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スーパーにずらりと並ぶ豚肉。ロース肉、バラ肉、こま切れ肉…。同じ豚肉なのにいろんな名前が付いていますよね。
なにが違うのか知らないままに、とりあえず安いのを買っていませんか?
この記事では、今さら人に聞けない豚肉の部位について、位置と特徴を解説します。各部位の特徴を把握して、それに適した料理に使えば、ごはんをよりおいしく作ることができます。
豚肉の部位の位置と、おおまかな情報として「やわらかさ」「脂肪の量」の度合いを図解します。 黒い星が多ければ「よりやわらかい」or「より脂肪が多い」という意味です。
肩ロースは、細かい脂肪が肉の間に広がってコクがあります。ロースよりはキメがやや荒く、ややかためです。 向いている料理:焼き豚、煮込み、生姜焼き、酢豚など 肩肉は、よく運動する部分のため脂肪が少なく、肩ロースよりもかたいです。しかし、旨味があるので、煮込み料理に適切な部位といえます。 向いている料理:シチュー、豚汁など
ロース肉は、きめが細かくてやわらかく、適度な脂肪がついています。また、風味がよいため、 豚肉の味をそのまま楽しむような料理に適切です。 向いている料理:とんかつ、しゃぶしゃぶ、ソテーなど
ヒレ肉は、豚1頭から2パーセント(約1キロ)程度しかとれない 高級部位で、お値段は高めです。豚肉の部位の中でもっともきめ細かくやわらかく、脂肪はほとんどついていません。フィレ肉ともヘレ肉(主に近畿地方での呼び方)ともいいます。 向いている料理:とんかつ、ソテーなど
バラ肉は、赤みと脂肪が層になって重なった構造をしており、「三枚肉」とも言います。きめは粗いですがやわらかく、 旨味が多いです。ちなみにベーコンはこの部位で作られます。 向いている料理:角煮、カレー、しゃぶしゃぶ、炒め物など
スペアリブは、骨つきのバラ肉のことです。骨つきで料理するためバラ肉よりも旨味が強いです。 向いている料理:オーブン焼き、バーベキュー、煮込み、揚げものなど もも肉は、肩肉と同様でよく運動する部位なので、脂肪は少なめです。きめが細かく、肉の色が濃くなっています。お尻の方に近いもも肉は「外もも肉」と呼ばれ、ややかたいため、ひき肉や薄切り肉として流通します。 向いている料理:ローストポークや炒め物などいろいろな料理に使えます ロース肉やバラ肉と比べて安価に売られているのが「こま切れ肉」や「切り落とし肉」ですね。どちらも炒め物や煮込みなど、幅広く使うことができます。
「こま切れ肉」とは、ロースやバラなどを整形するときに出る肉の切れ端です。どの部位にも分けられない部分を細かく切ったものなので、いろんな部位がまざっています。普通のかたまり肉・薄切り肉よりは安く売られています(お店によって違いがありますが…)。豚肉の各部位のやわらかさと脂肪
1. 肩ロース
2. 肩
3. ロース
4.ヒレ肉
5. 豚バラ肉
6. スペアリブ
7. もも肉
こま切れ肉とは?
切り落とし肉とは?
切り落とし肉も同様に、ロースやバラなどを整形するときに出る肉の切れ端です。
切り落とし肉は、「ある部位のかたまり肉を、薄切りにするときに出た切れ端を集めたもの」なので、同じ部位で揃っています。 運が良ければ高級豚をお買い得にゲットできるのが、この切り落とし肉なのです。
違い
- こま切れ肉=どの部位にも属さない肉を細かく切ったもの。いろんな部位が混ざる。
- 切り落とし肉 =1つの部位から出た肉の切れ端。同じ部位で揃っている。