記事内に商品プロモーションが含まれる場合があります
デザインツール「Canva」の魅力の1つは、パソコンからもiPhoneやAndroidスマホからも、iPadからも使えるという点です。今回は、CanvaのiPhoneアプリの使い方を解説します。
1.はじめ方(会員登録方法)
Canvaを使うには、無料の会員登録が必要です。アプリで会員登録した場合でも、パソコンやiPadでも共通でログインできます。
メールアドレスだけでなく、GoogleアカウントやAppleアカウントなどを使うことも可能です。
- Canvaのアプリは無料です
- 作ったデザインは、スマホに画像形式で保存できます
- 同アカウントでログインすれば、データは同期され、パソコンでの作業の続きをスマホで行う等できます
iPhoneアプリをインストールしよう
下のリンクをタップすると、アプリのダウンロードリンクがあるのでそちらからダウンロードしてください。iPad版も同じくこちらからインストールできます。
Androidアプリの場合には、下のリンクからどうぞ。
会員登録しよう
アプリを開いたら、早速無料で会員登録しましょう。
ログインに使用したいものをタップしてください。なお、Facebookアカウントを使っても、なにか勝手に投稿されたりはしないのでご安心ください。
こんな画面が出た場合は、「続ける」をタップしてくださいね。
あとは各SNS上でログインすればOKです。
アプリのログイン画面で、「別の方法で続ける」をタップします。
「メールアドレスで続行」をタップします。
使用したいアドレスを入力し、「続行」をタップします。
パスワードを入力して、「アカウントを作成」をタップします。
入力したメールアドレス宛にコードが届いているはずなので、そのコードを入力しましょう。
ちなみにコードが記載されたメールはこんなかんじ。
Canvaのログイン画面で「代わりにコードでログイン」を選べば、メールアドレス宛にコードが送られてくるので、それを入力するだけでOKです。便利ですね。
どれを選んでも問題ないので、例えばブロガーなら「小規模ビジネス」、個人的なインスタ投稿に使いたいなら「個人」でOKです。
続いて、チーム作成の画面になりますが、必要に応じていつでも行えるので「後で」をタップしておきましょう。
メルマガ登録の可否をタップします。後で変更も可能です。
通知の可否をタップします。こちらも後で変更可能です。
登録が完了するとアプリの画面が開いて、おめでたいかんじになります。お疲れ様でした。
2.Canvaアプリ画面の見方
ホーム画面の見方
Canvaアプリのホーム画面は、大きく3つのパーツに分けられます。
1つめは「カテゴリーのタブ」です。ここは左右にスライドでき、Canvaでデザインできるものと、そのテンプレートがカテゴリーごとにタブで分かれています。
2つめは「カテゴリータブの内容表示」の部分です。①のカテゴリーのタブをタップすると、具体的なテンプレートが表示されます。
3つめは「メニューボタン」です。デザインが保存されたフォルダにアクセスしたり、設定メニューを開いたりできます。
なお、真っ白な新規デザインの作成はこちらのボタンからです。(のちほど詳しく解説します)
下のメニューボタンの詳細はこんなかんじ。
- ホーム:困ったらとりあえずタップすればホーム画面に帰れる。
- プロジェクト:作成したデザインや、お気に入り保存したテンプレ・素材、アップロードした写真等にアクセスする。
- CanvaPro:有料プランの紹介と登録案内。(プラン内容はこちらで解説)
- メニュー:アカウント設定や契約内容の確認、チーム作成など。
3.ホーム画面の操作の基本
ホーム画面では、おおまかに分けて以下の5つの操作をすることが多いです。
