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簡単なようで、実は奥が深い味噌汁。おいしく作りたいけど、ダシをとるのは面倒臭い…そんなときに役立つ、味噌汁をおいしく作るための5つのポイントを解説します。
味噌汁の作り方のレシピは記事の後半で紹介します。 レシピへスキップ
美味しい味噌汁の作り方5つのポイント
いろいろな具材の味噌汁がありますが、どんな味噌汁にも共通する、美味しく作るための5つのポイントを解説します。
1) うま味が出る具のときはダシは不要、アクをとる
豚汁やあさりなどの味噌汁は、肉や貝からうま味が出ます。そのため、ダシを入れる必要はありません。そのかわり、アクが出るので丁寧に取り除きましょう。
2) 味噌汁1杯につき、味噌は約大さじ1
味噌の種類や、減塩か否か、または好みで多少違いますが、味噌の分量は150ml(お椀1杯)につき、約大さじ1でOKです。
入れすぎは塩分の摂りすぎのもとになってしまいます。ダシや具材を工夫すれば、味噌を入れすぎなくても十分満足できる味になります。
3) 火を通す具材は味噌の前、温めるだけでOKなものは味噌の後
味噌を入れたあとは、煮込むようなことはしません。なので、お芋やお肉、たまねぎなどの火を通す必要のある具材は味噌を入れる前に、ダシ汁で煮ます。
反対に、わかめや豆腐など温めるだけでOKな具材は、味噌を溶き入れた後に入れるとほどよい状態で食べられます。
4) 味噌を鍋で直接溶かない
味噌を溶くときには、味噌をすくった大さじを直接鍋につっこんで箸で溶く…のではなく、熱いダシ汁を器にとって、その器の中で味噌を溶ききってから、鍋に戻しましょう。
こうすると味噌が溶け残って味にムラが出るのを防ぐことができます。網のお玉(こし網)で溶いてもよいですが、持っていない方も多いのではないでしょうか(洗い物も増えるし)。味噌汁を飲む器で味噌を溶けば、無駄な洗い物も出ません。
5) 絶対に沸騰させない
味噌汁を沸騰させると、味噌のうま味や香りが飛んでしまいます。なので、味噌を入れる前に一度火を止め、鍋を落ち着かせます。
その間に別の器で味噌を溶き、それを鍋に入れたら再度火をつけます。煮立ちかけたら(ふつふつしたら)すぐに火を止めて、器によそいます。これで完成です。
美味しい味噌汁の作り方まとめ
- ダシ汁で火を通すべき具材を煮る。アクをとる。具材によってダシは不要
- 一度火を止め、ダシ汁(煮汁)を別の器にとって、その中で味噌を大さじ1×人数分溶く。
- 溶いた味噌を鍋に戻し、火をつけて温め、煮立つ直前に止める。沸騰させちゃダメ
よりおいしく作るひと手間
5つのコツを押さえれば十分おいしいお味噌汁がつくれますが、以下のポイントも押さえるとよりおいしく作ることができます。
豆腐は手でちぎって入れる
豆腐をお味噌汁に入れる場合は、包丁で切るのではなく手でちぎって入れましょう。表面積が増え、お味噌汁と豆腐が馴染みやすくなります。
2. 基本の美味しい味噌汁レシピ
以上のポイントを踏まえて、簡単に作れる基本的な味噌汁のレシピを紹介します。
大根と油揚げの味噌汁
食べると、ほっと落ち着くような味噌汁です。野菜も入っているので健康的です。
材料
- 大根・・・50g
- 油あげ・・・1/2枚
- 水・・・300cc
- 顆粒だしの素・・・小さじ1
- 味噌・・・大さじ2弱
- 刻んだ長ネギ・・・適量
作り方
- 鍋に水を入れ、強火にかける。
- 大根を好みの形に切る。(電子レンジで加熱しておくと、火の通りが早いのでおすすめ)
- 油抜きした油あげを適当な幅に切る。
- 1が沸騰したら中火に戻し、顆粒だしの素小さじ1と、大根と油あげを入れて煮立て、アクをすくいながら大根に火が通るまで煮る。
- 大根に火が通ったら一度火を止め、 ダシ汁を別の器にとって、その中で味噌を溶く。
- 溶いた味噌を鍋に戻して再び火をつけ、煮立つ直前に止める。
- 器によそったら刻んだ長ネギを散らして完成。
もっと簡単な味噌汁なら…
さらに簡単な即席味噌汁の作り方はこちらで解説しています。力尽きているときに是非作ってみてください。