子犬用ドッグフードの選び方:おすすめのごはんも紹介

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お店にたくさんの種類が並ぶ子犬用ドッグフード。ごはん売り場を練り歩き、必死に成分表と価格を見比べて、最終的に「これが良さげ!」と思えたものをご紹介します。

愛犬(子犬)のごはん選びに、少しでも参考になると嬉しいです。

おすすめの子犬用ドッグフード

ファーストチョイス

まず結論から書いておくと、一番おすすめのドッグフードはファーストチョイスです。うちの愛犬にもずっとコレをあげています。

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他のドッグフードと比較して「ファーストチョイス」は以下の点が優れています。

おすすめの理由

  1. 高すぎず、そこそこの値段で買える(2.3kgで約1500円)
  2. 変な添加物が入っていない(酸化防止剤はビタミンE)
  3. 「動物性油脂」ではなく「鶏油」を使用
  4. 栄養たっぷり(オメガ脂肪酸やDHAも含有)
  5. 比較的小さめのペットショップでも売っていた(手に入りやすい)
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なぜこの結論に至ったかを詳しく解説していきます。

子犬用ドッグフードの選び方

最初に、子犬のドッグフードを選ぶポイントをまとめておきます。

選ぶときのポイント

  • 変な添加物が入っていない
  • きちんとした肉類がメインで使われているか
  • 油脂類が明記されているか
  • 栄養素がきちんと含まれているか
  • 継続的に購入できるドッグフードか

ひとつずつ見ていきましょう。

1. 変な添加物が入っていないか

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「カルシウムたっぷり!」など書かれたドッグフードはたくさんありますが、人間の都合で加えた添加物についてはノータッチなものが多いです。

主な添加物としては酸化防止剤着色料が挙げられます。長くなってしまったので、詳しくは下の記事でまとめました。

この記事の解説を要約すると、

  • 酸化防止剤はドッグフードの劣化を防ぐために必要な添加物である。
  • ビタミンEやクエン酸など天然由来のものと、BHTやBHAなど化学合成のものがある。
  • 化学合成のものは体に害を及ぼす危険があるため、天然由来の酸化防止剤のほうがよい
  • 着色料は人間の都合で見た目のために添加されているだけであり、危険性もあるので、犬に食べさせるべきではない。

となります。よって、ドッグフードを選ぶときには、裏の成分表をよく読み、酸化防止剤の種類の確認と、着色料の有無の確認が重要です。

ドッグフードの添加物NG
着色料が使われているドッグフードの表示例
ポイント
  • ビタミンEなど天然由来の酸化防止剤を使用したフードを選ぶ
  • 着色料が使用されていないフードを選ぶ

2. きちんとした肉がメインで使われているか

「動物性たんぱく質」の量をチェック

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犬は肉食動物です。畑でキャベツをぼりぼり食べているかわいい柴犬はおいといて、肉食動物です。よって、体づくりに重要なのは「動物性タンパク質」です。

ドッグフードになにが使われているかはパッケージの原材料名を見ると分かりますが、先頭に書かれているものほど含有量が多いのです。

先頭が肉の名称のものを
先頭が動物性タンパク質なのが良い

ここで注目したいのが、とうもろこしや小麦粉などの「植物性」の成分です。これらは主にかさ増しの目的で使用されます。 肉食動物の犬にとっては、消化が苦手なものです。また、植物性タンパク質は犬に必要な必須アミノ酸が含まれる種類も少なくなっています。

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「チキン」「ビーフ」「サーモン」など、動物性タンパク質が原材料名の先頭の方に多く記載されているものを選びましょう。

あいまいな表現のものは避けるべし

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肉は肉でも、「肉類」や「牛肉副産物」、「ミートミール」など、結局なんなのかよく分からない名称のものは、あまり良いものではありません。

というのも、これらは肉そのものではなく、骨や血液、くず肉など人間が食べないような残骸の部分を乾燥させ粉末にしたものが多いからです。

タンパク質摂取を目的とした「肉」とはまったく別物。しっかりと「牛肉」「鶏肉」などと記載があるものを選びましょう。

ポイント
  • 動物性タンパク質が原材料名の先頭の方に記載されているものを選ぶ。
  • 曖昧な「○○副産物」「○○ミール」などの表記のものは避ける。

3. 油脂類が明記されているか

動物性の油脂が含まれているか

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タンパク質と同じく、油脂類も「動物性」と「植物性」があります。肉食動物の犬に必要なのは「動物性の油脂」です。

また、植物性の油脂は動物性のものよりも酸化しやすいです。そのため、植物性油脂が多いものは、酸化防止剤も多く含まれがちです。

なんの油脂か明記されているか

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安いフードによくあるのが「油脂類(動物性油脂、植物性油脂)」という表記です。これではなにが使われているのか分かりません。

油脂としての栄養はきちんと含まれているものの、原材料が分からないというのは不安です。

それよりも、「鶏脂」や「魚油」と書いてあるものの方が、きちんと原材料を選び抜いて作られており、安心・安全に食べさせることができます。

油脂類は由来がわかるもの
何由来の油脂かわかるものを
ポイント
  • 動物性の油脂を含むものを選ぶ。
  • 鶏脂や魚油など、何由来の油脂か明記されているものを選ぶ。

4. 栄養素がきちんと含まれているか

子犬の発育速度はものすごいですよね。その分栄養もたくさん必要とします。ここでは重要な栄養について解説します。

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ここから少し複雑な話になります。よく分からないところは、どんどん読み飛ばしてしまってOKです。

粗タンパク質

働き

ぐんぐん成長する子犬の骨や血液、筋肉、臓器などを形成する働きがあります。体がつくられる栄養源ですので、とても重要です。

不足すると?

