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Canva(キャンバ)はパソコンからもスマホからもタブレット(iPadなど)からも使えるデザイン編集ツールです。使いこなせば、超簡単におしゃれなデザインのポスターやフライヤーなどが作れるのです。
スマホアプリで使う場合に特に便利なのがインスタグラム用画像の作成です。この記事では、Canvaを使って、サクッとおしゃれなデザインのインスタ画像を作る方法を解説します。
【目次】 インスタ映えする画像レシピ
写真をタップすると、そのデザインの作り方解説に飛びます。
1. 手書き風の文字を入れる例
「手書き風の文字を挿入する」という簡単な例からやっていきましょう。
Canvaを開き、メニューからInstagramを選びます。ちょっとしたコツですが、検索ボックスに「写真」と入れると、たくさんのテンプレートが表示されるようになります。
1-1.写真を入れ替え
下の方にスクロールしていき「Summer Lovin」と書かれたものを選びます。今回はこれをベースにします。
背景写真を自分のものと入れ替えます。写真のどこかを1回タップします。
下から好きな写真をタップします。すると背景がその写真に置き換わります。
ドラッグと2本指のピンチ操作で写真の位置とサイズを調整しましょう。
この例だとワンちゃんの顔の上に文字がかかってしまっているので、文字もついでにドラッグで動かしておきます。
1-2. 写真にフィルターをかける
画像を選択した状態で(選択されていなければ画像をタップ)、[フィルター]をタップします。あとは好みのフィルターを選びます。今回は、写真に深みが出る[EPic]を選びました。
1-3. テキストを変える
次に「Summer Lovin’」というテキストを変えます。文字の部分をダブルタップしましょう。
ここでは例として「Beautiful Day」という文字に変えてみました。日本語にする場合は、フォントを手書き風の「ふい字」にするのがおすすめです(フォント設定を変える方法)。
1-4. チョンチョンを片方消す
右下のチョンチョンのバランスが少し悪いので(そして可愛すぎるので)、消してしまいましょう。①チョンチョンをタップして選択した後に、②上のゴミ箱をタップします。
これでチョンチョンが消えます。
1-5. 完成!
これで完成です。写真にサクッと文字を入れてインスタ映えさせられるのがCanvaアプリの魅力ですね。
POINT写真の上にテキストをのせるため、なんて書いてあるのか分かりづらくなりがちです。写真にはなるべく暗めのフィルターをかけるのがおすすめです。また、写真の中でもなるべくスッキリしている部分に文字を配置するようにしましょう。
2. 囲み枠を使った趣のある加工例
さきほど同様に[Instagram]を選び「写真」と検索します。
使うのはこちらの枠が付いたデザインテンプレートです。左下の文字を日本語に変えてみましょう。
2-1. 写真を入れ替え
はじめに背景画像をタップして、自分の写真と置き換えます。画像の隅の方をタップすると選びやすいかと思います。
2-2. 文字を日本語に
左下の「Coffee Sesh」という文字を「京都」に書き換えます。
次に文字を選んだ状態のまま、フォント種類やサイズの設定をします。フォントは「はんなり明朝」に、サイズは文の長さに合わせて変えれば良いですが、少し大きめにしましょう。
このようになりました。背景がいかにも「和」な写真なので、フォントも和風なものにします。文字は枠に沿って配置しましょう。
右上の日付も「ゴシック体」から「明朝体」に変えます。フォントには「CIZEL」を選びました。
参考: 文字の基本(タイポグラフィ)
2-3. 色調補正
フォントが少し細くなった分、文字が読みづらくなってしました。そこで背景写真を少し暗くすることで、文字を目立たせましょう。
写真をタップで選び「フィルター」[詳細]と進みます。
明るさを少し下げ、さらにビネットを効かせるようにしました(0から35くらいに)。ビネットとは写真のフチからぼんやりと暗くするような加工のことです。
2-4. 完成!