- カテゴリータブから作りたいデザインのテンプレを探す
- 新規デザインを作成する
- 編集中のデザインにアクセスする
- デザインをダウンロードする
- フォルダ内(プロジェクト)を整理する
1〜3だけ覚えれば、ホーム画面での操作としては十分です。4と5は「使えればあとあと困らない」という程度ですし、その他の操作はその都度調べれば問題ありません。
① カテゴリータブからテンプレを探してみよう
アプリ画面上部のカテゴリータブから、作りたいデザインのテンプレートを探してみましょう。
カテゴリータブは、左右にスワイプしてスライドできます。いろいろ出てきますよ。
気になるカテゴリーがあったらタップしてみましょう。ここではとりあえず「印刷」をタップします。
画面真ん中部分に「印刷カテゴリー」のテンプレが表示されます。下にスクロールするとどんどんテンプレートの小カテゴリーが表示されます。
気になる小カテゴリーがあったら、「すべて表示」をタップしましょう。(ここでは「名刺」を選択してみます)
ずらっとテンプレートが表示されますが、数が多すぎて探すのが大変です。Canvaアプリにも「フィルター」があるので、左上のここをタップしましょう。
「スタイル」や「テーマ」などでフィルタリングできます。名刺では、「向き」のフィルタリングも可能です。(現時点は「横」でフィルター)
下にスクロールしましょう。すると色でもフィルタリングできます。パレット上の色をタップするか、好みの色を指定する場合は「+」マークをタップします。
2つある丸を動かして、好みの色にしましょう。カラーコードを入力することも可能です。決まったら下の「適用」をタップします。
ひとつ前の画面に戻るので、再度一番下の「適用」をタップします。(これを忘れるとフィルタリングされません)
指定した色でフィルタリングされ、パステルな水色の名刺テンプレートが並びました。格段に探しやすくなりましたね。
気に入ったものがあれば、星マークをタップしてお気に入り保存しましょう。(見失うと二度と見つからない、ということもあります…)
使用したいものが決まったら、テンプレートをタップしましょう。
すると、編集画面でテンプレートが開きます。ここから編集していきます。(編集方法は後ほど解説)
Canvaはアプリでも、Web版同様いろいろなものがデザインでき、それぞれにおしゃれなテンプレートが豊富にあります。
- SNS投稿用画像・カバー画像・アイキャッチ画像など
- プレゼンテーション作成
- 動画編集
- Webサイト作成
- 名刺やチラシ、ニュースレター等の印刷物
上記はほんの一部です。カテゴリータブからいろいろ見て、なにが作れるのか探してみるのも楽しいと思います。
「検索」を使ってテンプレートを見つける
タブからテンプレートを探すだけでなく、「ハロウィン」や「犬」などの単語からテンプレートを探すこともできます。
検索バーは、アプリ画面上部のここにあります。タップしましょう。
検索したい単語を入力します。
ちなみに、検索バーの下の切り替えで「プロジェクト」を選ぶと、自分の作ったデザインや保存したものの中から検索して見つけることができます。(「テンプレート」なら普通にテンプレ内を検索)
さて、試しに「ハロウィン」でテンプレート検索するとこのようになりました。デザインサイズはばらばらなので、左上のフィルターをタップして自分の作りたいデザインのサイズで絞り込むとテンプレートを見つけやすいですよ。
以上、「タブから探す」「検索から探す」の2パターンのテンプレート検索方法の解説でした。テンプレを探す時間を短縮できれば、作業効率アップにつながるので、うまく使ってくださいね。
プチまとめ
