記事内に商品プロモーションが含まれる場合があります
この記事はサルワカ管理人の運営メモです。どのウェブサイトにも当てはまるとは限らないことにご注意ください。
もともと1記事だったものを2つの記事に分割する
サルワカでは以前Photoshopの「ブラシの使い方」についての記事を書きました。
公開時には「ブラシ素材のインストール方法」まで1つの記事にまとめて載せていたのですが、後からこの部分だけ抜き出して別記事にしました。
分割した理由
「ブラシ素材のインストール方法」だけを求めて検索する方が多そうだったからです。
現状のSEOでは、タイトルにキーワードが入っていることは重要です。それにブラシ素材のインストール方法を知りたくて検索したユーザーにとっては「どこかに素材のインストール方法が書かれているであろうブラシの使い方」の記事よりも、「ブラシ素材のインストール方法」だけが書かれた記事の方が、明らかに求めている情報に素早くアクセスできます。というわけでユーザビリティを高めるためにその部分だけ抽出して別記事にしました。元の記事からは、抽出部分をごっそりと削除して、新記事へのリンクだけを貼りました。
SEOに悪影響を与えるのか
懸念していたのは、後から記事を分割するとSEOに悪影響を与えるのではないかということです。もともとAという記事に入ってた内容をそのまま抜き出してBにするわけなので、検索エンジンに重複コンテンツとみなされる可能性があります(重複コンテンツとみなされると評価が分散されてしまいます)。このことについては、日本語・英語両方でググってみましたが、参考になりそうな記事は見当たりませんでした。
結果
少し時間がかかりましたが、両記事とも問題なくインデックスされました。元記事(ブラシの使い方)の検索順位は保ったまま、新記事(ブラシ素材のインストール方法)で新しいキーワードでインデックスされるようになりました。
どのようなときに記事を分けるべきか
個人的な意見ですが、判断基準は2つあるのではないかと思います。
1つめに、ユーザーが求めている情報により簡単にアクセスできるようになるかということです。例えば「1つの記事にA、B、C、D、Eとたくさんの情報が盛り込まれているものの、Cの情報だけを知りたいユーザーが多数いる」場合には、Cを別記事に分けるのは有効だと思います。記事の文字数が多く「Cの情報が埋もれてしまっている」ような場合にはなおさらです。
2つ目は、テーマが異なっているかどうかということです。今回のケースでは、2つの記事で明らかにテーマが異なっていました。分割された記事がどちらも似たテーマの場合には重複コンテンツとみなされて、新規は上位に上がらず、元記事は検索順位が落ちてしまう、なんていうこともあり得そうです。
分割後にすべきこと
公開後には以下の2つのことをしておきましょう。
1. お互いの記事へのリンクを貼る
もともと同一記事だったのであれば、関連性はそれなりに高いはずです。それぞれの記事の中に、もう一方の記事へのリンクを貼っておくと良いですね。できるだけコンテンツの流れの中で自然な形でリンクをしましょう。
2. Search Consoleで両記事のクロールを依頼
元記事と新記事に対して、Googleさんにいち早くチェックしてもらいましょう。というわけでSearch Consoleのサイドバーの[クロール][URL検査]を開きます。ここにURLを入れて送信すればGoogleさんが見回りに(クロールしに)きてくれます。
また新しい情報が入れば更新します。