【Canvaの基本操作を学ぶ】テンプレートをイチから作ってみよう

Canvaでテンプレート作成練習・操作の基本の解説

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無料デザインツール「Canva」を使って、真っ白なデザインに素材を追加していき、デザインを作ってみましょう。

画像つきで丁寧に解説するので、一緒に操作すればCanvaの使い方を身につけられます。今回は、インスタ投稿用画像のテンプレートを作成してみます。

サルワカくん
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「Canvaってなにができるの?」という方は、こちらの記事をご覧ください。

1.Canvaでインスタ用テンプレートを作ろう

Canvaで作成したテンプレートの見本

今回は、このようなインスタ投稿用画像のテンプレートを作成してみたいと思います。

いっしょにCanvaを開いてデザインを作ってみましょう。

Canvaを利用するには、無料の会員登録が必要です。まだ登録していない場合は、こちらから簡単に登録できます。

サルワカくん
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Canvaでイチから作成したテンプレートは、規約を守ればインターネット上で販売することも可能です。興味があれば、利用規約の詳細がこちらの公式ヘルプページにあるので、読んでみてくださいね。

2.デザインを新規作成する

まずは、Canvaのホーム画面から、真っ白なデザインを新規作成して、編集画面を開きましょう。

canvaで作成をクリック

まずは、ホーム画面左上の新規作成のボタンをクリックします。

SNSのインスタ投稿画像をクリック

するとメニューが開くので、左のカテゴリーで「SNS」をクリックし、「Instagram投稿」をクリックします。

Canvaでインスタ投稿用のテンプレートを作成していく

Canvaの編集画面で、新規デザインを開けました。ここから素材を追加して、デザインを作っていきます。

サルワカくん
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なお、この記事では「テンプレートの作り方」をわかりやすく初心者向けに解説していきますが、「Canvaの超初心者向け操作ガイド」の記事で、Canvaの基本操作について全体的に解説しているので、気になった方は読んでみてくださいね。

3.覚えておくべき操作の超基本

Canvaは自動保存なので、自分でなにかボタンを押して保存する必要はありません。

左上のメニューからホームへ戻れる

作業が終わってCanvaのホーム画面に戻りたければ、左上の3本線のメニューをクリックします。

ロゴか「ホーム」のボタンをクリックしてCanvaのホームへ移動

メニューが開くので、Canvaのロゴか「ホーム」のボタンをクリックすればOKです。

もしくはブラウザのタブをとじて、Canvaを開き直しても大丈夫です。(もし未保存の場合は注意メッセージが出るので、しばらく待ちましょう)

Canvaでクリックすれば選択状態になる

Canvaでは、クリックしてデザイン上のパーツを選択します。選択されると紫色の枠線で囲まれた状態になります。

ドラッグでパーツを動かす

パーツを移動させたいときは、パーツの上をクリックしたままマウスを動かせばOKです。

デザインの外側をクリックすれば無選択

パーツを動かし終わった後などに、何も選択されていない状態にしたいときは、デザインの外側(図の赤枠らへん)のどこかをクリックしましょう。もしくはキーボード左上の「esc(エスケープ)キー」を押すと、無選択状態になります。

canvaの元に戻す・すすめるボタン

「もどる」「すすむ」ボタンもあります。操作をひとつ前に戻したいときに使用しましょう。

さて、それでは一緒に操作して、実際にデザインしていってみましょう。

4.背景を設定する

まずは、真っ白なデザインに背景をつけてみましょう。背景をつける方法は2パターンあります。

  1. 「背景」の色を変更
  2. 写真画像を背景として埋め込む

背景の色を変更する

まずは背景の色を変更する方法です。単色またはグラデーションも可能です。

背景のグラデーション例

今回はこのようなグラデーションを作ってみたいと思います。

背景をクリックして上のカラーを選択

まずはデザインをクリックして、上に表示されるメニューのカラーをクリックします。

カラーメニューが開くのでカラーを追加を選択

するとカラーメニューが開くので、「カラーを追加」をクリックしましょう。(ちなみに下のパレットから単色をクリックして設定することも可能です)

