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僕はWordPressを独学で学んできました。たくさんの解説書を読み、分からないことがあれば、その都度Googleで調べてきました。
今ではWordPressテーマの制作・配布まで行うようになりましたが、ここまで来ることができたのは、何冊かの良質な本に出会えたからです。
今回は、僕が今まで読んできた中で、特におすすめしたいWordPress関係の本を紹介します。
1. 初心者向け WordPressの入門書
いちばんやさしい
WordPressの教本
この本について
どんな本?
「WordPressをはじめて使う」という方にダントツでおすすめできる本がこちらです。とにかく易しく、見やすく、分かりやすい。第3版になってさらにパワーアップした印象です。他の解説書ではボリュームが多すぎて挫折してしまったという方にもおすすめできます。
学べることは?
WordPressとは何?というところから、WordPressの基本的な使い方まで、ざっと学ぶことができます。
どんな人におすすめ?
はじめてWordPressを使う人向けです。コンパクトで読破しやすい分、すでにWordPressに使い慣れている人からすると物足りなさを感じそう。
おすすめ度
(4.5)初心者の方向けとしては満点ですが、中級者からすると物足りなさを感じるかも、ということで4.5に。
WordPressレッスンブック
この本について
どんな本?
解説に沿ってブログをイチから作っていくことで、WordPressを幅広く学んでいくことができる本です。パソコンの横にこの本を開いて、作業しながら読み進めていくのが良いですね。
2014年出版と少し古いのですが、未だに内容は色褪せていません。
学べることは?
WordPressの「基本的な操作方法」と「サイトが出来上がるまでの全体像」を掴むことができ、入門書としては最適です。自分好みにカスタマイズしたければ、また別の本やネット記事を読む必要がありそうです。
おすすめ度
(3.5)
少し古いこともあり、超入門書としては「いちばんやさしいWordPressの教本」の方が優れていると思います。
2. 中級者向け
ここからはすでにWordPressを使用しており「さらに自由にカスタマイズをしていきたい」「WordPressの応用的な使い方を勉強したい」という方におすすめできる本を紹介します。
仕事の現場でサッと使える
デザイン教科書
この本について
どんな本?
まず、WordPressテーマがどのような構造で作られていて、どのように動くのか、という仕組みの部分がじっくりと解説されています。ここを抑えておくだけで、後々何かとカスタマイズがしやすくなるはずです。逆にここを理解していないと、コードをコピペするだけのカスタマイズからなかなか抜け出せなくなります。
学べることは?
仕組みの話だけでなく、カスタムフィールド/カスタム投稿タイプの導入方法や、パンくずリストの作り方、オリジナルのショートコードの使い方などなど、「一歩先のカスタマイズ」を幅広く学ぶことができます。
どんな人におすすめ?
解説が詳しい分、文章量が多く、読破するにはそれなりの労力がいります。ただ、この本を読み切ることができれば、WordPressに対する理解がガラッと変わるはずです。
おすすめ度
(満点)もっとWordPressを使いこなしたい中級者の方には最高の1冊だと思います。
WordPressユーザーのための
PHP入門
この本について
どんな本?
WordPressのテーマの構造から、PHPの基本的な書き方まで幅広く取り上げている解説書です。僕も最近になって読んでみたのですが、かなり良書だと思います。
CSSレベルではなく、サイト構成レベルでテーマをカスタマイズするうえで最低限知っておきたい知識が分かりやすくまとまっています。
学べることは?
変数や配列、if文、ループ処理などのPHPの基礎知識から、WordPress独自の関数の書き方まで学ぶことができます。このあたりの内容をイチから一挙に学ぶことができる本はかなり貴重だと思います。
どんな人におすすめ?
WordPressの基本的な使い方は理解している中級者向けですね。特に「カスタマイズ記事などを読んで、なんとなく◯◯.phpのファイルを編集したりするけど、イマイチ何をやっているか分からない」という方におすすめです。
おすすめ度
(4.5)PHPの書き方をある程度知っている人からすると物足りなさを感じるかもしれません。
WordPress
Web開発 逆引きレシピ
この本について
どんな本?
「◯◯したいけど何をするべきかな?」というときに辞書的に調べられる解説書です。2色刷りで文章による解説が多く、はじめから読み進めていくのにはあまり向いていません。
目次だけ頭に入れておいて、カスタマイズ中に困ったらこの本で調べてみる、という使い方をするのが良いですね。
学べることは?
「逆引きレシピ」というタイトルなだけあり、かなり幅広く網羅しています。ただし「広く浅く」という感じなので、結局ネットで調べないと分からないこともあったりするのが難点。
どんな人におすすめ?
WordPress初心者〜中級者くらいの人におすすめです。カスタマイズ作業中に手元に置いておくと、役に立つのではないかと思います。
おすすめ度
(3.5)
HTML/CSSを学ぶべきかも
WordPressでカスタマイズを自由に行っていくためには、HTMLとCSSの知識が必須です。このページで紹介している本では、HTML/CSSを体系的に学ぶことはできません。
HTML/CSSを学びたい方は、下の記事やサルワカのHTML/CSS入門をチェックしてみてください。
3. 上級者向け
エンジニアのための
WordPress開発入門
この本について
どんな本?
WordPressでは「Aと書くとBが表示される」ということは知っていても、どのような処理が行われてそうなるのか、という裏側まで知っている方はそう多くないはず。この本は、そのような普段あまり意識することのないWordPressの仕組みについて詳しく解説してくれています。
仕事でWordPressを使っている人や、テーマを制作する人は一度は読んでおくと、きっと何かとスムーズに進めやすくなるはずです。
学べることは?
WordPressの基本機能は「どのような順序で、どのようにファイルを読み込むことで実現しているのか」という裏側を垣間見ることができます。
また「WP Super Cache」や「BackWPUp」「Contact Form 7」などの人気プラグインについて、1つ1つ解説が載せられています。とっても内容が濃く、学ぶことの多い1冊です。
どんな人におすすめ?
カスタマイズするうえでPHPファイルの編集を問題なくできる方向けです。僕自身、この本を読んで初めて知ったことがたくさんあり、至るところで目からウロコが落ちました。
おすすめ度
(4.0)
WordPress
プラグイン開発のバイブル
この本について
どんな本?
タイトルの通り、WordPressプラグイン開発をするで知っておきたい知識がまとめられています。プラグイン開発者に限らずおすすめできるかなり濃い内容になっています。
僕はつい最近読んだのですが、もっと早く読んでおくべきだったと激しく後悔してます。
学べることは?
管理画面のカスタマイズからWordPressのお作法(命名規則やインデントの取り方)、フィルターフック/アクションフック、セキュリティ対策などなど、幅広く取り上げられています。かなりボリューミー。
どんな人におすすめ?
やっぱりプラグイン開発者/テーマ制作者向けですね。自分のブログのカスタマイズをするくらいであれば読む必要はないかと思います。
おすすめ度
(満点)
個人的には大満足の1冊でした。
また、有益な本を見つけたら随時更新していきます。