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無料デザインツールのCanvaでは、無料で簡単に写真を編集・加工することができます。スマホやパソコンの標準的な編集機能よりもいろんな加工が可能で、パソコンならアプリをダウンロードする必要もありません。
1.Canvaに無料で会員登録
Canvaを使用するには、無料の会員登録が必要です(パソコンならアプリのダウンロードは不要)。まだ登録していない場合は、下のボタンから無料登録してください。
なお、こちらの記事で登録方法を解説しています。
なお、Canvaには有料プランも存在します。
有料プランのほうが、デザインに使用できるテンプレートや素材の数が豊富だったり、使える機能が多かったりします。
2.簡易な画像加工ならその場で可能
登録が済んだら(あるいは登録済の方は)、まずはCanvaのホーム画面を開いてください。
ここから、編集したい画像をCanvaで開きます。画像をどの程度 加工したいかによって、編集方法が2パターンあります。
- 明るさ等の調節やフィルター、簡単な背景除去程度でOK
- 文字入れしたり写真の一部をぼかしたり、絵画風に加工したりなど、Canvaの機能をフルに使いたい
①のように簡単な加工なら、Canvaの正式な編集画面を開くことなく、その場でさくっと加工&ダウンロードできます。
②のようにがっつり画像編集したいなら、編集画面で画像を開いて加工していくことになります。
実際の画面で、それぞれの方法を解説します。
画像をその場で開いて簡単に加工
簡易な加工でOKなときの画像編集方法です。以下の加工が可能です。
- フィルターをかける
- ワンクリックの背景削除
- 明るさ等の調節
- 長方形・正方形での切り抜き
よければなにか写真を用意して、Canvaを開いていっしょに操作してみてくださいね。
Canvaホーム画面の右上の「デザインを作成」をクリックします。
開いたメニューの下の方にある「写真を編集」をクリックします。
パソコンのフォルダが開くので、編集したい画像を選択し、「開く」をクリックします。
するとこのような画面が開き、左側のメニューを使用してこの場で画像編集できます。
例えばフィルターなら、かけたいフィルターをクリックすればOKです。つまみを左右にドラッグすれば、フィルターのかかり具合も調節できます。
ワンクリックでの自動背景削除は、こちらをクリックします。
なお、できるのは自動背景削除のみです。このように残ってしまった部分を手動で消す場合は、編集画面で画像を開いて加工する必要があります(方法は後述)。
明るさの調節等は、こちらから可能です。つまみを左右にドラッグして、程度を調節できます。数値を直に入力することも可能です。
画像の切り抜きはこちらから。指定したサイズ比での切り抜きが可能です。画像の四隅をドラッグすれば、自由なサイズで切り抜きできます。
画像編集が終わったら、右上の「保存」ボタンをクリックします。
ダウンロードするか、コピーとして保存するか選択できます。
なお、画像がCanva上にいつ保存されるのかというと、「写真を編集」で画像を開いた時点です。まったく加工せずにそのまま画像を閉じたとしても、写真はCanva上に保存されます。
うっかりCanvaの画像フォルダがぐちゃぐちゃにならないよう、注意しましょう。
画像の保存先はどこ?
開いた写真は、ホーム画面の左メニューの「プロジェクト」内にある「画像」のタブ内に保存されます。
「コピーを保存」した場合は、加工前の画像と加工後の画像が並んで保存されます。
保存せずダウンロードのみした場合は?
