記事内に商品プロモーションが含まれる場合があります
AIによる画像生成機能は、Canvaでも無料で使えます。その使い方と注意点を解説します。
1.CanvaのAI画像生成機能とは?
大量のイメージ画像を学習済のAIが、入力したテキストから画像を生成してくれます。
必要な画像が素材の中から見つからないときなどに便利です。
- 生成したいイメージを短い文章で書く
- スタイルやサイズを選ぶ
- 生成ボタンをクリック
これだけで、AIが画像を作成してくれます。
例えば、こんな画像や…
「コーヒーとパソコンと観葉植物が置いてあるデスク」でこれが生成されました。
「雪原を走る犬のイラスト」をお願いした結果がこちら。かわいいですね。
もちろん猫の画像も作れます。「窓辺でクッションの上で眠っている猫」です。
Canvaの公式サイトでも、画像生成アプリについてわかりやすくまとめられているので、ぜひご覧ください。
2.画像生成機能はどこから使う?
CanvaのAI画像生成機能は、「Magic Media」というアプリで使用できます。(旧「Text to Image」)
すでに会員登録してあるなら、ぜひこちらからCanvaを開いて、一緒に操作してみましょう。
まずはCanvaを開いて、右上の「デザインを作成」をクリックして、何でもいいのでデザインを新規作成します。
今回は例として、カスタムサイズをクリックして適当なサイズ(800*450)で作成してみます。
Canvaの編集画面が開いたら、左のメニューを下にスクロールして、「アプリ」を探してクリックします。
このようにアプリのメニューが開きます。下にスクロールして探してもよいですが、検索欄に「Media」と入れてenterするのが早いです。
紫っぽいアイコンが「Magic Media」です。クリックしましょう。
初回のみ、このような表示が出るので「使用する」をクリックします。
すると、AI画像生成機能のメニューが開きました。ここから操作していきます。
3.CanvaのAI画像生成機能の使い方
AI画像生成機能の使い方は、とても簡単です。
- 作成したいイメージを短い文章で書く
- スタイルやサイズを選ぶ
- 作成ボタンをクリック
まず、ここに作りたい画像のテキストを入力します。「どこで」「どのように」「何をしている」「何なのか」を入れるとよいかと思います。
よくわからなければ、例をみてみましょう。入力欄の下にあるボタンをクリックすると、上のテキスト入力欄にテキスト例が表示されます。(もう一度クリックすると、他の例が表示されます)<
雰囲気が掴めたら、自分で入力してみましょう。クリックして文章を打ちます。今回は例として「庭でボールで遊んでいる犬」と入力しました。
テキストが入力できたら、続いて、どのような描き方にするかの「スタイル」を選択します。
下にスクロールして、「スタイル」を選択します。「すべて表示」をクリックすると…
色々なスタイルが表示されます。(ちなみに何も選択しなくても、いい感じの画像になるので後で選んでもOK)
続いて、下にスクロールして「縦横比」を選びます。
僕がよく使うのは縦か横です。正方形だと作られた画像が見切れることが多いので、「縦横で出力→お好みで正方形にトリミング」の方法がおすすめです。
スタイル、縦横比を選んだら、一番下の「イメージを生成」をクリックします。
これで、AIが画像を作成してくれます。しばらく待ちましょう。
気に入った画像があれば、クリックしてデザインにのせましょう。そうすることで、画像としてプロジェクトに保存することができます(後ほど詳しく説明します)。
並べて見比べたいときは、「ページを追加」して真っ白なデザインのページを増やし、そこに貼っていくといいと思います。
なお、AIで自動生成された画像は、普通の画像と同様にサイズ変更したり、加工したりの画像編集が可能です。
デザイン上でクリックすれば、「画像を編集」が表示されるので、ここから編集できます。
Canvaでの画像編集の方法などは、こちらのページにまとめてあるので、よければ見てみてください。
もしAIで自動生成された画像が気に入らなければ、「再生成する」をクリックすれば、設定はそのままで再生成できます。(まったく違う画像が生成されます)
ただ、まったく違う画像ではなく、「この画像、ちょっと惜しいんだよな…」というときは似た画像を再生成することもできます。
似たものを作りたい画像の右上の「・・・」をクリックし、「同様のものをさらに生成する」をクリックします。
すると、同じような雰囲気で違うパターンの画像が生成できました。白い犬ばかりですね。
ちなみに、同じメニュー内に「Generate Video」がありますが、こちらはまだうまくいかないことが多そうです。進化を待ちましょう…!
