記事内に商品プロモーションが含まれる場合があります
無料で使えるデザインツール「Canva」なら、無料でかわいい賞状やおしゃれな表彰状を作成できます。この記事では、Canvaで使える賞状のテンプレートと、その編集方法・印刷方法を紹介します。
幼稚園や保育園、小学校、幼児教室などの先生たちにおすすめです。また、ご自宅でお子さんに作ってあげるのもいいですね!
1.Canvaでできること
Canvaは基本的に無料で使うことができます。一部のテンプレートやフォント、素材などが有料ですが、無料の範囲内でも十分におしゃれな賞状を作ることができます。
ここからは、Canvaで賞状を作る上で、具体的にどのようなことができるのかをざっくりと解説します。
1:おしゃれな賞状のテンプレートが選べる
真っ白な画面からデザインを作成することもできますが、Canvaには賞状・表彰状の無料テンプレートがたくさんあります。(一部有料です)
たとえば、かわいらしい雰囲気のテンプレートだったり…
こういうポップなデザインの賞状もあります。
シンプルにおしゃれなデザインもありますし…
外国風のおしゃれな賞状のテンプレートもあります。
これもシンプルにおしゃれで素敵ですね!
ここに挙げたものはほんの一部です。Canvaには有料・無料含め約4,200点の賞状・表彰状のテンプレートがあります。
のちほど「2.賞状のテンプレートの探し方」でテンプレートの検索方法を解説しているので、ぜひ検索して好みのテンプレートを探してみてください。
多すぎて大変であれば、下の記事におすすめの賞状テンプレートをまとめてみたので、よければご覧ください。
2:テンプレートの編集がとても簡単!
Canvaでは、ベースとなるテンプレートを選んだ後、そのテンプレートを編集するのも非常に簡単です。
- 文章の編集・挿入
- 文字のデザインやサイズの変更
- イラストや写真など素材の挿入・移動
- 写真の加工・編集
- 色の一括変更
これらは直感的な操作で編集できるので、特別なスキルは必要ありません。パソコンが普通に操作できれば大丈夫です。(詳しい編集方法は後ほど解説します)
3:印刷も簡単!
Canvaでは、作成したデザインを紙に印刷したいとき、複数の方法があります。
- データをダウンロードして保存し、プリンターなどで印刷する。
- 印刷の注文をCanva上で行う。
よくあるのは1の方法かと思いますが、Canvaでは別途料金を支払えば、Canva内で印刷注文することができます。
最低注文枚数は25枚からで、紙の品質や仕上げ方法も選択することができ、送料込みでお値段1枚あたり88円〜で印刷可能です。(「4.賞状の印刷方法」で詳しく解説します)
2.賞状・表彰状のテンプレートの探し方
Canvaには、無料で使えるおしゃれなテンプレートがたくさんあります。その中から「賞状・表彰状」のテンプレートを探すのは、とても簡単です。
Canvaを利用するには会員登録(無料)が必要ですが、登録なしでもテンプレートを検索して眺めることはできます。
【会員登録なし】テンプレートを検索してみる
まずはCanvaのトップページにアクセスし、上の「テンプレート」をクリックします。
表示される検索バーに、「賞状」と入力し、Enterキーを押します。
検索結果が表示されました。下にスクロールするとどんどん出てきますよ。
なお、会員登録なしでも編集操作はできますが、ダウンロードできなかったりと、機能は非常に制限されます。
無料で登録でき、アカウント削除(解約)も非常に簡単なので、とりあえず登録してみるのもオススメです!
Canvaの会員登録方法はこちらで画像つきで解説しています。
なお、Canvaがどのようなサービスなのかは下の記事で解説していますので、よければご覧くださいね。(賞状以外にもいろいろな場面で使えます!)
