記事内に商品プロモーションが含まれる場合があります
「影をつける加工がしたい」…そんなときは、無料デザインツールCanvaの画像編集機能、「影付き」がおすすめです。使い方や注意点を解説します。
1.Canvaの「影をつける加工機能」は何ができる?
実際の加工画像
Canvaの影付き加工を使うと、このような画像が作れます。
Canvaを使えば、サクッととった写真を切り抜いて、背景と影をつければそれっぽい画像を作成することができます。
具体的な機能
Canvaの「影付き」の機能では、以下のようなことができます。
- ワンクリックで自動で影をつけてくれる
- 影の「付け方」を選べる
- 影の向きや大きさ、濃さなどを調節できる
- 影の色を選べる
どんなかんじか、さらっと解説します(操作方法は後ほど)。
ワンクリックで自動で影加工
たとえば、こちらのカメラの切り抜き画像ですが…
影付き機能(ドロップ)を使えば、ワンクリックでこのような影がつきます。(影の設定は未調整)
影の付け方いろいろ
Canvaで加工できる影の種類はいくつかあります。
たとえば、「グロー」なら浮かび上がるような影をつけることができます。
「ドロップ」はこんなかんじ。これは向きが「右下」ですが、他も選べます。
「アウトライン」なら、周りをぐるっと囲むことができます。
調節が可能
ワンクリックで影をつけるだけでなく、どのような影にするのか、大きさや濃さなどの調節も可能です。
これは、影の「角度」を変更して、影の向きを変えてみました。
これは影の「サイズ」を大きくした結果です。
これは影の「強度」と「ぼかし量」を調節した画像です。影が薄く、境界もぼやけていますね。
色が選べる
影は形だけでなく、色も変更できます。
デフォルトは黒ですが、赤っぽい色を選択してみると、こんなかんじに。
2.「シャドウ」機能の使い方
ここからは、実際に影をつける操作をしてみましょう。とても簡単なので、よかったらこちらのテンプレートをCanvaで開いて、いっしょに操作してみてください。
ここからは実際の影の付け方を解説していきます。
まず、影をつけたい画像をクリックして、上に表示されたメニューの中から「写真を編集」をクリックします。すると左側に画像編集のメニューが開きます。
下に少しスクロールすると「シャドウ」があるので、それをクリックしましょう。
シャドウのメニューが開くので、つけたい影のタイプをクリックします。
すると、画像にデフォルトの影がつきます。下に影の調節メニューが開くので、それを使って好みの影に調節しましょう。
たとえば「サイズ」で、影を大きくしたり小さくしたりできます。丸をクリックしたまま、左右に動かせば調節できます。
影の調節はリアルタイムでデザインに反映されるので、様子を見ながら調節しましょう。シャドウのメニューを閉じるまでは、いくらでも調節して修正できます。
いいかんじできたら、デザインのなにもないところor編集画面のなにもないグレー部分などをクリックして、シャドウのメニューを閉じましょう。(「完了」などのボタンはありません)
以上です!とても簡単ですね。
完成した画像のダウンロード方法は、下の記事で解説しています。
3.注意点
Canvaの便利な影をつける機能ですが、できないこともあります。
イラストに影をつけたければ…
Canvaで影をつけることができるのは「画像」だけです。Canva内の素材イラストには影をつけられません。
もしどうしてもイラストに影をつけたければ、下の手順でやってみてください。
Canvaでイラストに影をつける方法
- イラストを「背景透過」で画像としてダウンロードする(有料プランのみ可能)
- ダウンロードした画像を、Canvaにアップロードする
- デザインに画像を貼りつける
- シャドウ機能を使用する
画像内の物体に影をつけることはできない
Canvaでは、画像そのものに影をつける加工になります。
例えば、この写真ではコーギーちゃんの左側に撮影時の影ができています。「写真内のコーギーちゃんの右側に影をつけたい」と思っても、Canvaの影付き機能のワンクリックではできません。
このように、写真そのものに影がついてしまいます。
写真内の物体に影をつけたければ、物体を切りぬく(背景除去する)必要があります。
元に戻しづらい
Canvaでは「Ctrlキー+[Z]」または「commandキー+[Z]」で操作を元に戻すことができますが、影付きを使っていると、画像が変な形になったりサイズが変わってしまったり、謎の動きが出ることがあります…。慌てず操作しましょう。
まとめ
以上、Canvaで画像に影をつける機能の紹介でした。Canvaにはほかにも画像加工のさまざまな機能があるので、ぜひ活用しましょう!