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この記事では「豚肉をおいしく食べるためのコツ」と「豚肉の保存方法」を解説します。
豚肉の選び方
おいしく豚肉料理を作るためには「よい材料を揃える」ことが重要です。まずは、豚肉の選び方について解説します。
選ぶと良いもの
きれいなピンク色の豚肉を選びましょう。黒豚系は赤みが強くてOKです。脂肪部分はハッキリと白い豚肉が良いででしょう。
調理するときにパックを開けてお肉を広げると内部が若干黒ずんでいることがありますが、これは空気に触れていなかったためで、腐敗とは違うので大丈夫です。
避けるべきもの
パックを傾けてドリップ(汁)が流れるものは避けましょう。
ドリップとは、血液ではなく細胞液です。旨味成分を含むため、これが流れ出ている=旨味が逃げている、ということになるわけです。きちんと旨味を含んだ豚肉を選びましょう。
よりおいしく調理するための豚肉の選び方
新鮮でおいしいであろう豚肉を選ぶことが第一ですが、もうひとつ、選び方のポイントがあります。
それは、作りたい料理に合わせて豚肉の部位を選択することです。豚肉は部位によって、脂肪の量ややわらかさがかなり違います。各部位の特徴を知り、適切な料理に使うことで、料理の腕が一段階アップします。
豚肉の各部位の特徴や位置については、下記のリンクで詳しく解説しています。
2.豚肉の保存方法
豚肉パックのラップを少しはがして隙間から豚肉を取り出し、ラップを元に戻してそのまま残りは冷蔵庫へ…という保存方法では、豚肉の劣化が進んでしまいます。
せっかく美味しい豚肉を選んでも、保存の仕方が悪くて不味くなってしまってはもったいないです。鮮度よく保存するためには、パックの初開封時に一手間加えることが重要です。
保存のポイント1:ドリップを拭く
キッチンペーパーでドリップ(赤い汁)を拭き取ってから保存をしましょう。ラップの隙間から漏れ出すと不衛生です。
保存のポイント2:ラップに包んで冷蔵で1週間以内
厚切り肉やかたまり肉は、1枚ずつ(1かたまりずつ)ラップに包んで冷蔵庫に入れましょう。こま切れ肉や薄切り肉は、1回の調理で使う分ずつラップで包めばOKです。
保存のポイント3:冷凍保存する場合
冷凍保存する場合は、冷蔵保存のときと同様に、ラップで包んで冷凍庫へ入れます。
このとき、ジップロックの袋(冷凍用)にまとめて入れておくと、冷凍焼けの進行を遅らせることができます。また、冷凍庫内がカオスにならなくて済みます。
ただし、長くとも1ヶ月以内に使い切るようにしましょう。冷凍しても期限は無限にはなりません。長すぎると冷凍焼けしてしまい、おいしくなくなってしまいます。
冷凍焼けとは?
冷凍している食品に含まれる水分が抜けて乾燥したり、油脂が酸化したりすることです。かなり味が落ちます。長期間冷凍したままにすると冷凍焼けが起こりやすいので、早めに食べたり、ジップロックに入れて空気を抜いてから冷凍庫内に保管したりするなど、対策しておくことをおすすめします。
3. 豚肉の「加工年月日」と「賞味期限」とは?
豚肉パック表面に貼ってあるシールには、日付が2種類書いてあると思います。おいしく豚肉を食べるうえで、「いつまでに調理すればよいのか」、日付の意味するところは気になるかと思います。それぞれについて簡単に説明します。
加工年月日
加工年月日とは、かたまり肉から加工してパックづめした日です。賞味期限かと思って一瞬ドキッとしますが、安心してください。まだ食べられますよ。
賞味期限
賞味期限とは、冷蔵庫で保存すればおいしく食べられる期限のことです。
とはいえ、冷蔵庫の開け閉めによる庫内の温度上昇や、スーパーから家までの間の常温にさらされていた時間の長さなどにより豚肉の鮮度は変わります。冷蔵庫の性能によって、冷蔵庫内の温度変化も異なります。ですので、賞味期限までに食べることは大前提ですが、なるべく早めに新鮮なうちに食べきる方がよいとは思います。
まとめ
以上、「料理の前段階での豚肉をおいしく食べるコツ」でした。スーパーに行くまえに頭に入れて、おいしい豚肉食べられるようにしましょう。
- 選び方:色味がよくドリップのないものを選ぶ・適切な部位を選択する
- 保存:ドリップを拭き、ラップで小分けにして冷蔵庫or冷凍庫へ
- 期限:なるべく早めに食べきる