【会員登録済み】テンプレートを検索してみる
会員登録してログイン済の場合の、賞状テンプレートの検索方法を解説します。
まずはトップページを開きます。
上の「テンプレート」にマウスをのせるとメニューが開くので、「賞状」をクリックしましょう。
賞状のテンプレートが一覧で表示されます。下にスクロールすると次々出てきますよ。
こちらをクリックすると、テンプレートのメインカラーで絞りこむことができます。
こちらからは「有料」「無料」でテンプレートを絞り込むことができます。
お金マークがついているものは、有料プランである「Canva Pro」に加入しなければ使用できません。
以上、Canvaで賞状のテンプレートを検索する方法を解説しました。
次はテンプレートの編集方法を解説します。
2.賞状の作り方・編集方法
ここからは、賞状のテンプレートの編集方法を簡単に説明します。
- 文字の編集・挿入
- 文字のデザインやサイズの変更
- イラストや写真など素材の挿入・移動
- 色の一括変更
これらを一緒にやってみましょう。
例として、このテンプレートを編集します。こちらをクリックすればCanvaで開けるので、一緒に操作してみましょう。
編集の前に…
Canvaのテンプレートでは、デザイン上のパーツがグループ化されていることがあります。
これがグループ化された状態。実線で囲まれた「猿川さる」は、点線で囲まれた他のテキストと同じグループに属しています。
グループ化されていても個々のテキストの文章やデザインを編集することはできますが、場所の移動など、特定の操作はグループごとしか行えません。
なんか変だな?と操作にひっかかったら、右クリックしてグループ化を解除してしまうのもおすすめです。(別にしなくてもいいですが)
グループを選択した状態で、右クリックして「グループ解除」をクリックするだけです。
文章を編集してみよう
では、テンプレートを編集していってみましょう。
まずはこのあたりの文章を変更してみましょう。
最初に名前を変更してみます。一度名前のあたりをクリックすると、水色の枠で囲まれ、選択された状態になります。
もう一度クリックすると、文章を編集できます。バックスペースキーで文字を消して、なにか名前を打ち直しましょう。
名前が変わりましたね。打ち終わったあとは、Enterキーを押すと改行されてしまうので…
図の赤い斜線部分をどこでもよいのでクリックして、文字が選択されている状態をキャンセルしましょう。
名前だけでなく、賞状のタイトルやほかの部分の文章も変えてみます。それぞれ2回クリックして文字を打つだけなので、簡単ですね。
名前の下の方の文章も変えてみました。
なお、新しく文章(テキスト)を足したい場合は、編集画面左のメニュー内の「テキスト」をクリックし、「見出しを追加」等をクリックします。もしくは、もっと簡単に…
キーボードの「T」を押すだけで、デザイン上に新規テキストを追加することもできます。(「text」の「T」ですね)
どの方法でテキストを追加しても、フォントの種類や色など、デザインの編集は可能です(このあとすぐに解説)。一番やりやすい方法で操作してくださいね。
文字のデザインを変更してみよう
デザインの変更は、グループ(複数のテキスト)でまとめて行うこともできますし、個々のテキストごとひとつずつ行うこともできます。
グループごとまとめてデザインを変更する場合、変更したいグループ上にマウスをのせ、表示される大きい青枠の線上あたりをクリックします。(線から外れすぎると、グループ内の個々のテキストが選択されるので注意)
上のメニューバーの「複数のフォント」をクリックしてメニューを開き、好きなフォントをクリックします。下にスクロールするとたくさん出てきますよ。
「にくまる」にしてみました。グループ内すべてのテキストのフォントが変更されましたね。
グループごとではなく、ひとつだけテキストのフォントを変更したい場合は、まず変更したいテキストをクリックします(ひとつだけ実線の青枠で囲まれていればOK)。あとは先程と同様、上のメニューバーのフォント名をクリックし、フォントを選ぶだけです。
このように、ひとつだけフォント変更できました。
テキストの色を変えてみよう
まずは色を変更したいテキストをクリックして選択します。上のメニューの「A(テキストの色)」をクリックしてカラーパレットを開き、好きな色をクリックすれば変更完了です。
