今回はWi-Fiルーターを自宅やオフィスに設置するときの「注意点」と「場所の決め方のコツ」をまとめていきます。
オフィス、戸建住宅、マンション・アパート…、どこに設置する場合にも参考になるはずです。
Wi-Fiルーターの設置場所 7つのポイント
1.他の家電製品から離す
電波を発する家電製品とは離しておくようにしましょう。また、意外にもWi-Fiルーターと相性が悪いのが「電子レンジ」です。
電子レンジ内の電磁波の周波数は、Wi-Fiの周波数帯域と重なることがあります。つまり、電波同士がケンカ(干渉)してしまい、通信速度が遅くなってしまう場合があります。
2.床に直置きしない
床に直接Wi-Fiルーターを置くと、床に電波が反射して広がりにくくなる場合があります。
3.理想は高さ1〜2mの位置に置くこと
できれば、高い位置にWi-Fiルーター設置しましょう。ただし、うっかり落ちて壊れることのないように固定しておくのが良いですね。
とある検証記事では、Wi-Fiルーターの設置位置の高さにより最大30倍以上の差が出たそうです。
・ルーター近くで通信するなら高さ100cmが安定
・ルーターから遠い部屋では高さ150cmが速い
・最大30倍はココ!階数違いは200cmが断トツ
360.life
4.水槽の近くに置かない
意外と近くに置いてはいけないものが「水槽」です。Wi-Fiの電波は、水中を通り抜けていくのが難しいのです。
5.まわりに物があるところに置かない
周囲が囲まれたラックや棚の中に置くと、電波が遮られてしまい、広がりにくくなってしまいます。
また、他のモノと近づけすぎると、Wi-Fiルーターの熱が逃げにくくなる可能性もあります。熱がこもることは、速度低下の原因になり得ます。できるだけ周りにものを置かないようにしましょう。
6.布やカバーを被せない
(これは設置場所ではないですが)Wi-Fiルーターに布やカバーはかけないようにしましょう。熱がこもりやすくなります。
7.部屋の角に置かない
電波はWi-Fiルーターを中心として、周囲に広がっていきます。そのため、部屋の角に置くと、完全には電波の広がりを活かせないわけですね。
とくにコンクリートやレンガの壁をWi-Fiの電波はスルッと通り抜けていくことができません。
理想的なのは、周囲に広がりやすいように部屋の中心に置くことです。
とはいえ、部屋の中心に置くというのはなかなか難しいですよね。というわけで、部屋の4つ角だけでも避けると良いでしょう。
8.金属や鏡の近くに置かない
金属や鏡の近くにWi-Fiルーターを置くと、電波が反射してしまいます。
キッチンやバスルーム、洗面台のあたりは避けるのが良いですね。もちろん、Wi-Fiルーターに水がうっかりかかってしまい兼ねない場所は避けた方がいいですね。
ひとまずは色々な位置に置いてみて、どこが一番使いやすいかを試してみると良いかもしれませんね。また、家が広くて、繋がりにくい部屋がある場合には、中継器を設置してみるのも1つの手です。コンセントに挿すだけで、Wi-Fiが届く範囲が広くなります。