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今回はおしゃれなデザインのチラシ(フライヤー)をサクッと作成する方法を解説します。どれも特別なテクニックや技術は必要なく、すぐに実践できるものです。
各デザイン例はテンプレートとして無料でダウンロード&使用できるようにしています(Illustrator用のaiデータですが…)。ぜひご活用くださいませ。
【準備】チラシをデザインするツールは?
デザインを仕事にするのであれば「Photoshop」や「Illustrator」などの有料ソフトがあると良いですが、最近では無料ツールでも十分に本格的なデザインができます。
個人的には「Canva」が初心者でも最も使いやすいツールなのではないかと思います。無料でおしゃれなデザインが作成できます。
ちなみにCanvaはスマホアプリで使うこともできます。詳しい使い方は下の記事を参考にしてみてください。
では、ここから具体的なチラシのデザインのコツをまとめていきます。
チラシデザインの作り方のコツ
1. 美しい写真を背景に使う
おしゃれなチラシをデザインする最も簡単な方法はコレです。美しい写真を背景に置き、その上に文字をのせましょう。写真は少し暗めのものを選び、文字を白くするのがおすすめです。ちなみにこの例で使用している背景写真はUnsplashでダウンロードしたものです(無料かつ商用利用もOK!)。
データ
- 主な使用フォント:Latin Modern Roman(フリーフォント)
- テンプレート(.ai):ダウンロード
2. 文字を大胆な大きさにする
フォントサイズを特大にすれば、文字がデザイン的な要素として活きてきます。ポイントは左右の文頭と文末を縦に揃えることです。そのために思い切って「行」ごとにフォントサイズを変えてみると良いでしょう。また、このようなデザインでは太めの文字がマッチします。
データ
- 主な使用フォント:ヒラギノ角ゴStdN(Mac標準搭載)
- テンプレート(.ai):ダウンロード
3. 背景をカラフルに塗りつぶしてみる
背景をカラフルな色で塗りつぶし、その上に白の文字をのせることで、目を引くような印象的なチラシになります。このとき背景に派手すぎる色を使わないようにしましょう(たとえば真っ赤は✕)。また、文字を白にする場合、ベージュのような淡い色を背景にするのもNGです。文字が目立つようにハッキリと色の差をつけましょう。
データ
- テンプレート(.ai):ダウンロード
4. ユニークなフォントを使ってみる
アイキャッチ的な役割をするメインの文字にユニークなフォントを使うのも効果的です。ポイントは背景の写真やイラストと良く合いそうなフォントを選ぶことです。たとえば上のデザイン例の場合、背景写真が淡く透明感があるので、なめらかで流れるような明朝体フォントを選びました。
データ
- タイトルフォント:SignPainter-HouseScript(無料フリーフォント)
- 写真:Unsplash
- テンプレート(.ai):ダウンロード
5. 余白を十分にとってみる
雰囲気的に春っぽかったので、文章に無意味に春とつけてみました。文字のサイズはやや控えめにして、余白を十分にとるのもオシャレに見せるのに効果的です。余白を活かした繊細で美しい表現には、細字の明朝体フォントがよく合います。また上のデザインのように、チラシ全体のうち半分を写真で覆い、残り半分を情報をのせるためのスペースとして使う、というのも1つの手段です。
データ
- 主な使用フォント:はんなり明朝(フリーフォント)
- テンプレート(.ai):ダウンロード
6. 中心に円を配置してみる
写真やイラストを使わずにおしゃれに見せたければ、塗りつぶされた四角形や円形を使うのが効果的です。塗りつぶされた円を置き、その上に文字を文字をのせましょう。背景が濃い色なら白文字にするのが良いかと思います。また全体を枠で囲むと引き締まった印象になります。使用する色数を絞るのもポイントです。
7. 文字の並び方をユニークにしてみる
少し上級者向けですが、1つ1つの文字をユニークに並べるのも面白いかと思います。上の例では1文字目をドデカくし、さらに後半の文字を90°回転させてしまっています。読みやすさは考慮していないので、絶対に伝えたい文字をこのように配置するのはあまりおすすめしません。
8. アイコンを使う
アイコンを中心に据えることでデザインがより華やかになります。今回使用しているアイコンはFLAT ICON DESIGNからダウンロードさせて頂きました。無料かつ商用利用可にも関わらず、超ハイクオリティなフラットアイコンがたくさん揃っています。最近のトレンドっぽい表現をするのにピッタリです。
9. 数字をでかでかと使う
数字を思い切って大胆な大きさにするのも良いですね。というのも数字フォントはオシャレなものが多いからです。上の例では日にちを特大サイズにして、月と年を下側にのせています。伝わりづらくなってしまう恐れもあるので、日本語で表現しても良いでしょう。まとまった印象を出すために、色数は2〜3程度におさえることをおすすめします。
10. 手書き風フォントをさらっと使う
ペンで書いたような手書き風フォントをさらっと使えばクールな雰囲気を出すことができます。上の例では手書きフォントを斜めに傾けて配置しています。また、広々とした青空の写真は背景としてとても使いやすくてオススメです。ちなみにオレンジ色は空などの水色と相性◎です。
データ
- 手書きフォント:Bradley Hand(フリーフォント)
- 空の写真:Unsplash
- テンプレート(.ai):ダウンロード
11. スケッチ風のフォントを使う
「Cabin Sketch」というスケッチ風のフリーフォントがとてもおしゃれです。これをアイキャッチ部分に使えばそれだけでかわいく、やわらかい印象のデザインになります。猫のシルエットは「Silhouette Design」からダウンロードさせて頂いたものです(無料)。いつもお世話になっている素晴らしい素材サイトです。
データ
- スケッチフォント:Cabin Sketch
- テンプレート(.ai):ダウンロード※ 猫のシルエットは外してあります。
12. 背景にテクスチャを使う
背景にテクスチャ素材を使うとユニークで印象的なチラシになります。この例では思い切ってゴワゴワとしたクラフト紙の背景を敷いてみました。ゴワゴワに合わせて、文字もごっつい太字ゴシックにしています。なお、背景の素材は「フリーテクスチャ素材館」で超高品質なものがたくさん見つかります。ありがたや。
13. おしゃれなイラストを使う
秋を感じさせるふんわりとしたデザインです。オレンジ系統の木と動物たちのイラスト素材が最高にかわいいのです。フォントには丸くてやわらかい印象のMontezを使ってみました。このようにハイクオリティなフォントや素材を使えば、簡単にオシャレなデザインのチラシを作ることができるのです。
データ
14. おしゃれなデザイン素材を使う
おしゃれなチラシを作るためには、おしゃれなデザイン素材を使うに限ります。最近では無料でもハイクオリティな「イラスト」や「アイコン」などの素材をダウンロードできるのです。
以下の記事で無料で使える素材サイトをまとめています。ぜひ気に入ったものをダウンロードして、チラシデザインに組み込んでみてください。