同じ発音の「余熱」と「予熱」。レシピでよく見かけますが、その意味を解説します。

1.予熱とは

予熱の意味

予熱とは、あらかじめオーブンやグリルの温度をレシピで指定された温度まで上げておくことです。焼き時間とは別に予熱する時間を設けます。

予熱の効果

予熱をすると、レシピに近い加熱条件で焼き始めることができ、焼き上がりを安定させる助けになります。また、パンやお菓子などでは、指定の温度で焼き始めることが、生地のふくらみや仕上がりを整えるために大切です。ただし、予熱だけで焼きムラや仕上がりが決まるわけではありません。生地の配合やオーブンの機種によっても変わるので、レシピに沿って温度と焼き時間を調節しましょう。グリルで魚を焼くときには、予熱によって網に魚がくっつきにくくなることがあります。予熱が必要かどうかや時間は機種・調理方法によって異なるため、取扱説明書に従いましょう。自動調理では、予熱すると使用できない場合もあります。

2.余熱とは

余熱の意味

余熱とは、調理して火を止めたあとの、オーブン・フライパンなどの調理器具や、加熱した食材自体に残っている熱のことです。

余熱の効果

余熱を利用して、卵料理の仕上げや蒸し煮などに引き続き火を通すことができます。ただし、器具や食材、量によって熱の伝わり方が違い、余熱だけでは十分に火が通らないこともあります。おでんや煮物でも、保温調理用に作られた器具を使って余熱調理をする方法があります。最初の加熱や保温の時間、再加熱が必要な条件は、その器具の取扱説明書と専用レシピに従ってください。

スクランブルエッグなどのたまご料理では、好みのかたさになる少し前に火を止め、余熱で仕上げることがあります。卵の量や器具によって火の通り方が変わるため、実際の固まり具合を確認してください。また、茹で野菜も火からおろした後、余熱でさらに柔らかくなることがあります。好みのかたさに仕上がるよう、野菜の種類や大きさ、実際の状態を見て調節しましょう。

まとめ

予熱と余熱、まったく意味のちがう用語です。うまく活用できれば、より料理上手になれますよ。