記事内に商品プロモーションが含まれる場合があります
今回は人気レンタルサーバーの「 エックスサーバー 」で、WordPressを始める方法を解説します。
初心者の方でも分かるように画像付きで1つずつ手順を説明していくので初心者の方もご安心ください。
エックスサーバーがおすすめの理由
当サイトは「エックスサーバー」にWordPressをインストールして運営されています。
もともとは「ロリポップ」というサーバーを借りていたのですが、最も上位のプランでもリアルタイムアクセス150程度で503エラーが出てしまう有様。仕方なく「エックスサーバー」に移行したのですが、反応の速さも、安定性も比べ物にならないくらいに向上しました。
エックスサーバーは一番安いプランでも安定している
こちらは以前力尽きたときのレシピというページがバズったときのリアルタイムのアクセス数です。
下位プラン(X10プラン)ながら、エックスサーバーはこれだけの同時アクセスにも耐えてくれました。エックスサーバーに移行していなかったら、ここまで多くの人に見てもらうことはできなかったはずです。
というわけでWordPressでブログやWebメディアを始めるのであれば、エックスサーバーは間違いなくおすすめできます。
無料で独自SSLが使用できる
独自SSLとは、データのやりとりを暗号化し、第三者に覗かれないようにする仕組みのことです。SSL化すると、URLの先頭がhttp://~
からhttps://~
となります。
SEO面での効果も(おそらくごくわずかですが)あるとされているので、設定しておくに越したことはありません。
エックスサーバーでは、この独自SSLを追加料金なしで簡単に導入することができます。
エックスサーバーへの申込〜WordPressインストールまでの流れ
エックスサーバーでWordPressにインストールし、ブログを作成するまでの流れは以下のようになります。
- エックスサーバーに申込約10分
- サーバー代を支払う約10分
- ドメインを取得する約15分
- 独自SSLの設定をする約5分
- WordPressをインストールする約5分
- WordPressでURL設定をする約5分
- エックスサーバーでhttp⇒httpsのリダイレクト設定約5分
ところどころ難しい言葉が並びますが、とくに複雑な作業は無いのでご安心ください。◯◯分というのは作業時間の目安です。
手順1:エックスサーバーに申し込み
まずはエックスサーバーに申し込みしましょう。
1-1.お申し込みフォームへ
リンク先の上部にある[お申し込み]にカーソルを当てます。
表示されるメニューの中から[お申し込みフォーム]をクリックします。
[サーバー新規お申し込み]の方をクリックします。
1-2.フォームの入力
フォームが表示されるので1つずつ入力をしていきます。
まずはサーバーID(初期ドメイン)を決めます。半角英数字で入力しましょう。
後ほど自分だけのドメイン(ブログのURL)を設定することになるので(ここで登録したドメインはサイトのURLとして使わないことになるので)、頭を悩まさずに分かりやすい名前にすれば良いでしょう。
プランは、新しくブログを始めるのであればひとまずX10で十分かと思います(途中で上位プランに簡単に変更することもできます)。サルワカは現在月間PV数が100万を超えていますが、未だにX10プランを使用しています。
1-3. 会員内容の入力
下に進み、メールアドレスや住所、名前などを入力しましょう。これらの会員情報が公開されることはないのでご安心ください。
1-4. 内容を確認して登録
全て入力ができたら『利用規約・個人情報の取扱いについてに同意する』にチェックをつけて、『内容の確認』をクリックします。
内容に誤りがなければ『お申し込みをする』をクリックしましょう。
1-5. メールが届く
登録が完了するとメールが届きます。サーバーIDやパスワードなども記載されているため、大切に保管しましょう。
また、これらの情報は後ほど使用します。
手順2:エックスサーバーで料金を支払う
続いてサーバー代の支払いを行いましょう。
なお、エックスサーバーでは「◯日間無料」などのキャンペーンを行っていることがありますが、以下の手順で早々と支払いをしても、無料体験分は安くなるのでご安心ください。
2-1. 料金について理解しよう
エックスサーバーのスタンダードプラン(X10)の料金は以下のようになります(2018年1月時点)。長く契約するほど少しずつ安くなるわけですね。
これに加え、初回申込時には初期費用が¥3,240円かかるのでご注意ください(参考:料金プラン)。
2-2. インフォパネルにログイン