カラー調整メニューが開くのでグラデーションをクリックして設定

「グラデーション」のタブをクリックします。

カラーと方向を設定

グラデーションにしたい色と、グラデーションの方向を設定できます。

カラーを追加してカラーを選択

カラーをクリックするとこのようなパネルが開くので、小さな丸2つを移動させて色を調節します。もしくはカラーコードを直接入力することもできます。

今回は「#ffffff」と「#ffe4c0」を使っています。

ドラッグして色を並べ替え可能

追加したグラデーションの色は、クリックしたまま移動させれば順番を入れ替えることができます。

グラデーションができた

白を2つとベージュを2つ、方向を斜めに設定して、背景のグラデーションを設定できました。

グラデーションでは複数の色を設定できますし、あえて同じ色を複数設定することでのグラデーションの幅を調節することができます。いろいろ試してみてくださいね。

おまけ)画像を背景に設定する

今回のテンプレート作成例ではグラデーションカラーを背景に設定したのですが、Canvaでは画像を背景に設定することも可能です。簡単に方法を説明しておきますね。

アップロードをクリック

まずは使う画像をCanvaにアップロードしたいので、左メニューの「アップロード」→「ファイルをアップロード」をクリックし、使いたい画像をパソコンのフォルダから選択します。

ドラッグ&ドロップでアップロードした写真をクリックしてデザインへ使用

アップロードされた画像をクリックすると、デザイン上にのります。

写真を右クリックして画像を背景として設定

デザイン上の写真を右クリックして、「画像を背景に設定」をクリックします。

背景に画像を設定できた

これで、画像を背景に設定できました。

今回は例として適当なネコの写真を使いましたが、たとえば「紙」「布」「大理石」などの質感のある写真を背景に使う、といった方法で、デザインをおしゃれにすることができますよ。

5.写真のフレームを追加

背景をグラデーションで設定できたら、続いて、写真画像をはめ込むことができる「フレーム」の素材を追加したいと思います。

画像はフレーム素材に写真をはめ込み

「フレーム」とは、このように写真を特定の形で切り抜くことができる素材です。(切り抜き箇所は調節できます)

そのまま写真をデザインに貼り付けるよりも、おしゃれな雰囲気に仕上げることができます。

フレームを検索

フレームを選択

左メニューの「素材」をクリックし、「フレーム」を選択しましょう。

すべて表示をクリック

「フレーム」の項目が上の方に表示されるので、右側の「すべて表示」をクリックします。

いろんなかたちのフレームが表示される

Canvaのいろいろな形のフレーム素材が一覧で表示されます。

フレームを選択

今回は正方形のフレームを使います。クリックしてデザイン上にのせましょう。

続いて、フレームの大きさ等を調節していきます。

フレームの形・サイズを調節

フレームの形やサイズを変更します。正方形のフレームを長方形にしましょう。

フレームのサイズをかえる

まずはサイズ変更です。フレームをクリックして表示される四隅の丸をクリックしたままマウスを動かすと、大きくなったり小さくなったりします。

ほどよく大きくできたら、縦にのばして長方形にします。

フレームを縦長にする

クリックして選択した状態で、下の棒をドラッグして上下に動かせば、縦の長さを変更できます。

縦長のフレームを設置できた

こんなかんじで、縦長のフレームを配置できました。

ちなみに、今回は使いませんが、傾きを変更することもできます。

フレームを傾ける

真下の回転矢印をクリックしたままマウスを左右に動かすと、傾きを変えることができます。

6.画像を追加

フレームをデザインに追加できたので、今度は画像を検索して、デザインに追加します。

画像を検索して追加

Canvaにはたくさんの写真素材があるので、それを検索して使ってみたいと思います。

クリアをクリック

まずは左メニューの「素材」をクリックします。もし前回のフレームが表示されてしまうなら、バツ印をクリックして消しましょう。

今回は、おしゃれなパンの画像を探してみようと思います。

検索欄にパンと入力

「素材」のメニューで、上の検索欄に「パン」と入力します。

下にスクロールして探す

すると全検索結果が表示されるので、上のタブで「写真」をクリックして絞り込みます。下にスクロールするとたくさんの写真が出てきます。

なお、画像に王冠マークがついているものは有料素材のため、無料プランでは利用できません。

サルワカくん
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「これいいな!」と思ったものが有料素材、というのはCanvaあるあるです…。料金は月1000円程なので、たくさんCanvaを使う人は有料プランがおすすめです。

有料プラン「Canva Pro」についてはこちらの「CanvaProのできることやメリット、デメリットを解説」の記事で解説しているので、興味があったらどうぞ!無料お試し期間が延長できます。