パレット上の色だけでなく、好きな色に調節することもできます。「使用中のカラー」のところの「+」マークの四角をクリックすると、カラフルなボードが開きます。ふたつのつまみをドラッグして動かすと、好みの色にできます。
デザイン上、あるいはCanvaの外のパソコン上の色を選択することもできます。「+」マークで開いたボードにスポイトマークがあるので、それをクリックします。するとマウスポインターがスポイトになるので、選択したい色の上でクリックすると色を変更できます。
文字のサイズを変えてみよう
まず、フォントサイズを変更したいテキストをクリックします。上のメニューバーに数字が表示されるので、そこで変更できます。+や−をクリックしてもいいですし、数値を直接入力したり選択したりすることもできます。
もしくは、テキストの枠をドラッグしても変更できます。右下の丸をクリックしたまま…
右斜め下にドラッグします。サイズが大きくなりましたね。この方法だと、グループ内のテキストのサイズ比率は同じまま、全体のフォントサイズを変更することができます。
なお、ドラッグでサイズ変更すると位置がずれてしまうので、テキストのどこか適当な場所をクリックしたまま動かして、位置を調節しましょう。
イラストを挿入してみよう
Canvaにはイラストや写真などの無料素材もたくさん用意されており、デザインしながら素材を検索し、そのままワンクリックで使用することができます。
イラストを検索して、テンプレートのイラストと差し替えてみましょう。
ここの電球マークの写真を差し替えたいと思います。まずはこれを消したいので、クリックして選択し、バックスペースキーで削除します。
消えましたね。
それではイラストを探します。まずは左のメニューの「素材」をクリックします。
検索バーに、探したいイラストの単語を入力して、Enterキーを押します。(今回はピアノのアイコンを探します)
検索結果は写真とイラストなどが混ざっていて探しづらいので、検索バーの下の「グラフィック」をクリックして、検索結果を絞り込みます。
ちなみに、検索バーの右のマークをクリックすると、素材の色や形などで絞り込むこともできますよ。Canvaは素材数が豊富すぎるので、使いたい素材のイメージが決まっているなら、絞り込みを活用するのがおすすめです。
検索結果は、下にスクロールすると次々と出てきます。
使いたいアイコンが見つかったら、クリックするとデザイン上に配置されます。もしくは、アイコンをデザイン上にドラッグすることでも配置できます。
アイコンも文字と同様、ドラッグして移動させたり、青枠の角の丸をドラッグしてサイズ変更したりできます。
ものによりますが、色の変更も可能です。(ちょっとくすんだ色にすると、オシャレ感が増します)
賞状として使いやすくしよう
たとえば、印刷して大勢に配る場合は、名前部分は消しておいて、一気に印刷してからひとりひとり名前を手書きするほうがラクかもしれません。
ここの名前を消します。クリックして選択し、バックスペースキーを押します。
消えましたね。
下のサイン部分も、あったほうが雰囲気は出ますが、2つもいらないかな〜ということで…
こちらを選択してバックスペースキーで削除して…
こちらをドラッグして移動させ、テキストを編集しました。
サインも、印刷してから手書きしてもよいですが、大勢に配る場合は面倒ですよね。あらかじめサインを書いてしまいましょう。(タブレットがあれば書きやすいですが、今回はパソコンのままで解説します)
実はCanvaには、手書きでかける「描画機能」があるんです。画面左のメニューの「もっと見る」をクリックし、「描画機能」を選択します。
描画機能ではペンや色、太さなどの設定ができます。サインを書くなら、種類は普通の「ペン」でOKです。
書きやすいように、編集画面のデザインの下のつまみを、左右にドラッグして拡大・縮小することもできます。
では描画してみましょう。ドラッグして離して…で書けますし、直したければ「Ctrlキー+[Z]」(または「commandキー+[Z]」)で一筆前に戻せます。終わったら上の「完了」をクリック。
すると書いたものが画像と同じ扱いになり、サイズの変更や位置の移動ができます。線の修正はできないので、直したい場合は一度消してから、再度書き直しましょう。
ワンクリックで雰囲気を変えよう
ここまでテンプレートを編集してきましたが、最後に「色の一括変更」の機能を紹介します。これを使えば、ワンクリックで雰囲気をガラッと変えられます。