というわけで無料期間が終わらないうちに料金の支払いをしておきましょう。まずはエックスサーバーの「インフォパネル」にログインします。
メールアドレスとパスワードを入力するログイン画面が開きます。パスワードには、メールに記載されている「インフォパスワード」を入力します。
2-3. インフォパネルが開く
インフォパネルが開きます。
下の方にスクロールするとサーバーの契約情報が表示されているのが分かるかと思います。無料体験の期限もこちらに表示されています。
2-4. 料金のお支払い
画面左にある「料金のお支払い」をクリックします。
①チェックを入れ、②更新期間を選び、③「お支払方法を選択する」をクリックします。
初回はカード自動更新設定ができません。自動更新にしたい場合は一度支払いをしてから設定をします。
料金を確認します。
カード支払いの場合には、「クレジットカード決済画面へ進む」をクリックします。
クレジットカード情報の確認画面が開くので、間違いがないことを確認して[カードでのお支払い(確定)]をクリックしましょう。
これで初回分の支払いは完了です。
2-5. カード自動更新設定をする
もし、「期限が切れる頃に更新するのを忘れそう…」という場合にはカード自動更新設定をしておきましょう(支払いではないので、もちろんすぐに解除できます)。
今度は画面左の「カード自動更新設定」をクリックします。
「自動更新設定を行う」にチェックを入れたうえで「カード番号」と「カード期限」を入力し、「カードでのお支払い(確認)」クリックします。
確認後、登録ができたら自動更新設定完了です。契約期限が近づいたら自動で支払いを行ってくれます。
手順4:エックスサーバーで独自SSL設定
さきほども少し触れましたが、独自SSLの設定を行うことで、サイトのURLの冒頭の部分がhttp://
からhttps://
になります。この設定をしておくと、ユーザーがより安全にWebサイトやブログを見ることができるようになります。
エックスサーバーは無料で独自SSLを導入できるので必ず設定をしましょう。
4-1. サーバーパネルにログイン
ここまでの手続きはエックスサーバーの「インフォパネル」で行ってきました。ここからは「サーバーパネル」で行います。
というわけで契約一覧からサーバーパネルの「ログイン」をクリックしましょう。
4-2. SSL設定
ドメインという項目内にある「SSL設定」をクリックします。
さきほど登録した独自ドメインの方の「選択する」をクリックします。
①「独自SSL設定の追加」タブをクリックし、②「独自SSL設定を追加する」をクリックします。他のところは特に触れなくてもOKです。
これで設定は完了です。こうやって何かと設定が簡単にできるのはエックスサーバーの良いところですね…!
手順5:エックスサーバーにWordPressをインストール
さて、ようやくエックスサーバーにWordPressをインストールします。こちらもかなり簡単です。
5-1. サーバーパネルを開く
さきほどからの流れだと既にサーバーパネルにいるかと思います。もしインフォパネルにいる場合には、サーバーパネルにログインしましょう。
5-2. 自動インストールをクリック
サーバーパネルの「ホームページ」という項目内の「自動インストール」をクリックします。
5-3. WordPressのインストール先を選ぶ
続いてWordPressのインストール先を選びます。さきほどの登録した独自ドメインの方の「選択する」をクリックしましょう。
5-4. 「プログラムのインストール」タブを開く
「プログラムのインストール」をクリックします。
5-5. WordPressのインストール設定
WordPress日本語版の「インストール設定」をクリックします。
入力項目がずらっと表示されるので1つずつ埋めていきます。
①インストールURL:ドメイン=ブログのトップページのURLとしたい場合には空欄のままでOKです。saruwakakun.com/wordpress/
というように自由に指定することもできます。
以下のユーザー名、メールアドレス、パスワードなどは、サーバーのユーザ名などとは別物です。
②ブログ名:決まっていれば入力します。後から簡単に変更できます。
③ユーザー名:WordPressへのログイン時に必要となるので、覚えられるもの、かつ特定されないようなものにすると良いでしょう。
④パスワード:自由に入力しましょう。
⑤メールアドレス:自由に決めましょう。メールがバンバン届くようなことは無いのでご安心ください。
⑥データベース:「自動でデータベースを生成する」にチェックをつけておきます。
ここまで入力できたら「インストール(確認)」をクリックします。