なお、下にスクロールすると「スタイル」を選べるので、テキストはそのままにスタイルを変えて再度画像作成することもできます。
これは「水彩画」のスタイルで再度AI画像生成した結果です。こちらもかわいいですね。
このように、CanvaでAIを使っていろいろな画像を生成することができます。いいかんじの素材が見つからないときなど、ぜひ活用してみてくださいね。
作成された画像の保存方法・保存先は?
CanvaでAI画像生成機能を使って作成した画像は、クリックしない限り保存されません。
AIが画像を作成しただけのこの状態では、画像は保存されていません。AI画像生成のメニューを閉じると画像は失われてしまいます。
気に入った画像をクリックしてデザインにのせたこの状態だと、デザイン上の画像は保存されます。
AI作成画像の保存先は、プロジェクト内の「画像」のフォルダです。
Canvaのトップページの左側のメニュー内に「プロジェクト」があります。クリックして開きましょう。
このプロジェクト内の「画像」のタブをクリックすると、Canvaに保存された画像一覧が表示されます。この中に、AI作成画像も保存されます。
作成された画像のダウンロード方法
AI作成画像をダウンロードしたいときは、画像にマウスをのせます。すると「・・・」とメニューが出るので、それをクリックしましょう。
開いたメニューから、「ダウンロード」をクリックすればOKです。
4.AI画像生成の注意点
気に入ったものは必ず保存
先ほども説明したとおり、AI作成画像は作成しただけでは保存されません。
さらに言えば、同じテキストで生成したとしても、完全に同じ画像を再度作成することはできないので、気に入ったものはクリックして必ず保存しましょう。
回数制限に注意
AI画像生成には回数制限があります。
あとどれくらい画像生成できるかは、生成ボタンの下に、小さく表示されています。
あと残り何回か、いつリセットされるのかが、このように表示されます。
画像生成する機会が多い場合は、注意しましょう。
苦手なものを知っておこう
AIは写真から学習しているので、実在しないことの描写は苦手です。
例えば、「男女が料理しているイラスト」だと割りと自然なイラストになりますが…
「犬と猫が料理しているイラスト」だと、イラストレーターさんが描くような擬人化した犬猫が料理するようなイラストにはならず、なんとなく要素が並んだだけな画像になります。(※2023年5月時点)
2023年10月時点、かなり進化しました。指定しなくても、コック帽を被っていたりと面白いです。(もう少しがんばってほしいですが…!)
他のテキストでの自動生成結果も見てみましょう。
現実的なものとして、例えば「古代エジプトの民家」を作成してもらうと、それっぽいものができます(正解かどうかは置いておいて)。
しかし、「カラフルな魚が泳ぐピンクの海」は作れませんでした。魚や、海の中の一部がピンクになるだけで、水全体がピンクにはなりません。(※2023年5月時点)
…と思っていましたが、2023年10月時点では、このような画像が生成できました!5月には何回やってもこのような画像は作れなかったので、進化がすごいです。
とはいえ、CanvaのAI画像生成機能にも得意不得意はまだまだあります。うまく使っていきましょう。
縦横比のおすすめは?
CanvaのAI画像生成では、縦横比を設定できますが、おすすめは横か縦です。
これは「料理をしている犬と猫」でしたが、犬が右側で見切れてしまっています。
このように、「正方形」で設定すると見切れることが多いように感じました。正方形の画像がほしいときは縦か横で画像を生成してから正方形に切り取るのがおすすめです。
AI生成画像の権利は?
画像について回る非常に重要なこととして、著作権などの権利の問題があります。
Canva公式としては「簡単な答えはなく、未解決の問題であり、住んでいる国によって異なる可能性がある」としています。
AI生成機能を使う際のルールなどは、こちらのページの下部の「よくある質問」に簡単にまとまっているので、一度目を通すことをおすすめします。
まとめ
以上、CanvaのAI生成画像機能の使い方と注意点でした。
Canvaには、他にもいろいろな便利な機能が備わっています。こちらのページにまとめてあるので、ぜひ見てみてだくさいね。
なお、有料プランの無料お試しは通常30日間ですが、サルワカのこちらのリンクから無料お試し登録すると、お試し期間が45日に延長されます。じっくり試してみたい人におすすめです。
もちろん、無料の範囲内でも十分使えます。便利なCanva、日々のデザイン作成にぜひ使っていきましょう。