方に向けて、特典や年会費、登録時の注意点などを分かりやすく解説していきたいと思います。

登録後に後悔することがないように「良い部分」だけでなく「悪い部分」も素直に解説するようにします。
Amazonプライムとは?
Amazonが提供している有料会員サービスです。特典の種類がとても多いのが特徴です。

Amazonプライムのいちばん大きな特典は、安い商品を買うときでも配送料が無料になることですね。お急ぎ便や日時指定もどれだけ使っても無料になります。
特典については後ほど詳しく説明します。
Amazonプライムの料金は?
Aamzonプライムには年間プランと月額プランがあります。
年間プランの場合

年間4,900円(税込み)です。月額あたりに換算すると408円になりますね。
年間プランは途中解約できる?

基本的にできません。というより解約しても4,900円は返ってきません。ただし、一度もプライム会員特典を使っていなかったら返金してもらえます。
月額プランはいくら?

月額プランだと500円(税込み)/月となります。
年間プランだと月額換算408円なので、それよりも月あたり92円高い計算になりますね。とりあえず月額プランに入っておいて、様子見するのもアリでしょう(無料体験もできますが)。年額プランか月額プランかは、Amazonプライムへの申込時に選ぶことになります。
学生だといくら?

Prime Studentというプランになり、安くなります。Amazonプライムと同じ内容+αで、6ヶ月間無料体験がつき、その後も年会費は2,450円(税込み)と割安になります。学生向け月額プランだと、250円/月となります。通常のAmazonプライムだと無料体験は1ヶ月だけです。
会員費まとめ
プラン | 年あたり | 月あたり | 無料体験期間 |
---|---|---|---|
年間プラン | ¥4900 | ¥408 | 1ヶ月 |
月額プラン | ¥6000 | ¥500 | 1ヶ月 |
学生の場合の会員費
プラン | 年あたり | 月あたり | 無料体験期間 |
---|---|---|---|
学生プラン(年間プラン) | ¥2450 | ¥204 | 6ヶ月 |
学生プラン(月額プラン) | ¥3000 | ¥250 | 6ヶ月 |
学生プラン(Prime Stundet)に申し込むには、「学校の学籍番号」もしくは「学生用メールアドレス」を登録する必要があります。もし、それらがない場合、学生証の写しをカスタマーサービスに送ることになります。
Amazonプライムの特典を総まとめ
ここからAmazonプライムの特典を13コに分けて紹介していきます。「これは便利だなー」「これは嬉しいなー」というものから順番に紹介していきます。
その1. 配送料が無料に
1番の特典はやはり配送料が無料になることでしょう。Amazonから配送される商品の場合、注文金額合計が2000円以下だと400円の配送料がかかってしまいます(北海道・九州・沖縄・離島だと440円)。プライム会員だとこれが0円になります。
その2. お急ぎ便や日時指定便も無料に
また、荷物が翌日や2日後には届く「お急ぎ便」や「日時指定便」を利用するときには通常だと500円かかります。当日お急ぎ便だと600円かかります(北海道・九州だと、さらに+40円)。プライム会員だとこれが0円になります。

当日お急ぎ便とは、その名の通り、注文した当日に荷物が届くサービスですね。
送料無料になるのはAmazonから配送される商品だけ
注意したいのが、配送料やお急ぎ便、日時指定便が無料になるのは「Amazonから配送される商品のみ」です。例えば中古本なんかはAmazonからは配送されないので、送料がかかってしまいます。
商品一覧ページで「プライム」というマークがついていれば、通常配送料もお急ぎ便も日時指定も無料です。
商品ページであれば「Amazon.co.jpが販売、発送します」と表示されていれば送料無料です。
とはいえ、中古品や雑貨、フィギュアなどを除けば、大半の商品はAmazonから配送されます。送料についてはちょっと複雑なので、別の記事にまとめました。
その3. プライムビデオで映画やドラマが見放題に
プライムビデオとは、Amazonプライム会員だけが利用できるサービスです。映画やドラマが追加料金なしで見放題になります。
何で観れる?
パソコンからであれば、ソフトなどをインストールしなくても観ることができます。スマホやタブレットからであれば、アプリで観ることができます。
アプリだとこのように映画やドラマを探してそのまますぐに観ることができます。
ラインナップは?
もちろん全ての映画がプライムビデオに登録されているわけではないので、必ずしも自分の観たい作品が見つかるとは限りません。とくにDVDが発売されたばかりの新作映画はあまり登録されていません。
とはいえ、追加料金なしの割にはかなりラインナップは充実していると思います。HuluやNetflixの無料会員も試しましたが、プライムビデオで十分だと感じました。個人的にはとても満足しているAmazonプライムの特典の1つです。

