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写真から目的のモノを切り抜きたい、そんなときはCanvaの「背景リムーバ」がおすすめです。なんとワンクリックでかなりの精度で切り抜きできて、細部の調節も可能!
この記事ではその使い方を解説します。
1.ワンクリックで自動で切り抜いた結果
Canvaの「背景リムーバ」は、ワンクリックで自動で切り抜きできます。まずはその精度をみてみましょう。
かなりすごいですね。指定していないのに「猫」を切り抜いてくれています。背景のノイズも一切ありません。
しかもモフモフ感(頬横)や耳の付け根のくせ毛?や、わかりづらいですがなんとヒゲまでも切り抜けているのです…!
繰り返しますが、「ワンクリック」です。何の設定もしていません。本当にすごい…!
なお、不自然になってしまった部分などは、手動で簡単に足したり消したりできます。(後ほど解説します)
ちなみに、下の記事では、実際に有料プランを使っているサルワカの中の人の感想やおすすめ機能を紹介しています。
2.切り抜き加工(背景透過)の使い方
切り抜き方法を解説します。今回は我が家の猫の写真を切り抜いてみます。
1.ワンクリックで背景透過してみる
まずは、背景を消去したい写真をCanvaで開きます。
Canvaのトップページで右上の「デザインを作成」をクリックし、「写真を編集」をクリックします。
背景透過加工したい写真を選択し、「開く」をクリックします。
写真が開けました。これは写真編集専用の簡易な編集画面です。このまま背景透過の加工も可能です。
左側の「背景を削除」をクリックします。
背景が削除され、背景透過された画像になりました。もうこれで完了です。
あとは右上の保存→ダウンロードをクリックすればOKです。
パソコンのダウンロードフォルダに、背景透過された画像が保存されました。
ただ、元写真で境界が不明瞭だったこの部分の切り抜きがイマイチです。これを手動で少し修正したいと思います。
ただし、画像編集専用の簡易な編集画面では、手動での修正はできません。Canvaの正式な編集画面で写真を開く必要があります。
方法は簡単で、先程の簡易な編集画面で、右上の「デザインに使用」をクリックするだけです。
Canvaの編集画面で、背景透過したい写真を開くことができました。
2.正式なCanvaの編集画面で背景削除
先程の画像専用の編集画面ではメニューに最初から「背景削除」がありましたが、正式な編集画面では場所が少し違います。
まずは、切り抜く画像が選択されていないといけません。未選択だと、上のメニューがこのようになります。もしこうであれば写真をクリックして選択しましょう。
写真が選択されていれば、このようなメニューが表示されます。(なお、「画像を編集」の右隣の「切り抜き」は、直線的な切り取りであって、背景削除とは別物です)
「画像を編集」をクリックすると、左にメニューが開きます。ここにある「背景リムーバ」をクリックしましょう。
すると自動で切り抜き加工が始まります。(処理に時間がかかることがあります)
猫が切り抜かれ、背景が透過されました。ワンクリックでほぼ完璧ですね。
続いて、先程も気になった、この部分を手動で直していきます。
3.手動で切り抜きを修正しよう
手動では、消去された部分を復活させる「復元」と、切り抜かれて残っている部分をさらに消去(透過)する「削除」のブラシを使用します。
クリックしたままマウスを動かすだけなので、ペンツールや消しゴムツールのように使用でき、操作はとても簡単です。
左側に表示されている「ブラシを選択」で、まずは消しすぎた部分を「復元」してから、不要な部分を「削除」します。
「復元」をクリックすると、デザインの背景が網掛け(=透明の部分)になり、デザイン上でマウスがブラシ(◯)になります。
どこまでが猫本体かわかりづらい場合は、左側の「元の画像を表示」のチェックボックスをクリックすると、消去された背景がうっすら表示されます。
細かい調節をしたいときは、ブラシサイズをいじりましょう。
左側の「ブラシサイズ」のつまみをクリックして左右に移動させると、大きさを調節できます。「10」だとこれくらい小さくなり…
最大値の「100」だとこれくらい大きくなります。作業にあわせて調節しましょう。
細かい作業をするときは、デザインの拡大縮小も便利です。右下のつまみを左右に動かして調節できます。
実際の作業に戻ります。修正したい箇所を拡大して「復元」のブラシサイズを小さくします。復活させたい猫の足のあたりを、クリックしたままマウスを動かしてブラシでこすり、表示させました。
復活させすぎたところを「削除」のブラシでこすって消して、いいかんじにできたら左上の「完了」をクリックします。
デザイン背景の網掛け表示が消えている=背景リムーバのモードが終了している、という状態です。無事、猫の切り抜き加工ができて背景を消せました。
4.切り抜き画像をダウンロードしよう
切り抜いた画像をダウンロードして保存すれば、Canva以外でも画像を使用できます。
右上の「共有」をクリックしてメニューを開き、ダウンロードをクリックします。
「透過背景」に必ずチェックを入れてから、「ダウンロード」をクリックしましょう。
「透過背景」をチェックし忘れると、デザインの背景の白い部分が「白い画像部分」としてダウンロードされてしまい、「切り抜かれた猫単体」ではなく「白い背景+猫」の画像となってしまいます。
これで背景が透過された猫の画像に加工できました。
この切り抜いた猫画像は他のデザインソフトやWord、PowerPointなどにも貼り付けられますし、Canvaに再度アップロードして「切り抜いた猫画像」としてデザインに使用することもできます。
3.Canvaの背景リムーバではできないこと
とても便利なCanvaの背景リムーバですが、現時点の機能ではできないこともあります。
それは、「境界の明瞭具合の調節 」です。モフモフしたものを切り抜くときに注意したいポイントです。
自動で切り抜いたときは問題ないのですが、手動で修正した左側は境界がパリッと明確になってしまい、モフモフ具合が足りません…。
このように、切り抜き境界をぼやけさせたりすることはできません。モフモフなものを自動で切り抜いたあとに修正するときは、注意しましょう。
まとめ
- Canva Pro(有料プラン)ではワンクリックで背景透過の切り抜き加工ができる
- 自動でもめちゃくちゃ優秀(モフモフ感も残る)
- 手動で復元&削除できるので、微調整もかんたん
- 背景透過画像としてダウンロード可能
繰り返しになりますが、この便利な背景リムーバは有料プランのみの機能です。(背景透過でのダウンロードも)
下のボタンから45日間無料で試せますので、ぜひ登録してワンクリックで気持ちよく切り抜いてみてくださいね。
以上、画像切り抜き&背景透過の方法を解説しました。他のCanvaのおすすめ記事を置いておくので、ぜひ読んでみてください。