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「WixのSEOは弱い」という情報は古く、現在は改善されています。Wixでも検索上位を狙うことは十分可能です。
現在のWixのSEO対策はどのようなものなのか、上位表示を狙うならどこから設定したらよいのかを解説していきます。
1.「WixのSEOが弱い」と言われるのはなぜ?
SEO対策がしっかりできるWixですが、「WixのデメリットはSEOが弱いこと」、そんな情報を目にするのはなぜでしょうか。
本当にWixのSEOは強いの?
そもそも、WixのSEOが本当に強いのかどうかですが、信頼できる外部評価があります。
Google社員が公言
海外のSEOやデジタルマーケティング専門のニュースサイトに掲載された記事で、Googleの担当者が「現在のWixはSEOにおいて全く問題ない」と発言しています。

第三者機関によるレポートで「最優秀」と評価
「HTTP Archive」という、Web全体のパフォーマンスや技術的な傾向を継続的に記録・分析している機関があります。
そこが発行する年次レポートで、2024年に「WixはSEOパフォーマンスにおいて最優秀である」という評価が記載されました。

Wixで作られたWixの自社サイトも強い
Wixの主要なマーケティングサイトはWixで作られていますが、多くの人気キーワードでトップを取るなど、SEOの強さを実証しています。

このように、「WixはSEOに強い」と言えるのですが、なぜ「弱い」という誤解があるのでしょうか。
WixのSEOが弱いと誤解されてしまう理由
昔は確かにイマイチだった(現在は改善)
2020年頃までは、確かにWixはSEO的にイマイチでした。SEOに影響を与える、Googleの「コアウェブバイタル」という「ユーザー体験がどれぐらい優れているか?」の指標も低かったです。

「昔は弱かった」というのは事実ですが、現在はSEO的に何の問題もありません。

初心者が作ったWebサイトが多く、SEO設定が適切にされていない
Wixは「操作が簡単で初心者にも使いやすいツール」なので、「SEOが何なのか全くわからない」という初心者さんもWixでWebサイトを作ります。
その結果、SEO設定が不十分なWebサイトもたくさん作られてしまい、「WixにはSEOの弱いサイトが多い=WixはSEOが弱い」という勘違いにつながっているかもしれません。

まとめると…
昔は確かにSEO的に弱かったですが、Wixの現在のSEO機能は外部評価も高く、SEO対策はしっかりできると言えます。
ここからは、実際のWixのSEO機能について解説していきますね。
2. WixのSEO機能と設定方法
初心者に優しい「SEO設定ガイド」
Wixには「SEO設定ガイド」があり、初心者でもそのガイドに従って設定を進めていけば、サイト全体の基本的なSEO設定を網羅できるようになっています。(無料プランでもOK)
Wixのダッシュボードを開いて、左メニューから「サイト・モバイルアプリ」→「SEO」をクリックしましょう。SEO設定関連の画面になるので、「SEOチェックリスト」をクリックします。
すると、設定すべき項目が一覧で表示されます。例えば、一番上の「トップページのタイトルを設定してください 」をクリックすると…
このように、「設定すべき理由」と「設定内容」が表示されます。別画面に移動することなくその場で設定できるので、SEO設定がサクサク進んで簡単です。
個人的に便利だな〜と思ったのが、ノーコードツールを使っているとつい忘れがちな「画像の代替テキストの追加」です。

WixのSEO設定では、このように代替テキスト未設定の画像が一覧で表示されて、さらにその場で代替テキストをまとめて設定できるので非常に便利です。
さらに、「代替テキストって何?どう書けばいいの?」という人向けにWix公式のわかりやすい解説もあるので、ぜひ活用してください。

有料プランのSEOアシスタント
Wixの有料プランであれば、より便利な「SEOアシスタント」の機能が利用できます。
Webサイトを編集してSEO的な問題が生じた場合、SEO設定画面のここの「問題」のところに修正タスクが追加されます。
クリックするとこのような一覧が開くので、「優先的にやるべき事項」や「推奨事項」など、一目でわかって便利です。

\SEOアシスタントが使える/
有料プランの詳細をみてみるモバイル対応も簡単
スマホでWebサイトを見る人が多い現在、「スマホ表示」にしっかりと対応することはとても重要です。