- 画面上部のカテゴリータプを横スライドしてカテゴリーをタップ
- 小カテゴリの「すべて表示」をタップ
- テンプレ一覧が表示されたら左上のフィルターでフィルタリングすると探しやすい
- 検索バーで単語から探すことも可能
- 気に入ったテンプレは星マークでお気に入り保存するか、タップして編集開始
②「新規デザイン」を作成してみよう
先程は「作りたいモノのテンプレートを選び、編集してデザインを作成」という方法でしたが、Canvaでは真っ白なキャンバスに自由にデザインを作成することもできます。
テンプレートを編集するより、より自由度の高いデザインが作成可能です。
- デザインのサイズは規定サイズまたはカスタムサイズで自由に設定可能
- あとからテンプレートを適用することもできる
- 自分で用意した画像をキャンバスにして編集することも可能
新規デザインは、ここをタップして作成開始します。
好きなサイズで新規デザインを作成
まずは、好きなサイズで真っ白な新規デザインを作成する方法です。
メニューが開いたら、上の「カスタマイズサイズ」をタップしましょう。
ここに数値でサイズを入力します。デフォルトの「px」のほか、「cm」などでも指定可能です。
サイズを入力したら、「新規デザインを作成」をタップします。
するとテンプレートのメニューが開くので、下にスワイプして閉じましょう。(あとで開くこともできます)
このように、真っ白なデザインを指定サイズで新規作成できました。
規定サイズで新規作成する
ツイッター画像やインスタストーリーズ画像など、SNSに合わせたサイズのデザインの新規作成もできます。
+マークで新規作成メニューを開いたら、一覧の中から(あるいは検索バーに入力して)作成したいサイズのSNS名をタップします。ここではインスタストーリーズをタップしてみます。
するとストーリーズのテンプレートが表示されるので、下にスワイプして一度とじます。(あとで開くこともできます)
このように、Canvaアプリでストーリーズ用の真っ白なデザインを新規作成できました。
画像を新規デザインとして使う
Canvaでは、テンプレートに画像を挿し込んでデザインすることが多いです。しかし、画像そのものをデザインの土台として使用することもできます。
+マークで新規作成メニューを開いたら、一番下の写真のところの「すべて表示」をタップします。
表示された写真の中から、Canvaのデザインに使用したい写真をタップします。
すると、デザインのサイズを指定する画面になります。下を左右にスワイプすると、デザイン(真っ白なキャンバス)のサイズが選べます。
例えばストーリーズをタップすると、ストーリーズにぴったりなサイズのデザインの上に、写真がのった状態になります。(写真のサイズや位置は編集時に変更可能)
写真そのもののサイズ=デザインサイズにしたい場合は、デフォルトになっている左端の「写真のサイズ」を選べばOKです。
決まったら、右上の「作成」をタップします。
すると、Canvaアプリのデザイン編集画面で画像を開くことができました。ここから画像編集したり、文字やイラストなどを加えたり、様々な編集ができます。
プチまとめ
- 新規でデザインを作成するならホーム画面右下の「+」マークをタップ
- 「カスタムサイズ」で好きなサイズの真っ白なデザインを開ける
- 各SNSなどの規定サイズの真っ白なデザインも開ける
- 画像を選んで「写真のサイズ」を選択すれば、デザインサイズ=画像サイズの新規デザインも作成できる
③編集途中の過去のデザインを開こう
Canvaでは、編集したデザインは自動で保存されます。(テンプレートをちょっと編集画面で開いてみただけでも保存されます)
では、そのデザインはどこに保存されるのでしょうか?
