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大事な愛犬に毎日与えるドッグフードは、体によい物がいいですよね。
今回は、ドッグフードによく含まれている添加物である「酸化防止剤」と「着色料」について解説します。何が安全で、何が危険なのかを見分けられるようになりましょう。
添加物その1:酸化防止剤
なぜ添加されているの?
酸化防止剤とは、エサが酸化するのを防ぎ、エサの品質を保つ添加物です。ドッグフードに含まれる油脂類は不安定で酸化しやすい成分ですので、酸化防止剤で酸化を防ぐ必要があります。
なお、腐敗やカビを防ぐ「保存料」とは別物です。
酸化防止剤の種類
「酸化防止剤」は総称で、具体的にはいろいろな成分があります。 ドッグフードに使われるもので代表的なものは、以下があります。
ミックストコフェロール(ビタミンE)
トコフェロールとは、ビタミンEのことです。このトコフェロール(ビタミンE)は化学的な構造によって複数種類あり、この複数種類のトコフェロールを混ぜたのが「ミックストコフェロール」です。安全な成分です。
クエン酸
有機酸の一種で、レモンなどの食品に含まれ、人間の体内にも存在します。安全な成分です。
ハーブエキス
ローズマリーなどのハーブから抽出した、酸化防止作用をもつ成分です。天然のものですので、安全な成分です。
BHA、BHTなど
ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエンの略です。化学的に合成されたもので、発がん性があり、多量摂取は危険です。
安全なものは?危険なものは?
最初の3つ(ミックストコフェロール、クエン酸、ハーブエキス)は天然型と呼ばれるもので、天然由来の成分で作られているので安全とされています。
4つ目のBHA等ですが、多量摂取は発がんの恐れがあります。もちろん基準値内での摂取なら健康への影響はないとされていますので、少し食べたからといってすぐにどうこう、というわけではありません。
とはいえ、ぐんぐん成長する子犬の体には危険なものは少しだって摂取させたくはありません。 酸化防止剤はドックフードが油脂類を含む以上、どうしても必要な添加物です。せっかくより安全な天然型のものがあるのですから、そちらを使用したフードを選びましょう。
- 酸化防止剤は、油脂類の酸化を防ぎ、ドッグフードの劣化を防ぐために必要な添加物。
- 天然成分由来のものと化学合成されたものがあるので、天然成分由来(ビタミンE、ハーブエキス、クエン酸等)のものを選ぶようにする。
添加物その2:着色料
なぜ添加されているの?
着色料は、色を付けるための成分です。「赤102」などの「色 数字」のものは合成着色料というもので、石油製品から作られます。
犬にとって、ごはんの色は食欲に関係ないはずです(それよりも匂い!)。本来不要なはずなのに添加されている理由は、「ドッグフードを買う人間においしそうに見えるから」。着色料は完全に人間の都合で添加されているものなのです。
着色料は安全?危険?
石油由来の合成着色料は、発がん性のあるものもあります。
基準値内での摂取なら問題ないとされていますが、害になる可能性は否定できません。それに、犬の体にとって不自然なものであることには変わりありません。
着色料はそもそも必要がなく、害になりうる添加物なので、含まれていないドッグフードを選ぶとよいです。
- 着色料は人間の都合で添加されたもの。
- 害になりうるので、摂取させないほうがよい。
3.まとめ
酸化防止剤は、ドッグフードの品質を保つために必要なものですが、安全なものと危険なものがあります。また、着色料は体に悪いばかりで犬にとって何のメリットもありません。
ドッグフードの成分表をよく見て、購入するものを決めましょう。