ドラッグしてフレームにのせる

さて、写真が見つかったら、ドラッグしてフレーム上まで持っていき、フレームに画像がふわっと表示されたら、マウスを離します。

スター付きにした画像を開く

もし画像が見つからなければ、こちらから☆マークをつけて、デザイン編集画面に戻り、「プロジェクト」→「フォルダ」→「スター付き」と開けば、画像が保存されているはずなので使ってくださいね。

離すとフレーム内に画像がおさまる

こんなかんじで、フレーム内に画像が入っていればOKです。

フレーム内での画像の位置調節

フレームに画像をドラッグ&ドロップしただけだと、自動的に切り抜かれてしまいます。自分の好みの場所を切り抜くようにしましょう。

ダブルクリックして位置を調節、四隅でサイズ変更

フレームの画像をダブルクリックすると、このような表示になります。四隅の丸をドラッグすると、画像のサイズを変更できます。

切り抜き位置を調節

画像をクリックしたまま動かせば、好きな位置に移動できます。

きりぬき位置を変更できた

画像の大きさ・表示位置を調節して、画像の好きな場所がフレーム内に表示できるようにしましょう。

7.テキストを追加

続いて、デザイン上に自由自在にテキストを追加できます。

サルワカくん
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Canvaでは、画像の上でもどこでも、好きな場所にテキストを配置することができます。

テキストを追加・編集する

テキストを追加

左メニューの「テキスト」をクリックし、「テキストボックスを追加」をクリックします。するとテキストがデザイン上に追加されます。

もしくは、なにも選択されていない状態で、キーボードの「T」を押すだけでもOKです。(ショートカットキーなので覚えておくと便利)

ダブルクリックしてテキストを編集

文章を変更する場合は、テキストをダブルクリックしてキーボードで打つだけでOKです。

上にテキストのメニューが表示

また、テキストが選択された状態になっていると、上にテキスト関係のメニューが表示されます。ここからいろいろな変更ができます。

フォントサイズを変更する

1まずはニューオープンの文字を作る

まずはこの「New Open」のテキストを作ってみましょう。

ドラッグして場所を移動

テキストをクリックしたまま移動して、上のほうへ配置します。

フォントサイズを変更

右下の丸をクリックしたまま右下にひっぱると、フォントサイズを大きくできます。

それから、ダブルクリックして文字を「New Open」に変更しましょう。

数値でフォントサイズを設定すると2行になることも

なお、ここのプラスマイナスでフォントサイズを変えたり、数値でフォントサイズを設定したりもできます。ただ、大きくするとテキストが2行になってしまうことがあります。

これは、「テキストそのもののサイズ」と「テキストの枠(テキストボックス)のサイズ」が合っていないためです。

ここを右にひっぱる

その場合は、テキストボックスのサイズを大きくすると解決します。この右端の縦棒を、右に引っ張ると…

1行になった

テキストボックスが大きくなり、テキストが1行に収まりました。

フォントの種類を変更する

今度は、文字の種類を変えてみましょう。

フォントを変更

現在のフォントをクリックするとメニューが開くので、その中から好みのフォントを選択します。今回は検索欄から検索してみましょう。

Canvaはとにかくフォントの種類が多いです。言語やフォント名で絞り込みできるので、使いたいフォントが決まっている場合は活用しましょう。今回は英数字フォントは「Futura」を使用します。

フォント名で検索も可能

検索欄に「Futura」と入れて検索し、出てきたものをクリックすれば、フォントを変更できます。

フォントのデザインを変更する

そのままではテキストの視認性がよくないので、太さやエフェクトなどデザインを変更してみましょう。

太字にする

まずは文字を太くしましょう。上メニューの「B」をクリックすると、太くなります。

色を変える

色を変えたいときは、上メニューの「A」をクリックして、開いたメニューから使いたい色をクリックするだけです。今回は真っ白を使いたいのでパレットからクリックすればOKですが、好きな色に変更したいときは左上のカラフルなボタンをクリックして、色を変更しましょう。