毛並みが悪くなったり、皮膚が荒れてしまいます。また、体がきちんと大きく育たなかったりと、大きな悪影響が出てしまいます。

どれくらい必要?

めきめき成長する子犬にとっては、とても重要な栄養です。少なくとも25%は含まれているドッグフードがよいでしょう。

しかし、重要なタンパク質も摂りすぎるとよくありません。タンパク質から分離されるアンモニアの処理の過程で、腎臓に負担がかかり、腎不全になることがあります。ドッグフード以外にサプリメント等を与える、などはしないほうがよいでしょう。

粗脂肪

働き

粗脂肪は、活動するためのエネルギー源となります。また、粗タンパク質と同様に毛並みにも影響します。免疫や、生体膜の形成にも関わっています。

不足すると?

毛艶が悪くなり、フケも出てきてしまいます。さらに症状が進行すると、皮膚炎にもなります。

どれくらい必要?

子犬は成犬よりもエネルギーが必要なので、子犬用フードは粗脂肪が多めになっています。少なくとも10%程度はほしいところです。

なお、粗脂肪は摂取しすぎると、消化のための酵素をつくる膵臓に負担がかかり、急性膵臓炎を発症することがあります。ドッグフード以外になにかを与える、という必要はありません。

必須脂肪酸(オメガ3・オメガ6)

脂肪の一種であり、体内で作ることができず、食事によって摂取しなければならない「必須脂肪酸」。人間にとっても犬にとっても重要な成分です。

いろんな種類がありますが、犬に必要なのはオメガ3オメガ6。これらは総称で、具体的にはオメガ3の代表としてはα-リノレン酸、オメガ6の代表としてはリノール酸が挙げられます。

必須脂肪酸の位置付け
必須脂肪酸の分類

働き

α-リノレン酸(オメガ3、以降Ⅲと表示します)、リノール酸(オメガ6、以降Ⅵと表示します)、それぞれに役割があります。

α-リノレン酸(Ⅲ)はEPAやDHAに変換され、善玉コレステロールを増やしたり、脳細胞を活性化させたりする働きがあります。

リノール酸(Ⅵ)には中性脂肪やコレステロール値を下げる働きがあります。

不足すると?

アレルギー症状が起こりやすくなったり、成長が遅れたり、皮膚炎を起こしたりしてしまいます。

どれくらい必要?

実は、2つの必須脂肪酸のバランスがとても重要なのです。

α-リノレン酸(Ⅲ)が少なく、リノール酸(Ⅵ)が多いと、皮膚炎を起こしてしまうことがあります。また、リノール酸(Ⅵ)の過剰摂取は、老化の進行免疫力の低下を引き起こすことがあります。

適切な含有比率はα-リノレン酸(Ⅲ):リノール酸(Ⅵ)=1:4または1:5とされています。このバランスが崩れると、必須脂肪酸の効果がなくなるばかりか、前述したような病気の発症もありうるので、注意が必要です。

ポイント
  • 粗タンパク質は体づくりのもととなる。25%程度はほしい。
  • 粗脂肪はエネルギー源や、毛並み・皮膚を整える働きがある。15%程度はほしい。
  • 必須脂肪酸であるα-リノレン酸(オメガ3)、リノール酸(オメガ6)はコレステロール値の調整や脳の活性化、皮膚炎やアレルギーの抑制などの効果があり、含有のバランスが大事。

なお、参考としたWebサイトはSOLVIDAというドッグフードのサイトです。少々お値段はしますが、栄養バランス・原料についても非常によくできたフードであり、便臭も軽減する、室内犬にもってこいなフードです。

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我が家でも一時期「ファーストチョイス」を切らしたときのつなぎとしてあげたことがありますが、食いつきもよく、便臭も軽減しました。こちらもおすすめです。

5. 継続的に購入できるドッグフードか

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ネットで「ドッグフード おすすめ」などで検索すると、高級なドッグフードが紹介されていることが多いです。

もちろん、高級なものは品質もよいです。しかし、子犬の間は摂取させるべきドッグフードの量が多く、中型犬や大型犬の子犬ならあっという間に一袋なくなってしまいます。1kg2000円もするような高級ドッグフードを買い続けることは現実的ではありません

犬と暮らす上で、かかるお金はご飯代だけではありません。どれだけよい食事をしていても、体質的・遺伝的に病気になってしまう子もいます

1kg700円ほどの幼犬用ファーストチョイスでも、安全な食材が多く使われ、十分な栄養が含まれています。お財布とよく相談して、ドッグフードを選ぶのがよいでしょう。

ドッグフードは購入し続けられる価格のものを
ドッグフードは購入し続けることができる価格のものを
ポイント
  • わんちゃんにかかるのはご飯代だけではない。毎日無理なく与え続けることができる価格の、良質なものを選ぶ。

ドッグフードの選び方まとめ

子犬のドッグフード選びで重要なのは、

  • 変な添加物が入っていないか
  • きちんとした肉類がメインで使われているか
  • 油脂類が明記されているか
  • 栄養素がきちんと含まれているか
  • 継続的に購入できるドッグフードか

の5つのポイントです。

これらを踏まえて吟味した結果、我が家で選んだのは「ファーストチョイスの幼犬用」です。毛艶がとてもよくなりましたし、我が家に来た時にはフケだらけだったのがなくなりました。

食いつきも良く、与えはじめて2ヶ月経ちますが全く飽きる気配もありません。値段も格安ではないですが、良質なドッグフードとしては安価な方で、コスパもとても良いと思います。かなりおすすめです。

参考

参考
organic kitchen SOLVIDA
ドッグフードの栄養学について、読みやすく記載されています。
参考
ライフミール
必須脂肪酸について、わかりやすくまとまっています。
サルワカ