これで完成です。京都らしい「はんなり」感のあるデザインになりましたね。
POINTポイントは、左下と右上のテキストをそれぞれ枠に沿って綺麗に配置することです。写真の明るさやフィルターは写真に応じて調整しましょう。
3. 3枚の写真を縦に並べるコラージュデザイン
次に写真を縦に3枚並べるようなデザイン例を紹介します。テンプレートがよく出来ているので、ほぼ写真を入れ替えるだけで出来上がります。
テンプレートを探しましょう。またも[Instagram]で「写真」と検索して探します。
こちらのテンプレを選びます。「TAKE A TRIP TO The Mountains」と書かれたものですね。
3-1. 写真を置き換え
3枚の写真をそれぞれ入れ替えていきます。①1枚ずつタップして、②カメラロールから自分の写真を選んでいきましょう。
3枚とも海の写真を選びました。どれも僕がiPhoneで撮ったものです。
3-2. フィルターを変更
このテンプレだと、暗めの画像フィルターがかかるような設定になっています。しかし、もっと海の鮮やかさを引き立てたいですね。
写真を1枚ずつタップで選び、フィルターを変えましょう。今回の例では少し鮮やかめな[Ominous]を選びます。3枚とも同じくらいの色合い、明るさにします。
3-3. フォントを変える
テキストを好きなものに変えます。
なんて書いてあるのか分かりづらいフォントだったので、[Satisfy]というものに変更しました。
日本語の場合は[はんなり明朝]か[ふい字]にするのがおすすめです。
ちなみに上の小さめのテキストは[Knewave]にしました。テキスト自体が不要であれば上のゴミ箱をタップして消しましょう。
完成!
完成しました。夏を感じますね。少しノスタルジック。あぁなんか辛くなってきた。
POINT全体の色が似ている3枚の写真を選ぶと、統一感が出て きれいな1枚が出来上がります。
4. インスタ映えするコラージュデザイン例
次はこちら。余白が存分に取られた洗練されたようなデザインなので「趣きを出したいとき」におすすめです。逆に「力強さ」や「エネルギッシュさ」を出したいときにはあまり向いてないですね。
さっきからずっとやっていますが今回もInstagramを選んで「写真」と検索します。下にスクロールしてテンプレを探しましょう。
今回使うのはこちらのテンプレート。Canvaには本当におしゃれなデザインテンプレがたくさんあります。
写真を3枚とも置き換えます。それぞれドラッグ&ピンチ操作でサイズと位置を調整します。好みでフィルターをかけましょう。
4-1. タイトルを変更
上のタイトルを書き換えます。ダブルタップでテキスト編集モードになります。My puppy(puppyは子犬の意味)にしました。
フォントサイズを少し大きめに(この例では58に)、さらにフォントは[Sniglet]という可愛気のあるものにしました。
4-2. 出来上がり
写真を置き換えて、テキスト設定を少し変えただけですが、十分かわいくなったので完成です。下のテキスト「@sam…」というところにはインスタのユーザー名を入れると良いのではないでしょうか。
POINT1枚1枚の写真が小さいサイズになるため、パッと見て何か分かるようなものを選びましょう。あまりゴチャゴチャした写真は使わない方が良いですね。
5. Canvaらしいアイコンを使ったコラージュデザイン例
せっかくなのでCanvaの魅力である「アイコン」や「イラスト」の挿入もしてみましょう。
今回使うのはこちらのテンプレです。さきほど同様にInstagramを選び[写真 ]と検索すれば見つかるはずです。
例によって写真を3枚とも置き換えます。1枚ずつタップ→カメラロールから選ぶ、という手順ですね。好みでフィルターもかけましょう。
5-1. タイルの色を変える
右上のタイルの色を変えます。①タイルのどこかをタップして②[カラー]の[+]ボタンをタップします。
塗りつぶし色を選びます。テキスト色は白のままにしたいので、少し濃い目の色を選びます。
5-2. 文字を変える
ついでに文も変えてしまいます(ダブルタップして編集)。また、今回は下側についている小さなラベル文字は削除しました(選んだ状態でゴミ箱アイコンをタップ)。
このようになりました。フォントは[Sifonn]にしています。
5-3. 吹き出しアイコンを挿入
アイコンやイラストを追加するためには、右下の円形の+ボタンをタップします。
4つの選択肢が表示されます。この中の[ライブラリー]をタップします。
アイコンがずらっと表示されるかと思いますが、検索ボックスに[吹き出し]と入れましょう。おしゃれな吹き出しが表示されます。Canva最高と思う瞬間。
気に入った吹き出しをタップすれば、デザインの上に挿入されます。ドラッグ&ピンチ操作で位置やサイズ、傾きを変えましょう。
イラストを追加
リンゴ好きのワンちゃんなので「リンゴ食べたいなぁ」とぼんやりと考えているような画にします。
もう一度[円形+ボタン][ライブラリー]と進み、今度は「果物」と検索します。リンゴのイラストがあったので、タップして挿入します。
イラストの配色を変えます。アプリの下側にこのような鉛筆アイコンが表示されます。ここからイラストの色を変えることができるのです。
このような色使いにしました。「輪郭線」=「吹き出しの中の色」というように合わせています。
吹き出しの中にリンゴが入るように、位置・サイズ・傾きを調整します。
5-4. 完成!
