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電子レンジを上手く使えば、簡単に焼き芋を作ることができます。とはいえ、ただラップで包んで加熱しただけでは、ぼそぼそとした全く美味しくない焼き芋になってしまいます。
そこで、電子レンジで焼き芋を作ってもしっとりホクホクに美味しく仕上げるコツをご紹介します。
電子レンジ焼き芋に必要なもの
キッチンペーパー
さつまいもを包んで濡らします。
新聞紙
キッチンペーパー同様、さつまいもを包んで濡らします。
お皿
電子レンジでチンするときに、さつまいもをのせます。
竹串orつまようじ
焼き芋の火の通り具合をチェックするのに使います。
電子レンジ
強と弱のモードがあるもの。
さつまいも
なんでも大丈夫です。ふくらはぎくらい太くても、加熱時間を長くすればちゃんと焼き芋にできます。
電子レンジ焼き芋の作り方
手順1:キッチンペーパーでさつまいもを包む
キッチンペーパーでさつまいもを二重に包みます。
手順2:水で濡らす
キッチンペーパーで包んだ上から水をかけ、びしょびしょに濡らします。
手順3:さらに新聞紙で包む
手順2の上から、さらに新聞紙で二重〜三重になるように包みます。
手順4:水が滴るくらい濡らす
新聞紙の上から、また水で濡らします。水がぽたぽた滴り落ちるくらい、びしょびしょにしてください。
手順5:お皿の上に置いて電子レンジへ
耐熱のお皿に置いて、電子レンジ庫内へ。電子レンジ庫内に直に置いてもOKですが、電子レンジのプレートが汚れるのがいやなので、僕はお皿にのせています。
手順6:強(500W)で5分加熱
まずは5分、強(500W)で加熱します。
手順7:弱(200W)で15〜20分加熱
次に、 弱(200W)にして15分〜20分程度加熱します。細い小さいさつまいもなら15分、太めのものなら20分以上、チンします。
出来上がり!
電子レンジでしっとりほくほくの焼き芋が完成しました。
加熱時間を調整しよう
火が通ったかどうかは、新聞紙(貫通しにくい)をめくって、キッチンペーパー(貫通する)の上から竹串かつまようじを刺してみてください。
キッチンペーパーを貫通したあと、さつまいもに竹串がすっと通ればOKです。通りづらい場合はもう少し加熱が必要なので、めくっていた新聞紙を元に戻し(戻しづらいと思うので、なんとなく隙間を閉じればOK)、再度電子レンジの弱(200W)で5分ずつ追加加熱してください。
【参考】裏ワザを解説
なぜ濡らしたペーパーで包むのか
デンプンを多く含むいも類は、熱と水分を与えることでふっくらします。そのため、ただラップをしただけでは水分を与えることができないので、パサついてしまうのです。
よって、濡れたキッチンペーパーと新聞紙で包んで、加熱するときに水分を与えることが、ふっくら仕上げるコツなのです。
なぜ弱(200W)を使うのか
さつまいもはアミラーゼという酵素をもっています。このアミラーゼは加熱されると、さつまいもを甘くする力を発揮します。つまり、加熱される時間が長いほど、アミラーゼが長く働きさつまいもの甘みが強くなるのです。
また、加熱の温度が高すぎると、酵素であるアミラーゼはうまく働きません。
したがって、「高すぎない温度ででじっくり長時間加熱する」というのが、さつまいもを甘みのあるおいしい焼き芋にするコツなのです。よって、電子レンジの弱モードが役に立つ、というわけです。
焼き芋におすすめのさつまいも
以上が、電子レンジでおいしい焼き芋を作る方法です。では、焼き芋にするとおいしいさつまいもをご紹介します。
安納芋
安納芋は、加熱すると非常に甘く(糖度40度)、水分が多いのでねっとりした仕上がりになることが特徴です。
色もオレンジ色で、見た目にもおいしい焼き芋になります。とにかく甘くておいしいので、ねっとり系が好きな方には一押しの種類です。
紅はるか
紅はるかは、蒸すと甘みがグッと増すさつまいもです。安納芋ほどねっとりはしていませんが、しっとりめな仕上がりになります。
しかし甘さは安納芋と同じくらいなので、ねっとりしすぎるのが苦手だけども甘い焼き芋を食べたい、という方におすすめです。食物繊維とあわせてお通じによいヤラピンという成分が豊富なので、便秘気味の方にもおすすめなさつまいもです。
- 濡らしたキッチンペーパー・新聞紙で包む
- 電子レンジの強で5分加熱後、弱で15〜20分加熱する
- さつまいもに水分を与えながら、じっくりゆっくり加熱するのがコツ