ちなみに、画像加工後、ダウンロードのみ行い、バツを押して閉じる場合は…
このようなメニューが開きます。「破棄」をクリックすると、加工後のデータは保存されないです。
ただし、加工後に破棄したとしても、加工前の元の写真データはCanva上に保存されます。写真フォルダがカオスになる原因なので、注意しましょう。
以上が簡易な加工のみでOKのときの、画像編集の方法でした。ここからはCanvaの機能をフルに使って画像編集したいときの方法を解説します。
3.写真を本格的に編集・加工する(基本)
写真をCanvaで開く
画像の開き方は先程と同じです。ホーム画面右上の「デザインを作成」をクリックし、開いたメニューの下の方にある「写真を編集」をクリックします。
加工したい写真を選んで開いたら、上の「デザインに使用する」をクリックします。
すると、Canvaの編集画面で画像を開いた状態になります。ここからさまざまな画像編集機能を使えます。
ちなみに、Canvaにアップロードした画像は、編集画面左のメニューの「アップロード」からもアクセスできます。
先程の簡易な加工での背景削除では消えなかった指も、編集画面で開けば手動での削除が可能です。
画像の背景削除については、下の記事で詳しく解説しています。
注意点
画像を「デザインに使用する」で新規作成されたデザインは、デザインのサイズ=画像のサイズになります。
写真を縮小するとわかりやすいですが、デザインのサイズ(図の赤枠)は元の写真のサイズです。
ちなみに、有料ですが「マジックリサイズ」という機能を使うと、ワンクリックでデザインのベースのサイズを変更できます。
下の記事で詳しく解説しているので、興味があればご覧ください。
画像編集メニューの開き方
まず、加工したい画像をクリックすると、上にメニューバーが表示されます。
この中の「画像を編集」をクリックしましょう。すると左側に画像編集のメニューが開きます。
基本的に折りたたまれているので、各項目を詳しく見たければ、「すべて表示」をクリックしましょう。
明るさなどを調整する
明るさなどの調節は、「簡易な画像加工ならその場で可能」で説明した機能と同様です。
ただし、追加で「フィルターコード」の機能が使えます。
明るさ等調整した後、下の方にある「フィルターコード」をコピペすれば他の写真に同様のフィルターをかけることができます。
文字やイラストなどを追加する
写真の上に直接、文字やイラストなどの素材を追加することもできます。
Canvaの編集画面左のメニューの中から、「テキスト」をクリックします。表示された「見出しを追加」をクリックすると、デザイン上にテキストが表示されます。
このようにテキストが表示されます。クリックして文章を編集できます。
テキストが選択された状態(クリックして青枠で囲まれた状態)であれば、上にテキストの編集メニューが表示されます。ここからフォントの種類を変更したり、サイズや色を変えたり、その他さまざまな編集ができます。
なお、Canvaにもショートカットキーがあります。キーボードの「T」を押すと、テキストを追加することができます。
イラストなどの素材を使う
イラストなどの素材を使用したければ、編集画面左のメニューの「素材」をクリックしましょう。
上の検索ボックスに探したいイラスト名を入れれば検索できます。使用したいイラストをクリックすれば、デザイン上に表示されます。
ちなみに、Canvaにはスラッシュマジックというショートカットメニューの機能があり、キーボードの「/」を押すと表示されます。この中の「グラフィック」からもイラストを検索・追加できます。
「グラフィック」をクリックして表示される画面で、検索バーにイラスト名を入力すれば、イラストが表示されます。使いたいものをクリックすればOKです。
描画機能で手描きする
編集画面左のメニューバーの一番下にある「もっと見る」をクリックすると、いろいろな機能のメニューが表示されます。その中に「描画機能」があり、これを使用すると手描きで任意の線を描くことができます。
このような感じで、自由に描画できます。ペンやマーカーなど種類もいくつかあり、サイズや透明度も変更できます。タブレットのほうが使い勝手が良さそうですが、パソコンでもワンポイントなどに使えそうです。
その他の便利な写真・画像加工機能
ここまでの編集は、基本的な編集機能であり、(機種にもよりますが)スマホやパソコンでも標準的に搭載された機能でも行えるような画像加工がほとんどです。
しかし、Canvaはこれだけではありません。便利で面白い画像加工機能が、もっとたくさんあります。
わんちゃんだけ切り抜いて、影をつけたり…
たとえば写真をこんなふうに、リビングの一角に飾ったかのようにはめ込んだり…
Tシャツのデザインにはめ込んでみたり…
いいカメラで撮った風に、背景をぼかしてみたり…
手描き風に加工したり…といろいろできます。
下の記事でおすすめ画像加工機能を紹介しているので、よければご覧くださいね。