Wixは自動でスマホ用デザインを作成してくれるので、ちょっとした手直しをするだけでOKで、非常に楽です!
スマホ用画面の編集したいときは、上の切り替えボタンをクリックするだけです。編集内容に制限はありますが、パーツの移動やサイズ変更など基本的なことは可能です。
PC画面のデザインには影響しないので、スマホ専用にデザインを整えることができます。
Google Search Consoleとの連携も可能
有料プランのみですが、「Google Search Console(グーグルサーチコンソール)」との連携も数クリックで可能です。
「どんなキーワード」で「どれくらい検索され」「どれだけクリックされたか」が分かるので検索パフォーマンスを確認できます。また、「ちゃんとGoogleにサイトを認識してもらえているか」「ページで問題が起きていないか」などもチェックできるので、重要なツールです。

そんなツールを数クリックで連携できるのは便利なので、有料プランにするならぜひ活用しましょう。
\連携がカンタン/
有料プランの詳細をみてみる詳細なSEO設定も可能
SEO設定ガイドで基本的な設定はOKですが、もっと細かい設定もできます。
なお、SEO設定ガイドで設定した内容の編集は、SEO設定画面で下にスクロールして表示される「SEO設定」のメニューからも可能です。
複数ページあるWebサイトの場合は、ページごとにSEOの設定ができます。たとえば、「メインページ」をクリックしてみましょう。
このように行ごとに表示されるので、マウスをのせて表示される「編集」のボタンをクリックします。
すると右側にメニューが開きます。ここから各項目の設定を変更できます。
さらに、上のタブで切り替えれば、より詳細なSEO設定が可能です。
なお、より専門的なSEO関連の機能については、こちらの公式ページにまとまっています。

詳細なSEO設定では専門的な用語も出てきますが、Wix公式の丁寧な解説もあります。
例えば「構造化マークアップって何?」というときは、横の「i」のマークにマウスをのせましょう。説明が表示され、「詳細はこちら」をクリックすれば詳しい解説を確認できます。
また、全体的に設定の流れが解説された「SEO設定をカスタマイズする(公式ヘルプページ)」もあるので、こちらを見ながらやるのもおすすめです。
SEOのために有料プランにするべき?
「名刺代わりのホームページで、検索流入は望まない」というのなら、SEO対策はがんばらなくてよいので、無料プランで全然OKです。
ただ、「SEO対策をしっかりして検索上位を狙いたい」のであれば、有料プランにするのがおすすめです。

有料プランがおすすめな一番大きな理由は、広告が消え、独自ドメインを使えるからです。

「独自ドメイン」というのは、URL内に「〜〜.wixsite.com」のような「wixsite」の文字列が入らず、独自のURLを設定できる仕組みです。

ドメインはWix内でも購入でき、その場合は1年間無料で使用できるのに加えて、接続が簡単で管理の手間も省けるので、初心者さんには特におすすめです。

\SEOのための独自ドメイン/
有料プランの詳細をみてみるSEO機能、全部を使いこなさないとダメ?
WixのSEO機能は充実していますが、必ずすべてを設定しなければいけない、というわけではありません。
通常のお店やサービスの紹介サイト・ホームページなら、無料のわかりやすいSEO設定ガイドの内容を完了させるだけでもかなりの効果が見込めます。
また、有料プランの「SEOアシスタント」があれば、重要度が一目でわかるので、「重要」「高」「中」くらいまでのものを設定しておけば、間違いないでしょう。「低」や「推奨」は難しければやらなくてもOKです。

とはいえ、Wixそのものの仕組みはSEO的にとても良いものですので、安心してくださいね。
また、結局のところSEOは「ユーザーにとって快適か?有益か?」というコンテンツの内容やデザインが重要なので、そちらを第一に整えましょう。

まとめ
WixはSEO機能が充実し、SEOは強いと言えます。初心者さんにもわかいりやすい設定ガイドや、ヘルプページもしっかり整備されています。
とりあえず最初は、このSEO設定ガイド(SEOチェックリスト)を活用し、ガイド通りに設定していきましょう。
必要に応じて、他の高度なSEO設定も行っていきましょう。全体的な設定の流れが解説された「SEO設定をカスタマイズする(公式ヘルプページ)」を見ながらやるのもおすすめです。
無料プランでもSEO対策の設定は十分に可能です。
ただ、かなり重要な独自ドメインの使用は有料プランのみなので、検索上位を狙って検索流入がほしいなら、有料プランがおすすめです。(一番安いプランでOK)

有料プランは14日以内であれば無料で解約できるので、とりあえずお試ししてみるのもおすすめです。
\14日間お試しOK/
有料プランの詳細をみてみる