これで完成です。アイコンやイラストを使うと、グッとかわいくなりますね。
POINTインスタグラムの小さな正方形の中で、イラストやアイコンをたくさん使いすぎると、ゴチャゴチャした雰囲気になってしまいます。数個程度に押さえるのがポイントです。
6. タイトルを入れてインスタ映えさせる例
次はこちら。写真は石川県のとあるカフェで撮ったものです(iPhone)。
使うのはこちらのInstagram用テンプレです。写真を置き換えるだけで十分な気がしますが少しだけ個性を出してみます。
6-1. 写真の置き換え+フィルター
写真を置き換えて、フィルターをかけます。少しメリハリの効いたフィルターにするのがおすすめです。ここでは[Festive]というものを選びました。
6-2. 文字まわりの設定
デザインの上の部分をこのような見た目にします。まずタイル部分をタップして[カラー]から好きな色を選びましょう。
次にテキストを変えます。シンプルに「COFFEE TIME」としました。
フォントはこのような設定になっています。ポイントは文を[左寄せ] にすることです。テキスト自体は少し右に配置してアイコン用のスペースを作ります。
6-3. アイコンを追加
アイコンを追加するために、右下の円形の+ボタンをタップします。
おもむろに[ライブラリー]をタップしましょう。
コーヒーのアイコンが欲しいので「coffee」と検索しました。
タップしてアイコンを追加します。ちょっと配色が派手すぎますね。
6-4. アイコンの色を変える
下に表示されている鉛筆ボタンからアイコンの配色を変えることができます。この図のようなシンプルな色にしましょう。
あとはアイコンをピンチ操作で縮小して、テキストの左側に配置すれば完成です。
6-5. 出来上がり
完成です。[アイコンの高さ]=[テキストと同じ高さ]にすることがスッキリ見せるために重要です。
POINTアイコンの色使いは背景色と合わせてシンプルに見せるようにしましょう。使う色の数が多いと、まとまりの無い印象になってしまいます。
7. 文字をデカデカとのせる例
最後に、インスタグラムにアップすれば、ひんしゅくを買うこと間違い無しの肉肉しいデザインの作り方を解説します。
使用するのはこちらのデザインテンプレです。例によってアプリのトップから[Instagram]「写真と検索]により見つかるはずです。Canvaのテンプレは本当に優秀。
7-1. 写真の入れ替えと加工
背景写真をタップしてカメラロールの自分のものと入れ替えます。こちらは都内の「牛カツもと村」で撮ったもの。本当に美味しかったのでおすすめですよ。
なお、写真はフィルターを変えて、料理の鮮やかさが残るようにします。
7-2. テキストの設定
テキストをダブルタップして「肉」に書き換えます。「脂」とかでも良いでしょう。
フォントは[衡山毛筆]に(ここ重要)。サイズは特大にします。文字はピンチ操作でも大きくできるかと思います。
なお、「肉」は少し左に傾けても良いのではないかと思います。
7-3. フリガナを追加
フリガナ用のテキストボックスを追加するために、右下の円形の+ボタンをタップします。
次に一番左にある[テキスト]をタップします。後から変えるので、とりあえず何でもOKです。
挿入されたテキストをダブルタップして「にく」に変えます。
フォントは[あおぞら明朝 Heavy]に、フォントサイズも調整します。あとは「肉」のフリガナになるように位置、角度、字間なんかを調整します。
7-4. 完成!
完成しました。「肉」という文字は少し透明にしても良いのではないかと思います。
POINTフォントを[衡山毛筆]にするのがポイントです。フリガナは無くても良いですね。
ここまでCanvaでインスタ用画像を作る例を7つ紹介してきました。反響があったら続編を書くかもしれません。