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Amazon(アマゾン)の配送料の決まり方って少し複雑なんですよね。この記事では配送料についての疑問に一挙にお答えしていきます。
注文金額が基準以下でも配送料を無料にする方法は、この記事の後半で解説しています。
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1. Amazonの送料は条件によって変わる
Amazonで取り扱われている商品は大きく2つに分けられます。
- Amazon自身が販売・配送する商品
- 一般の出品者が販売・配送する商品=マーケットプレイスと呼ばれます
面倒なことに、この2つで配送料が異なるのです…。とはいえ、基本的に①のAmazonが販売する商品を買うことが多いのではないかと思います。
2. Amazonから配送される商品の場合
商品ページの購入ボタンに近くにある「出荷元」「配送元」がともに「Amazon.co.jp」の場合、Amazonから直接配送されてきます。
このとき、配送料は次のようになります(2024年3月29日以降)。
※2024年3月29日より前までは、2000円が基準でしたが変更になりました。
無料の条件=注文金額が3,500円以上
Amazonの販売商品の注文金額が、小計3,500円以上であれば、配送料は無料になります(2024年3月29日以降)。
たとえば2000円の商品を2つまとめて注文すれば、計4000円になるので、2つとも配送料は無料になります。ただし、以下の点に注意しましょう。
商品だけで2000円以上にならないとダメ!
商品金額だけで合計3500円以上にする必要があります。ギフトラッピング代は計算に含まれません。また、「代引き」や「お急ぎ便」、「お届け日時指定便」などの手数料も、含まれません。
Amazonから配送される商品のみでの計算となる
のちほど説明しますが、Amazonから直接配送されない「マーケットプレイスの商品」はこの2000円の計算に含まれません。
Amazonの商品を2500円分買って、マーケットプレイスの商品を1000円分買っても、配送料は無料になりません・・・。
お急ぎ便や日時指定を使うと手数料がかかる
上で説明したのは、通常配送の場合の料金です。日時指定などをするときには、配送料が異なります。複雑なので、パターン別に配送料(税込)をまとめます。まず、Amazon商品の注文金額が3500円未満の場合です。
小計3500円未満
- 通常配達:410円
- お急ぎ便:510円
- 日時指定:500円
- 当日お急ぎ便:610円
- 北海道・九州・沖縄だとさらに+40円かかります
3500円未満の場合、お急ぎ便を使っても+100円しか送料は上がりません。
次に小計3500円以上の場合です。
小計3500円以上
- 通常配達:0円
- お急ぎ便:510円
- 日時指定:510円
- 当日指定:610円
- 北海道・九州・沖縄だとさらに+40円かかったり、お急ぎ便が利用できないことがあります
せっかく3500円をこえても、お急ぎ便や日時指定にすると510円かかってしまうということですね。
3. マーケットプレイス商品の場合
マーケットプレイスの商品だと、上で説明した配送料とは異なります。(ただし、「Amazonプライム配送特典」の対象商品の配送料はAmazon.co.jp が販売、発送する商品と同じです)
マーケットプレイスとはAmazonからではなく、一般の出品者や店舗が販売・配送する仕組みのことです。
マーケットプレイスについては下の記事で詳しく解説しています。
購入ボタン近くの「出荷元」「販売元」が「Amazon.co.jp」以外なら、マーケットプレイス商品です。
マーケットプレイス商品の配送料は商品カテゴリーにより異なり、一般の店舗が出品者の場合は次のようになります(どれも国内の場合です)。
マーケットプレイスの配送料
- 本:262円
- CD・レコード:356円
- ビデオ:398円
- DVD・PCソフト・TVゲーム:356円
- おもちゃ&ホビー、ベビー&マタニティ:524円
- これ以外のカテゴリーだと重量や個数・出品者により異なる
まとめ買いでも1品ごとに配送料がかかる!
マーケットプレイスの商品の場合、同じ出品者から複数のものを購入したとしても、1品ごとに配送料がかかることがあります。
例えば、「送料350円、商品1点ごと100円」と設定している出品者「サルワカくん」からCDを2枚買ったときには、350+100✕2で550円の配送料がかかります。
出品者により配送料が異なる商品
ここがものすごく分かりづらいのですが「本・CD・レコード・ビデオ・DVD・ソフト・おもちゃ・マタニティベビー」以外の商品だと、出品者により配送料が異なります。出品者が配送料を自由に決めることができるのです。面倒ですが、以下の方法で配送料をチェックしましょう。
マーケットプレイスの配送料はどこで確認できる?
その1:商品ページ
商品ページで、金額の下あたりに表示されます。
その2:注文確定の直前ページ
注文確定するページでも、配送料を確認できます。配送先の住所も考慮したうえでの金額なので、これがいちばん確実な数字です。
「関東への配送料無料」って?
ちなみに、よく「関東への配送料無料」という表示を見かけます。見ての通りなのですが、関東以外でも送料が無料の場合がよくあります。
つまり、中部地方や東北地方でも配送料が無料のことがあるのです。チェックするには、上で紹介したように「レジに進み注文確定の直前のページを見る」必要があります。面倒ですね…!
4. マーケットプレイスとAmazonの商品を合わせて買う場合
いくつか例を見ていくのが分かりやすいかと思います。
【例1】次の2つを買う場合(1) Amazonが配送する1900円の本(2) マーケットプレイスの300円の中古本
配送料:410円+262円
Amazonの通常配送料410円と、マーケットプレイスの本の配送料262円で合計672円の配送料がかかります。
【例2】次の2つを買う場合(1) Amazonが配送する3500円の本(2) マーケットプレイスの1円の中古本
配送料:0円+262円
Amazonの商品は3500円以上なので配送料は無料、マーケットプレイスの本の配送料262円がかかります。
【例3】次の3つを買う場合(1) Amazonが配送する1500円の本(2) マーケットプレイスの1000円の中古本(3) マーケットプレイスの1円の中古本
配送料:410円+262円+262円
Amazonの商品の小計が3500円未満なので通常配送料が410円かかります。さらにマーケットプレイスの商品は1点ごとに配送料がかかります。
5. 配送料を無料にするには?
3500円未満の送料を無料にする方法は、Amazonプライム会員になることです。
年会費が5900円かかりますが、Amazonから配送される商品は全て送料無料になります。
通常の配送だけでなく「お急ぎ便」や「日時指定」を何回使っても送料は無料です。ただし、マーケットプレイスの商品(プライム配送特典対象のものは除く)の配送料はプライム会員でも変わりません。中古本の配送料は262円のままです。
なお、プライム会員の特典は「配送料が無料」になるだけでなく、「プライムビデオ」と呼ばれるサービスで映画が見放題になったり、「プライムミュージック」と呼ばれるサービスで音楽が聴き放題になります。詳しくはこちらの記事で解説しました。
何かと分かりづらい料金体系ですね…。また送料の値上げなどの変更があったら、修正を加えます。