続いて、文字色を白にしたら文字が見えづらくなったので、「エフェクト」の機能を使って見やすくしようと思います。

テキストにエフェクトをつける

上メニューの「⋯」をクリックして、「エフェクト」をクリックします。

使っているPCの画面幅が広い場合は、「⋯」ではなく直接「エフェクト」などのメニューが表示されていると思うので、そちらをクリックしてくださいね。

袋文字を選択

エフェクトのメニューが開くので、「袋文字」をクリックします。これは「文字のふちどり」ができるエフェクトです。

囲いの色と太さも調節

囲いの色と、囲いの太さをここで調節できます。色は「#8c6d65」、太さは60とかでOKかなと思います。

エフェクトを使って文字を囲むと、ちょっと文字間隔が狭く感じてしまいますね。広げたいと思います。

文字間隔を広くする、ついでにフォントサイズも変更

上メニューの間隔調整のアイコンをクリックし、「文字間隔」の丸を左右に動かすか、数値を入力して調節します。今回は20にしておきました。

サルワカくん
サルワカくん
このように、①おしゃれながらも読みやすいフォントを選ぶ、②フォントの太さや色を調節する、③エフェクトで視認性やデザイン性を上げる、ということができると、よりよいデザインを作れるかと思います。

他の文字ものせていく

さて、他の文字もデザイン上にのっけていきましょう。

縦書きにする

まずは左の縦書き部分を作ってみましょう。

フォントを変更

まずは通常どおりテキストを追加して文章を修正し、フォントを変更します。今回は「ZEN角ゴシック」を使います。

サルワカくん
サルワカくん
テキストの追加は、左メニューの「T(テキスト)」→「テキストを追加」でしたね。

縦書きにする

最後に、上メニューの縦書きボタンをクリックすれば、縦書きになります。

パーツの高さを揃える

テキストをすべて入力

残りのテキストも入力しましょう。テキストを追加し、文章を修正して、フォントの種類とサイズ、カラーをそれぞれ変更します。

高さがばらばら

ここは、間に肉球マークを入れたいので、1行で入力せずに、テキストを2つ追加してそれぞれOpen、Closeとしてあります。が、高さを合わせたいですよね。

Canvaでは「配置」の機能を使って、ワンクリックでパーツを整列させることができます。

高さがばらばら

まずは複数選択します。Shiftキーを押したまま、パーツ2つを順にクリックして、両方ともに選択された状態にします。

配置で中央揃えする

あとは上メニューの「⋯」をクリックして、「配置」→「中央揃え」をクリックすれば…

高さが揃った

このように、中央の高さで揃えることが可能です。

Canvaではまとめて移動が可能

なお、複数選択された状態であれば、パーツをまとめて移動できます。

サルワカくん
サルワカくん
この「複数選択」して「配置」から整列させる、あるいは「まとめて移動」する、というのは時短のコツです。ひとつひとつ手作業で高さや間隔をあわせるのは大変なので、覚えておきましょう。

8.イラスト素材を追加

続いて、デザイン上に使用されているイラスト素材をCanva内で検索・追加していこうと思います。

デザイン上でイラストが使われている部分

イラスト素材が使われているのは、この部分です。

使用されているイラスト

デザイン上で使われているイラストは、サイズ変更していたりはみ出していたりして分かりづらいですが、元はこんな素材です。

Canvaにはたくさんのイラスト素材があり、無料で使えるものももちろんあります。まずはCanva内でイラスト素材を検索してみましょう、

イラスト素材を探す

イラスト素材は写真素材と同様、キーワードで検索したり条件で絞り込んだりして探すことができます。

Canvaのパーツの検索名称

今回は「abstract」「dot」で検索して、探してみましょう。(見本で僕が選択しているものと同じものは見つけづらいかもしれないので、お好みで別のものを選んでいただいてOKです)