より詳しい使い方などはこちらの記事で解説しています。
その4. Prime Musicの音楽が聴き放題に
プライム会員になるとPrime Musicのアプリを通して200万曲以上が追加料金なしで聴き放題になります。洋楽、邦楽、ポップ、ロック、ジャズ、クラシック…とジャンル問わず多数の曲が揃っています。
また、予め用意されているプレイリストがとても便利です。
「洋楽ランキングTOP100」「晴れた朝に聴きたい曲」「「テンションが上がる映画音楽」」のように様々なテーマのプレイリストが用意されており、ドライブや勉強時などに流しっぱなしにできます。
ダウンロードもできる
気に入った楽曲はアプリにダウンロードしておき、オフラインで再生できます。通信容量を節約できるのは良いですね。
邦楽は?
充実はしているものの、少し古い楽曲が多いという印象です。こちら からどんな曲が聴けるのかをチェックできます。
楽曲ラインナップ
楽曲数が40倍以上のMusic Unlimitedも
また、6500万曲以上が聴き放題の「Music Unlimited」というサービスもあります。月額制なのですが、Amazonプライム会員だと利用料が毎月200円安くなります。
サービス | 月額料金 | 曲数 |
---|---|---|
![]() |
0円 | 200万曲以上 |
Amazonプライム会員![]() |
+ 780円 | 6500万曲以上 |
無料会員![]() |
980円 |
使用レポートは別に記事にまとめました。
その5:Prime Readingで無料で本を読める
こちらは「一部のマンガや本の電子書籍が無料で読める」という特典です。
Prime Readingに登録された電子書籍が読み放題になります。Kindle端末を持っていなくとも、スマホやタブレットでKindleアプリを入れれば読むことができるが良いですよね。
本のジャンルは様々
読み放題の本のジャンルは、小説からマンガ、雑誌、ビジネス書などと様々です。個人的に嬉しいのはガイドブック(Lonely Planet)が読み放題の対象になっているところですね。
Kindle Unlimitedとは何が違う?
電子書籍が読み放題といえば有料プランの「Kindle Unlimited」が頭に浮かびますね。
ざっと見たところ、違いはラインナップ数の充実具合にあるかと思います。Prime Readingは現在のところタイトル数がそこまで多くありません(数百くらいですね)。

2つのサービスで重複している本もたくさんあるので「Kindle Unlimited」を解約したくなる人も多そう…。
その6. プライムラジオが聴き放題
Amazonプライムラジオは、Prime Musicの機能の1つです。ジャンルを選ぶと、自動で音楽を流し続けてくれます。楽曲は何回でも飛ばすことができます。BGMとして何か流しておきたいときに便利だったりします。
その7. Kindleが4000円引きに
こちらは電子書籍リーダーの「Kindle(キンドル)」を買う予定のある人向けの特典です。プライム会員は各種キンドルを4000円引きで購入できるようになります。キンドルだけ買うために「無料体験⇒購入⇒期間中に解約」ということもできますね。

Amazonの電子書籍は、iPhoneやiPadなどでもKindleアプリを入れれば読むことができます。ただ、より快適な電子書籍ライフを送りたい方はキンドルを持っていても良いでしょう。
ちなみに、Fireタブレットでも同額の割引がつきます。タブレットが5000円前後で買えるようになるというのはなかなか良いですね。
その8. Kindle本が毎月1冊無料で読める
Amazonプライムに入っていると、「Kindleオーナーライブラリー」の中から毎月1冊選んで無料で読むことができます。普通に購入すると500〜1000円くらいする本もあるので、ちゃんと毎月読んでいたらそれだけで会員費の元は取れると言っても良いでしょう。

ものすごく正直に言うと…ラインナップはあまり充実していません。個人的にはあまりこの特典の魅力は感じていません。人によっては好みがあるとは思うので、一度チェックしてみると良いでしょう。
その9. プライムデーに参加できるように
Amazonでは毎年7月頃に「プライムデー」という超特大セールが行われています。電子機器からゲーム、日用品、ファッション、ソフトウェアなどまであらゆるものが大幅値引きで売り出されます。このセールにはAmazonプライム会員だけが参加できるのです。
⇒2018年のAmazonプライムデーの様子
また、Amazonでは毎日タイムセールが行われています。人気のものは一瞬で売り切れてしまうのですが、プライム会員だと早くセールに参加できるのです。
その10. 商品が1時間で届くプライムナウが使える
プライムナウは、注文した商品が1時間以内に届くAmazonプライム会員向けサービスです。今のところ対象地域はほぼ都内だけです。
対象エリアをチェック
また、1時間配送だとプライム会員費とは別に1回890円がかかります(2時間配送だと無料)。