この子は緑が好きだから緑に、あの子は赤が好きだから赤にしよう…なんてときに役立ちますね。
色以外の要素はそのままに、アイコンカラーもテキストカラーも、ワンクリックでデザイン上の選択した色をまとめて変更できます。
この四隅の素材の色を変えてみようと思います。(わかりやすいように、4つとも色をあらかじめ揃えました)
まずは、変更したい色のパーツならどれでもいいので、ひとつクリックして選択します。上のメニューバーから変えたい現在の色をクリックし、好きな色を選択します。
まずはひとつ色が変わりました。するとパレットの下に「すべて変更」というボタンが表示されるので、ここをクリックします。
すると、最初に選択した青色が、デザイン上ですべて黄緑に変更されました。
こんなかんじで、さくっと全体的な雰囲気を簡単に変えることができます。
3.印刷の方法
完成した賞状を印刷する方法は主に3つあります。
- PDFなどでダウンロードしてプリンターで印刷
- 印刷会社に入稿して印刷注文
- Canvaでそのまま印刷注文
①の「PDF等でダウンロードしてプリンターで印刷」はもっともお手軽で安価ですね。普通の紙に印刷するのが物足りなければ、印刷した後にラミネートしたり、厚めの紙に印刷したりなど、工夫次第でより素敵な賞状にできます。
②の「印刷会社に入稿して印刷注文」は、印刷専門の会社にダウンロードしたデータを渡して印刷してもらう方法です。印刷会社によっては、「Canvaで作ったデータを入稿できます」というところがあります。ただ、会社によって質や値段が異なるので注意しましょう。
③の「Canvaでそのまま印刷注文」は、とても手軽に本格的な賞状を作れます。料金も比較的安価で、質もばっちりです。ただ、最低枚数が25枚〜であることに注意しましょう。
Canvaからダウンロードしてプリンターで印刷
まず、ダウンロードの方法です。上メニューの下向き矢印をクリックし、ダウンロードをクリックします。
ダウンロードの形式はいろいろありますが、推奨の「PDF(印刷)」でよいでしょう。
右下に「ダウンロードが完了しました」と出ればOKです。パソコンのダウンロードフォルダの中にPDFがあるはずです。
あとはそのデータを、お手持ちのプリンターで印刷するだけです。
ただ、普通に印刷すると余白ができてしまうという欠点があります。余白をなくしたければ、裁断するか、プリンターなどの設定をいじるかしましょう。
普通の家庭用のプリンターですが、印刷自体は問題なくキレイです!ただ、いろいろいじりましたが、余白は消せませんでした…
Canvaでそのまま印刷注文
Canvaから印刷注文する場合、デザインをダウンロードする必要もありません。そのまま注文へ移行でき、とてもスムーズです。
印刷注文は右上の「チラシを印刷する」のボタンから行います。
まずは印刷する紙の設定から。サイズを選んだら…
紙の種類を選びます。
印刷の仕上げ方法も選択できます。選択が終わったら、下のほうにある「続行」をクリックします。
ちなみに、紙の種類や仕上げ方法を選択する段階で、リアルタイムで下の合計金額が変更されます。予算内におさめたいときに便利ですね。
ここで一度、ダウンロードして間違いがないか確認するようオススメされます。一度普通の紙に印刷してみて、しっかりチェックしておくとよいでしょう。(しなくても注文はできます)
続いて、配達先の住所を入力します。検索がうまくヒットしないことがあるので、「自分で入力」でポチポチ打ち込みましょう。
最後に支払い方法の選択です。クレジットカードかPayPalです。合計金額を確認して、問題なければ「注文」をクリックしましょう。
以上で印刷注文完了です。とても簡単で、あっという間ですね。
Canvaでは、上質な紙への印刷のほか、名刺やパンフレット、マグカップなどへの印刷注文も可能です。
まとめ
無料で使えるCanvaなら、テンプレートや無料素材を活用して、おしゃれなデザインを簡単に作れます。
ダウンロードして自宅のプリンターで印刷することも、印刷注文することも簡単です。
サルワカでは他にもCanvaの解説記事がたくさんあるので、ぜひ活用してみてくださいね。
なお、有料プランであるCanva Proですが、サルワカの下のボタンから無料お試しに登録すると、無料期間が通常の30日から45日にのびます。ゆっくり試したい方におすすめです。