魚や肉を焼くとき、塩はいつ振ればよいのでしょうか。今回は、家庭で手早く焼くときの目安を解説します。魚や肉の種類、作る料理によっても変わるので、ひとつの決まりとしてではなく、使い分けの参考にしてくださいね。

1.魚を焼くときに塩を振るタイミングは?

魚に塩を振るタイミングは、味付けが目的なら「焼く直前」、臭みを和らげたいなら「焼く10分くらい前」が目安です。魚の種類や厚さ、作る料理に合わせて使い分けましょう。

1-1.魚に塩を振る理由とは

魚に塩

そもそも、なぜ焼く前に魚に塩を振るのでしょうか。主な目的は「生臭さを和らげること」と「味付け」です。塩を振って少し置くと水分が出てくるので、キッチンペーパーなどで拭き取ってから焼きます。図の10分は目安で、魚の種類や厚さによって調整してください。軽く塩味を足すことで、魚のおいしさを引き立てることもできます。

1-2.塩を振って放置するとデメリットがある?

魚に塩ふって放置のデメリット

少し置けば臭みを和らげられるなら、どんな魚でも同じようにすればよい、と思うかもしれません。ですが、塩の量や置く時間によっては水分が抜けすぎて、身が固く感じられることもあります。料理に合う加減にすることが大切です。

1-3.味付けが目的なら焼く直前でも

塩を振ってすぐに焼くのも、ひとつの方法です。臭みが気にならず、味付けをしたいときには、この方法が使いやすいでしょう。

「魚なら必ず10分置く」という決まりではありません。作る料理の手順や、魚の種類・厚さに合わせて調整しましょう。

ここでは、すぐ焼く方法と、少し置いて水分を拭き取る方法を紹介しています。レシピで塩の量や待ち時間が指定されているときは、その手順を参考にしてくださいね。

1-4.臭みが気になるときは少し置く方法も

イワシやサバ、サンマなどで臭みが気になるときは、塩を振って10分ほど置き、出てきた水分を拭き取る方法があります。待つ間は冷蔵庫に入れてください。割引シールや「解凍」の表示だけで、鮮度が悪いとは判断できません。また、塩で臭みを和らげても安全性が戻るわけではありません。傷みが疑われる魚は使わないでください。魚にできたヒスタミンは、加熱でも取り除けません。

1-5.魚の場合の結論

魚に塩を振る時間は、味付けか、臭みを和らげたいかで使い分けられます。10分という時間も目安として考えてください。

2.肉を焼くときに塩を振るタイミングは?

焼く直前に肉へ塩を振る方法の例

魚では、少し前に塩を振る方法も紹介しました。肉の場合はどうでしょうか。手早く焼くなら、焼く直前に塩を振る方法が使いやすいです。ただし、これが唯一の方法ではありません。

2-1.肉に塩を振る理由とは

肉に塩を振るのは下味のため

ここで肉に塩を振る主な目的は、下味をつけることです。コショウも一緒に振ることがありますが、香りや仕上がりの好みに合わせ、料理の手順に従って使いましょう。

2-2.焼く直前に振る方法と、前もってなじませる方法

塩を振ると肉から水分が出ますが、時間を置くと必ず固くパサつく、というわけではありません。たとえば鶏肉には、冷蔵庫で前もって塩をなじませ、調理中の水分の減少を抑える方法もあります。塩の量や置く時間で仕上がりが変わるので、作る料理の手順に合わせましょう。

2-3.肉の塩の振り方

肉の塩コショウの仕方

焼く直前に味付けする方法の一例を紹介します。まず片面に塩コショウを振り、その面を下にしてフライパンに入れます。裏返す前に、上になっている面にも塩コショウを振ります。このようにすれば、それぞれの面を焼く直前に味付けできます。

なお、振るときには高い位置(肉から30cmくらい)のところから振ってください。そうすることで、全体にまんべんなく、均一に振ることができます。

2-4.肉の場合の結論

肉を手早く焼くときは、焼く直前に塩を振る方法が使いやすいです。前もって塩をなじませる料理もあるので、いつも直前が正解というわけではありません。

3.まとめ

魚や肉に塩を振るタイミングの目安を解説しました。目的や料理に合わせて使い分けると、仕上がりも変わります。ぜひ意識して料理してみてくださいね。

参考

参考本決定版 料理の基本と常識|世界文化社料理の基本中の基本のことがわかりやすく書いてあります。