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とても便利なCanvaですが、商用利用について疑問が生じると思います。無料プランの場合でも商用利用できるのか、など詳しく解説します。
1.Canvaの商用利用は可能
デザイン上の素材の無料・有料にかかわらず、商用利用は可能です。また、無料プランであっても商用利用可能です。
有料プランのユーザーであれば、定額で使い放題なので、制限なく有料素材を使えます。
無料プランのユーザーは、有料の素材を使いたければ、その都度少額の料金を払うか、もしくは有料プランに加入する必要があります。
どちらのプランであっても、商用利用は可能となっています。
クレジット表記は必要?
Canvaを商用利用するとき、クレジット表記は不要です。
音楽素材をYoutubeやインスタリールで使える?
動画にCanva素材のBGMをつけたものを Youtubeやインスタグラムにアップロードすることは可能です。
ただ、とある設定をしておかないとコンテンツIDの申し立てを受けることがあるので、必ず申し立て回避のための設定をしましょう。
AI機能を使った場合はどうなる?
AI機能を使って作成したデザインについては、まずはCanva公式の利用規約を確認しましょう。利用規約に則っていれば、商用利用も可能です。
2.Canvaの商用利用禁止の場合もある?
基本的に商用利用OKのCanvaですが、内容によっては商用利用がNGの場合もあるので要注意です。
Canvaで商用利用禁止の例
- Canvaの素材やテンプレートをそのまま販売・配布等する
- Canvaで作ったデザインで商標登録する
- Canvaの素材を使ってLINEスタンプを作って販売する
- Canvaの素材を使って自作したテンプレートを外部サイトでデータファイルとして販売する
まず、Canvaの素材やテンプレートは、それを作った人がいて、製作者に著作権があります。そのため、そのままの販売や配布は著作権違反となるのでNGです。
逆に言えば、自分で加工・デザインしたものは利用可能です。例えば、Canvaで作成したデザインをマグカップやTシャツに印刷し、それを販売する、というのはOKです。
商標登録については、登録されると他の人がその素材を使用できなくなるため、NGとなります。ただし、四角形や丸などの一般的な図形や線を使ってロゴを作成した場合は、商標登録OKです。あるいは、固有のロゴをCanvaにアップロードし、テキストを足して完成させた場合は、商標登録可能です。
Canva素材で作ったLINEスタンプは販売不可です。素材が有料か無料かにかかわらず、電子ファイルとして配布できる形での販売となるため、禁止です。
自作テンプレートについては、少し複雑になります。
Canvaで作った自作テンプレートを販売できるのか?
Canvaで真っ白なデザインを編集し、自作したオリジナルのテンプレートを販売することはできるのでしょうか?
答えは、条件によってはOKです。
Canvaクリエイターではない場合は?
Canvaクリエイターは狭き門ですが、Canvaクリエイターでなくとも、自作テンプレートの販売は可能です。
ただし、有料素材を含む場合は、Canvaのエディターに戻るリンク(デザインテンプレートリンク)のみ時販売OKです。
無料素材のみで自作した場合は、PDF、JPG、PNGなどのデータ形式でも販売可能です。
ややこしいですね。まとめると…
- 販売するテンプレートは「真っ白なデザイン」から作成すること
- Canvaのエディターに戻る「デザインテンプレートリンク」が購入者へ渡るようにすること(PNGやPDFは不可)
- 無料素材のみで作った場合は、PNGやPDFなどのファイル形式でもOK
テンプレートを自作して販売することは可能ですが、販売方法に注意しましょうね。
まとめ・問い合わせ方法
- Canvaは基本的に商用利用可能(有料プラン・無料プランともにOK)
- 一部、他人の権利を侵害する可能性のある利用方法は利用不可
不安や疑問点があれば、こちらのサポートページからCanvaへ問い合わせることができるので、活用してくださいね。
Canvaの問い合わせのカテゴリーに該当するものがない場合、「その他」のような項目がなくて困ってしまうと思います。そんなときは、適当にどれか選びましょう。
選ぶと具体的な内容を入力するページになります。ここでカテゴリーを修正するので、クリックします。一番下に「上記以外」があるので、それを選びます。
さらに内容を選択する欄があるので、ここで自分の質問にあわせて、「作成したデザインを販売できるのか?」や「上記以外」を選択しましょう。