レシピを見ていると必ず出てくる「強火で」「中火で」「弱火で」という言葉。

ガスコンロで煮立つ鍋のイラスト

コンロの火力調節のところに「強」「弱」など書いてあることもあります。しかし、実はそれに従っても、正しい火加減になるとは限らないのです。

このページでは、一般的なガスコンロの火加減を図付きで解説します。炎の当たり方や煮立ち方は目安なので、鍋や材料の様子も見ながら調節しましょう。IHでは炎が見えないため、使う機種の取扱説明書にある出力の目安を確認し、鍋の中の様子に合わせて調節してください。

1. 強火とは?

強火

強火は、 鍋底全体に火が当たる状態を指します。煮汁がグラグラと煮立って、中の材料は動きます。

強火は「肉・魚の表面に焼き色をつけて香ばしくするとき」や「煮汁を沸かすとき」などに用います。火力を全開にすればよい、というわけではなく、炎が鍋底からはみ出さないように調節します。鍋が大きい場合も、使える鍋の大きさなど機種の取扱説明書を確認してください。強すぎる火力は、ガスの無駄遣いにもつながります。

2. 中火とは?

中火とは

中火は、 鍋底に火が当たるか当たらないかくらいという状態を指します。微妙なところですね。煮汁がフツフツと煮立ち、中の具材が軽く動くくらいです。

中火は、多くの料理で使う火加減の目安です。ただし、中火なら焦げない、どんな料理にも合う、というわけではありません。レシピの指定を確認し、鍋の材質や大きさ、材料の量、焼き色や煮立ち方を見ながら調節しましょう。

3. 弱火とは?

弱火とは

弱火は、 鍋底に火が当たらない状態を指します。火の高さは鍋底と火元の真ん中くらいが目安です。煮汁はコトコトと波打つくらいで、具材はほとんど動きません。

弱火は、長く煮ることで味を染み込ませたり、具材をやわらかくしたりするときに用います。

4. とろ火とはどんな強さ?

とろ火は、弱火よりもさらに弱い火加減を指します。汁気の少ない料理を蒸すときや、スープなどを保温しておきたいときなどに用います。消えそうな炎を無理に維持せず、そのコンロで安定して使える火力の範囲で調節してください。

とろ火ができないことも

コンロによっては、最小火力や安全機能の働きにより、とろ火に調節できないことがあります。弱い火力を使いたい場合も、機種の取扱説明書に従い、安全装置の働きを妨げないようにしてください。補助五徳などを使う場合は、その機種のメーカーが指定・許可している製品かを確認し、説明書どおりに使用します。自己判断で五徳の高さを変えて鍋底を炎から離す方法は勧めません。

まとめ

以上が、火加減の強さの解説です。ガスコンロでは炎の当たり方だけでなく、鍋や材料の様子もその都度確認することが重要です。以下はガスコンロの火加減をざっくりまとめた図です。図の「中火:なんでも」は、どの料理にも中火が適するという意味ではありません。鍋や材料に合わせて調節し、IHの出力の目安は使う機種の取扱説明書で確認してください。

強火・中火・弱火の火加減まとめ
強火・中火・弱火の火加減の違い まとめ図(ガスコンロの目安。中火がどの料理にも適するという意味ではありません。鍋や材料に合わせて調節し、IHは取扱説明書の目安を確認してください。)