あまり使う機会は無いかもしれませんが、「家から出れないけど緊急で欲しいものがある」というときには良いかもしれませんね。
その11. プライムフォトで写真が保存できる
プライムフォトとは、写真を何枚でもオンライン上に保存できるサービスです。プライム会員であれば、無制限に保存することができます。
退会するときに注意
便利なのですが、注意したいのはAmazonプライム会員を解約したら、5GB以上は使えなくなるということ。5GBまでは無料なので使い続けることができるのですが、それ以上の容量になると削除されてしまう可能性があります(利用規約1.4)。クラウドだとデータ移行が面倒な可能性があるので、プライム会員を辞めることも考えているのであれば、ヘビーユースするのはおすすめしません。
その12. Amazonフレッシュで生鮮食品が買える
Amazonフレッシュは野菜や食料品、日用品(キッチン用品、文房具、オムツ…)などを届けてくれるプライム会員限定のサービスです。生鮮食品はちゃんと温度管理をして届けてくれます。
嬉しいのが朝8時〜深夜の0時まで受け取り指定ができること。仕事で帰りが遅くなる人でも受取りができるわけですね。

ただし、対象地域に制限があり、いまのところ東京の一部にしか対応していません。こちらのリンクから「郵便番号を入力して対応しているかどうか」「どんなものが買えるのか」をチェックすることができます。
その13. ベビー用おむつやペット用品が割引に
Amazonプライム会員だと、ベビー用のオムツやおしりふきが10〜15%オフとなります。※ 割引をうけるにはAmazonファミリーに加入して、お子さんの情報を登録する必要があります。Amazonファミリーの加入には追加料金はかからないのでご安心ください!

定期おトク便にすると15%オフになります。定期おトク便といっても配達日は自由に変更できる+キャンセルもできるため、気軽に購入できます。
また、一部のペット用品(おもに犬・猫向け)もプライム会員だと割引価格で買うことができます。
その14:プライム・ワードローブで試着が気軽に
プライム・ワードロープは、服やシューズ、バッグ、腕時計などを3〜8点まとめて取りよせて試着できるサービスです。プライム会員なら送料も、返送料もかかりません。

気に入ったもの以外は遠慮なく返品できるので「Amazonで買いたいけどサイズが合うか不安」「素材がどんなものか確認しておきたい」というときにおすすめです。
Amazonプライムの特典まとめ
ここまで紹介してきた特典をまとめておきます。個人的に「特に嬉しい」と思うものにはマークをつけました。
特典を振り返り
- 配送料が無料に
- お急ぎ便や日時指定が無料に
- Primeビデオで映画やドラマが見放題
- Prime Musicで音楽が聴き放題
- Prime Readingで無料で本を読める
- Primeラジオが聴ける
- Kindleが4000円引きで買える
- Kindle本が月1冊無料
- プライムデーに参加できる
- 商品が1時間で届くプライムナウが使える
- プライムフォトで写真が保存できる
- Amazonフレッシュで生鮮食品が買える
- ベビーおむつや、ペット用品の割引が受けられる
- プライム・ワードローブで試着が気軽に
やはり何よりの特典は配送料が無料になることですね。さらに「PrimeビデオとPrimeミュージック、Prime Readingが使えて暇つぶしに最高」という感じです。
Amazonプライム会員になるべき?
月あたり数百円で「映画」「音楽」「本」などがたっぷり楽しめることを考えると、かなりお得だと思います。Amazonで月1回くらいの頻度で買い物するのであれば、プライム会員に登録しておくべきでしょう。
まずはAmazonプライムを無料体験しよう
何にせよ、まずは無料体験で試してみるのがベストですね。無料期間内に簡単に解約することもできます。
自動延長される?
期間が終わると、自動で有料プランに移行されます。有料プランを利用するつもりがなければ、以下の手順で解約手続きをしておきましょう。

なお、解約手続きを早めにしても30日間は無料で使えます。つまり「解約し忘れそうで怖い」という場合には、無料体験登録後すぐに自動解約手続きをしておけば良いわけですね。
Amazonプライムを解約する方法
下のページから簡単に解約を行うことができます。他のウェブサービスのように「どこから解約できるか分からない」ということはないのでご安心ください。
解約手順をまとめておきます。
解約手順
- [Amazonプライム会員登録をキャンセル]をクリック
- [Amazonプライム会員情報を変更する]をクリック
- [会員資格を終了する]をクリック
- [20xx/xx/xxに終了する]をクリック
これで自動解約される
これで無料期間終了後には自動解約されます。解約し忘れた場合であっても、プライムのサービスを利用していなければ返金してもらうことができます。

困ったら下のリンクを参考にAmazonに問い合わせてみてください。24時間体制で本当に丁寧に対応してくれます(僕が問い合わせしたときにはあまりに親切な対応で感動した記憶があります)。