さらに「インストール(確定)」をクリックすれば自動インストールが始まります。。
5-6. 表示されるログインURLなどを控えておこう
インストールが完了すると、ログイン用URLや、データベースパスワード等が表示されます。大切な情報なのでどれも控えておきましょう。
ログインのURLはブックマークに追加しておくと良いかもしれませんね。
手順6:WordPressにログインする
早速WordPressにログインしてみましょう。
6-1. ログイン画面へアクセス
さきほど表示されたログインURLをクリックします。
WordPressインストール時に入力したユーザー名(メールアドレス)とパスワードを入力してログインしましょう。
6-2. ダッシュボードが開く
WordPressのダッシュボードが開きます。ここから記事を書いたり、デザインテーマをインストールしたり、設定を行ったり、プラグインをインストールしたりなどなどを行います。
手順7:URLをhttpsに変えておこう
最後にURLを忘れずにhttps://~
に変えておきましょう。
ダッシュボードの左側にあるサイドバーから「設定」をクリックします。
7-1. 設定を開く
7-2. アドレスに「s」を加える
WordPressアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)のhttp
の後にs
を加えましょう。
7-3. 変更を保存
入力が済んだら忘れずに「変更を保存」をクリックします(これをしないと反映されません)。
7-4. 手続き完了!
これでhttps化の手続きは終了しました。ブラウザのURLバーを見たときに「 https://〜」となっていればOKです。
手順8:エックスサーバーでhttp⇒httpsのリダイレクト設定をしておこう
ここからの内容は少し高度になるのですが、全ての人が行っておくことをおすすめします。
8-1. リダイレクトとは?
さきほど独自SSL化を済ませているので、正しいURLはhttps://example.com
となります。しかし、間違えてhttp://example.com
というURLでアクセスしてくる人がいるかもしれません。また、http
のURLでリンクを貼ってしまうサイトもあるかもしれません。
そのため、http
のURLにアクセスしたら、自動でhttps
に転送(リダイレクト)する設定を行うと、間違ったらURLにアクセスしてページが見れなかったり、検索エンジンの評価がhttp側でされてしまうことを避けられるわけです。
すでに運営しているサイトがあり、それを今回エックスサーバーに移転したのであれば、必ずこの設定を行いましょう。
8-3. http⇒httpsのリダイレクトの設定手順
設定はエックスサーバーの「サーバーパネル」から行います。下のようにインフォパネルから、サーバーパネルに入ることもできます。
次に画面下の方にある「.htaccess編集」をクリックします。
さきほど取得したドメインを選び、その後「.htaccess編集」のタブをクリックします。
表示される枠内に、リダイレクト用のコードを貼り付けます。
ここで書き間違えをすると、サイトが表示されなくなってしまうこともあります。編集前に枠内の文字列を全てコピーして、メモ帳などに貼り付けておくことをおすすめします。いざというときは、そのコピペから復元をしましょう。
.htaccessの枠内の先頭に、こちらのコードを貼り付けましょう。
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} !=on [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>
貼付けができたら、右下にある「.htaccessを編集する(確認)」をクリックします。
確認画面が表示されるので「きちんと貼付けができているか」「誤って他の文字列を消していないか」を確認して「.htaccessを編集する(確定)」をクリックしましょう。
自分のブログを見てみよう
チェックがてらブラウザのURL入力欄に独自ドメインを入力してみましょう。初期設定のデザインのブログが表示されるはずです。
ついでに、http
(sなし)のドメインを入力してみると良いかと思います。https
の方に自動で切り替われば、リダイレクト設定もうまく機能しています。
これで、すでにブログは出来上がっています。あとは、デザインを変えたり、プラグインで機能を追加したり、記事を書いたりして、あなただけのブログを作っていきましょう。
WordPress初心者の方は、まずはこちらの記事を読んでみてください。はじめにおさえておくべきポイントをまとめています。