なお、キーワード名の英語を忘れてしまって出てこない…という場合は、「ふにゃふにゃ 丸」とか「点々」とかの適当な日本語でも出てくるので、安心してくださいね。

Canva内で素材名で検索

まずは左メニューから「素材」をクリックして、検索欄に「abstract」とキーワードを入力します。

グラフィックをクリック

Canva内の全素材が表示されるので、上のタブから「グラフィック」をクリックします。

素材をクリックしてデザイン上にのせる

イラスト素材が一覧で表示されるので、使いたい素材をクリックしましょう。デザイン上に追加されます。

サイズや配置を調節する

今度はイラスト素材のサイズや向き、色などを変更してみましょう。

イラスト素材のサイズを変更する

サイズ変更は他の素材と一緒で、四隅の丸をクリックしたまま移動させると、自由に大きさを変更できます。

イラスト素材を回転させる

下の回転矢印のボタンをクリックしたまま左右に動かすと、素材を回転できます。

回転させて上下をひっくり返す

こんなかんじで、くるりんとひっくり返すことができます。

色を変える

色を変えたい場合は、上のメニューのカラーをクリックして、パレット上から選択するか、自分で好きな色を設定すればOKです。

場所を移動する

あとは、クリックしたまま動かして、ちょうどよい位置へ移動させましょう。

サルワカくん
サルワカくん
ちなみに、フレーム上ギリギリに素材を配置しようとすると、フレーム内にイラストが飲み込まれてしまうことが多々あります…。そんなときは、素材をクリックしたまま[ctrl]または[command]を押しながら移動させましょう。フレームに入り込みません。

複製して重なり順を変える

下部用にもうひとつパーツがほしい

この下部も同じイラスト素材を使っているので、複製して作りたいと思います。

パーツを複製

複製するのは簡単です。増やしたいパーツを選択した状態で、[ctrl(command)]+[D]を押せば、複製されます。

右クリックでメニューを開いて「複製」を選択、でもOKですが、コピペや複製など、Canvaでは他のツールと共通のショートカットキーもたくさんあります。簡単なものは活用していきましょう。

サイズを大きくして回転

複製したパーツは、回転してひっくり返し、サイズを大きくして、右下に配置します。

すると、文字を覆ってしまって見えなくなっているので、レイヤーの機能を使って、パーツの重なり順を変更します。

レイヤーで重なり順を変更

上メニューの「配置」で「レイヤー」をクリックし、開いた一覧から重なり順を変えたいパーツを見つけます。

このレイヤー一覧は、一覧の上のほうにあるパーツほど、デザイン上で重なり順が上になっています。

レイヤーの並び順を移動

重なり順を変えたいパーツをクリックして動かし、テキストの下まで移動させます。

離すと並び順が変わった

クリックを離すと、レイヤーの順が変わり、デザイン上での重なり順も変更されました。

Canva内の素材のドットと肉球も加える

あとは、ここまでの操作と同様にして、「ドット」と「肉球」のイラスト素材も追加していきましょう。

素材を半透明にする

Canvaで角丸の素材を追加し、半透明にする

続いて、ここの部分を作ります。

写真に白いテキストをのせると、そのままでは見づらいので、背景に暗めの半透明の図形を敷くことで、文字を見やすくします。

サルワカくん
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横長の楕円も、もともとそういう素材があるわけではなく、ベーシックな図形の素材を変形して作ります。

Canvaの図形の素材を追加する

まずは図形の素材を追加します。左メニューの「素材」をクリックして、「図形」のカテゴリーの「すべて表示」をクリックしましょう。

ちなみに、「図形」の素材と通常のイラスト素材の違いは、「縦横比を無視した変形ができる」かどうかです。図形素材は、縦横比を変更した変形ができる、つまり横長にも縦長にも変形できるわけです。

正方形を追加

一番ベーシックな「正方形」をクリックしてデザイン上に追加します。

Canvaの図形素材は色の変更も可能

通常の素材同様、色変更も可能です。

横幅を変更

楕円を作るため、まずは横幅を大きくしましょう。右の辺の真ん中あたりをクリックしたまま、右方向に引っ張ります。

角丸を変更

続いて角の丸さを変更します。上メニューの「角の丸み」をクリックして、丸みを一番大きくします。

縦幅を変更

下の辺の中央あたりをクリックし、縦幅を狭めます。これで、いいかんじの楕円ができます。

はみ出して配置

あとは、ちょうどよい位置になるよう、はみ出すように配置すればOKです。

ただ、楕円の色がくっきりしたままではイマイチなので、透明度を下げてデザインになじませましょう。

透明度を下げて半透明にする

上メニューの「⋯」をクリックして、透明度のアイコンをクリックします。丸を左右に動かして、ちょうど良さそうな透明度に調節しましょう。

おまけ)イラスト素材を反転する

気にいった素材でも「逆向きで使いたいな…」ということもあるでしょう。そんなときは反転させる機能を使います。

Canvaでパーツを反転させる

反転させたいパーツを選択し、上メニューの「反転」をクリックして、「水平」か「垂直」か選びます。

素材を反転できた

水平に反転するとこんなかんじです。

「abstract」のキーワードで出てくるフニャフニャ系の素材は、「ちょうどいいのがない」となったとき、反転するとしっくりくるかもしれません。活用してくださいね。

