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レシピに出てくる「塩少々」や「塩ひとつまみ」。似たような言葉なのに書き分けられています。
一体なにが違うのか、それぞれ具体的にどれくらいの量なのか、解説します。
1.「少々」の意味は?何グラム?
「少々」の意味
まずは「少々」の意味について説明します。
「ちょっとであれば適当でいいのかな」と思われがちですが、実はきちんと定義があります。親指と人差指の2本の先でつまむくらいというのが定義です。
「少々」は何g?
指2本でつまむのはわかったけど、小学生とゴリマッチョじゃあ絶対量ちがうだろ!具体的に何グラムだよ!?というのは当然の疑問ですね。
ですが残念ながら、調べてみるといろいろな表記があり、「小さじ約1/16」だったり、「小さじ約1/8」だったりします。いろいろ見た結果、約0.3g〜約0.6gほどのようです。
つまり、あくまで目安であり、自分の舌で確かめて量をある程度調節せよ、ということになります。
2.「ひとつまみ」の意味は?何グラム?
「ひとつまみ」の意味
「ひとつまみ」の定義は、親指、人差指、中指の3本の指先でつまむくらいの量です。「少々」は2本でしたね。つまり、少々よりもひとつまみの方が若干量は多くなります。
「ひとつまみ」は何g?
じゃあ結局何グラムなのかという、「少々」と同様の疑問が湧きますね。「ひとつまみ」も文献によっていろいろな表記があり、「小さじ約1/8」や「小さじ約1/5」とされていることが多いです。従って、約0.6g〜1gと言えます。
これもあくまで目安なので、指3本でつまみつつ、最終的には自分の舌を信じて調節することになります。
3.「適量」や「適宜」とはどう違う?
似たような曖昧な量を指す言葉として、「適量」や「適宜」があります。これについてはサルワカ内の以下のページで詳しく解説していますが、ざっくりいうと「適量」「適宜」は「明確な量の定義はなく、自分の好みの量」となります。
「適量」「適宜」よりも、「少々」「ひとつまみ」の方が、定義がしっかりしていると言えます。
4.まとめ
- 少々:親指と人差指の2本ででつまんだ量。約0.3g〜0.6g。
- ひとつまみ:親指、人差指、中指の3本でつまんだ量。約0.6g〜1g。
- あくまで目安なので、必要に応じて味見して調節する。