レシピの「適宜」と「適量」の違いとは?それぞれの意味を解説

適量と適宜の意味の違い

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レシピ上で見かける「適宜」と「適量」。似たような言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。その違いについて解説します。

1.「適宜」と「適量」の共通の意味

どちらも、「自分の好みで加減した、ちょうどよい量」の意味です。味見しながら入れてね、ということです。

2.「適宜」と「適量」の違い

似たような意味ですが、「適宜」には「入れても入れなくてもよい」という意味が加わります

つまり、「七味を適宜入れる」の場合は「七味が好きなら、加減して入れてね。でも七味が嫌いだったら、入れなくてもいいよ」という意味で、「七味を適量入れる」の場合は「入れる量は好きにしていいけど、必ず入れてね」の意味になります。

重要
  • 適宜:好みの量で加減するが、別に入れなくてもよい
  • 適量:好みの量で加減してよいが、必ず入れる

3.「少々・ひとつまみ」との違い

「適宜・適量」は「少々・ひとつまみ」といった表現と、どのように違うのでしょうか。

どちらも具体的な量の指示がなく、料理初心者を困らせイラだたせる表現ですね。しかし、「少々・ひとつまみ」の量は、実は定義があります。以下のリンクで解説していますが、「少々」は指2本、「ひとつまみ」は指3本でつまんだ量です。

参考
「塩少々」は何グラム?「ひとつまみ」は何グラム?
「少々」と「ひとつまみ」については、こちらで詳しく解説しています。

これに対し、「適宜・適量」は完全に個人まかせです。「好みの量」の意味なので、味見をしながらその人の好きな量入れることになります。また、一般的に「適宜・適量」は「少々・ひとつまみ」よりも多い量となることが多いです。

まとめ
  • 「少々・ひとつまみ」は一応量の定義がある、「適宜・適量」は完全に個人まかせ
  • 「少々・ひとつまみ」よりも「適宜・適量」の方が量が多い

まとめ

「適宜」と「適量」
  • 共通の意味:自分の好みで加減した量
  • 違い:別に入れなくてもよいのが「適宜」、なんだかんだ必ず入れるのが「適量」
「適宜・適量」と「少々・ひとつまみ」
  • 「適宜・適量」は個人まかせの好みの量、「少々・ひとつまみ」は指2本/3本でつまんだ量
  • 量は「適宜・適量」>「少々・ひとつまみ」
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