アプリのホーム画面から、過去に自分が編集したデザインに再度アクセスする方法は2パターンあります。
- ホーム画面の「最近のデザイン」から
- 下部メニューの「プロジェクト」から
「最近のデザイン」からアクセス
ホーム画面の真ん中あたりに「最新のデザイン」があるので、右端の「すべて表示」をタップします。
すると、保存されたデザインが更新された順に表示されます。再編集したいデザインをタップすれば、編集画面が開いて編集できます。
「プロジェクト」からアクセス
ホーム画面下部メニューの「プロジェクト」からも、保存したデザインにアクセスできます。タップしてみましょう。
プロジェクトが開くと、このようなタブメニューがあります。
「デザイン」をタップすると、保存されたデザインが更新した順に表示されます。こちらも同様に、タップすれば編集を再開できます。
再編集したいデザインが古い、あるいは見つからない場合は、プロジェクト内を「検索」も可能です。
デザインに含まれるテキストやイラスト素材などのタグ名(「猫」など)で検索するとヒットします。必ずしもデザインタイトルでなくてよいのが助かりますね。
以上、過去に保存したデザインへのアクセスの方法でした。
プチまとめ
- 過去に編集したデザインへは、アプリのホーム画面の「最新のデザイン」からアクセス
- ホーム画面下部の「プロジェクト」からもアクセスできる
- デザインはプロジェクト内で検索も可能、デザインタイトル以外でも検索にヒットする
まとめ
以上、ホーム画面での基本的な操作3つを詳しく説明しました。
- カテゴリータブからテンプレを探す:フィルターや検索、お気に入り保存を活用する
- 新規デザインを作成:好きなサイズや規定サイズを選べる、デザイン・サイズ=写真サイズも可
- 編集中のデザインにアクセス:「最新のデザイン」or下部の「プロジェクト」
他の操作については、別記事で解説します。とはいえCanvaのアプリ自体、操作が簡単なので、今回紹介した3つをマスターすればホーム画面での普段の操作で困ることはないでしょう。
3.Canvaアプリの編集画面の基本
これまではCanvaアプリの「ホーム画面の見方」を説明しました。ここからは、実際にデザインを作成する「編集画面での操作」について解説します。
テンプレートをCanvaアプリで開く
まずはこちらをタップして、リンクを開いたら、「テンプレートを使用」をタップします。
すると(初回は)ログインを求められるので、Canvaに会員登録した方法でログインします。
ログインすると、ブラウザ上で編集画面が開きます。上の方にCanvaアプリで開くボタンがあるので、そこをタップしましょう。
すると自動でアプリに遷移して、無事Canvaアプリでテンプレートが開きました。
編集画面の見方
さて、編集画面にはいろいろなボタンがあります。よく使うものを解説します。
左上の家のマークが、ホームへ戻るボタンです。編集が終わったらタップすれば、ホーム画面に戻ります。
なお、Canvaはデザインが自動保存されるため、編集終了時に保存ボタンをタップする、等の必要がありません。基本的にはそのまま閉じて大丈夫です。
となりに「元に戻す」「進む」ボタンがあります。戻すボタンなら直前の操作を取り消します。
左下の+マークでは、素材やテンプレートの追加等ができます。写真を追加するときもここから可能です。
編集画面の操作の基本
デザインは常に真ん中に表示されます。
指2本でタップしたまま広げたり閉じたりする操作(ピンチ操作)で、デザインの表示を拡大・縮小できます(実際のサイズは変更されません)。スマホは画面が小さいので、操作しづらいときは活用しましょう。
デザイン上のテキストやイラストなどのパーツをタップすると、紫色の枠線で囲まれ、選択された状態になります。そうすると、下に関連メニューが開きます。(サイズやカラーの変更、エフェクトの追加など)
タップしたまま指を動かせば、パーツを移動できます。
デザイン表示部分の余白(図の赤い斜線部)をタップすると、選択が解除され、なにも選択されていない状態になります(画面下の関連メニューも閉じます)。
写真や素材、テキストなどのパーツの追加は、左下の+ボタンをタップしましょう。
メニューが開き、上の検索バーからは単語で検索できます。下のメニューは横にスワイプでき、イラスト・写真の追加やテキストの追加、その他機能の使用など、さまざまなメニューがあります。
ここまで、さくさくと基本の操作を解説しましたが、実際にデザインを編集して習得していくのが早いと思います。
左のテンプレートを右のようなデザインに編集する操作を、教科書のようにひとつずつ解説しますので、一緒に操作してCanvaアプリに慣れましょう。
下の記事で解説しています。ぜひやってみてください。
まとめ
以上、Canvaアプリの基本的な項目について解説しました。
今後は初心者向けの基本だけでなく、便利な機能の使い方なども解説していきますので、更新までお待ちください。
なお、サルワカではパソコンユーザー向け(iPadもほぼ同じ)のCanva解説記事もたくさんあります。よかったら見てみてくださいね。