9.テンプレートが完成したら…

Canvaのテンプレートが完成

こんなかんじでテンプレートが完成しました。

テンプレートのURLを共有する

完成したテンプレートは、他のCanvaユーザーに共有することも可能です。

サルワカくん
サルワカくん
他のユーザーにテンプレートを共有し、Canvaで自由に編集してもらうには「テンプレートリンク」の発行が必要です。テンプレートリンクをクリックすると、ユーザーのCanvaアカウントでテンプレートを開くことができます。

テンプレートリンクの場合、「誰がそのテンプレートのリンクを踏んで、編集したか」はわからないようになっています。また、「共同編集」とは異なり、もとのオリジナルのデザインは何も変更されずにそのままになります。

サルワカくん
サルワカくん
Web上に「ここからダウンロードしてね」とリンクを貼っておき、自由にダウンロードして使ってもらう、というようなイメージです。

共有ですべて表示をクリック

テンプレートリンクの発行は、右上の「共有」からできます。「すべて表示」をクリックしましょう。

テンプレートのリンクをクリック

開いたメニュー内に「テンプレートのリンク」があるので、それをクリックします。

テンプレートのリンクを作成

「テンプレートのリンクを作成」をクリックします。

リンクをコピーしてCanvaのテンプレートを共有できる

するとテンプレートのURLをコピーできるので、コピーして、これを共有したい人に送ったり、ブログ等に貼り付けたりすればOKです。

試しに今回作ったテンプレートを共有してみます。下の水色のボタンのリンク先が「テンプレートのURL」となっているので、ボタンをクリックするとCanvaのテンプレートを開く画面になります。

ただし、「テンプレートのリンク」の発行機能は、有料プラン限定です。

サルワカくん
サルワカくん
共同編集や、「見るだけ」の共有は無料プランでも可能です。「テンプレートとして配布し、ユーザーに編集してもらう」という形にするには、リンク発行元のユーザーが有料プランでなければいけません。

Canvaの有料プラン「CanvaPro」は、使える素材数がグッと増えますし、画像編集のとても便利な機能も使えるようになります。下のボタンから無料お試し登録をすると、無料期間が通常30日のところ45日に延長されてお得です。試してみたい場合は活用してくださいね。

Canvaのテンプレート販売はできる?

サルワカくん
サルワカくん
Canvaのテンプレート販売は、しっかりルールを守れば外部サイトなどで販売可能です。

そもそもCanvaは商用利用可能

Canvaでは、有料・無料プランにかかわらず、商用利用が可能です。

サルワカくん
サルワカくん
ルールを守れば、クライアントワークや販売グッズの作成などにも使えます。

また、Canvaクリエイターになれば、テンプレート作成で収入を得ることも可能です。(詳しくは公式のCanvaクリエイターのページをご確認ください)

サルワカくん
サルワカくん
Canvaの商用利用・テンプレート販売のルールは「Canvaの商用利用は可能?無料プランの場合はどうなる?」の記事で解説しているので、よければ読んでみてくださいね。

以上で、新規デザイン作成から素材を追加し、完成後のテンプレートの共有まで操作できました。お疲れさまでした!

まとめ

真っ白なデザインに素材を追加していき、インスタ投稿用のテンプレートを作成しました。

サルワカくん
サルワカくん
今回のような簡単なデザインで操作に慣れていき、最終的に自分でゼロからテンプレートやデザインを作れるようになるといいですね。

なお、素材を探すときに気がついたかもしれませんが、Canvaには無料素材もたくさんありますが、「気に入ったものが有料素材だった」ということもなかなか多いです。

下のボタンから有料プランCanva Proに登録すると、無料お試し期間が30日間から45日間に延長されて、ちょこっとだけお得です。(無料期間中でも解約可能)

サルワカくん
サルワカくん
僕も有料ユーザーですが、有料で損したと思ったことは今のところありません。むしろ便利な有料機能が使えてとても助かっているので、ぜひ無料期間にたくさんお試ししてみてください!

なお、サルワカではCanvaの使い方について、画像つきで丁寧に解説しています。他にも記事がたくさんあるので、ぜひ読んでみてください。

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