Canvaの「マジック切り抜き」で背景からパーツを切り抜き・自由に移動しよう

CanvaのAI画像編集機能「マジック切り抜き」の使い方や注意点

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この記事ではCanvaのAIツール「マジック切り抜き」について解説します。おしゃれなデザインを作るのにとても役立つ機能なので、とてもおすすめです。

1.Canvaの「マジック切り抜き」とは?

どんな機能?背景除去との違いは?

「マジック切り抜き」とは、CanvaのAIデザインツールのひとつです。(元は「Magic grab」という名称でした)

写真の前景と後景(被写体と背景)を自動で認識し、被写体を切り抜いて自由に動かし編集できるようにすることができます。

サルワカくん
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「背景除去」と違うのは、被写体が切り抜かれた背景が画像として残る点です。しかも被写体があった部分を自動生成して埋めてくれます

Canvaのマジック切り抜きで被写体を切り抜いて背景から自由に動かせるようにする

このように、被写体(犬)を切り抜いて動かし、背景からはみ出させることもできます。犬がいなくなった部分も、自動生成されて綺麗に埋められていますね。

Canvaの「マジック切り抜き」を使えば…

Canvaのマジック切り抜きで文字を被写体の後ろに回り込ませる

被写体の後ろに文字や素材を回り込ませたり…

マジック切り抜きを使ったデザイン作成例

背景から被写体を飛び出させたデザインを作ったりすることが簡単にできます。

写り込んだものを消したいときにも役立つ

「被写体を切り抜いて動かす」というのがメインの使い方ですが、「写り込んでしまった邪魔なものを画像から消す」という単純な使い方でも、大変役に立ちます。

サルワカくん
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Canvaには「マジック消しゴム」という消しゴム的なAIデザインツールもあるのですが、複雑な背景の場合は「マジック切り抜き」のほうがおすすめです。

Canvaのマジック切り抜きとマジック消しゴムの違い

画像中央の被写体を消したときの違いはこんな感じ。左の「マジック切り抜き」のほうが、埋め方が自然です。右の消しゴムは、靄がかったようになっていますね。

「マジック切り抜き」はとても便利な機能で、かつ、使い方も簡単なので、是非活用しましょう!

サルワカくん
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ここからは「マジック切り抜き」の基本的な使い方と、先ほどのデザイン例をどのように作るかの具体的な解説をしていきます。

2.Canvaの「マジック切り抜き」の使い方

Canvaの「マジック切り抜き」は、有料プラン限定の機能です。

サルワカくん
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もしまだ有料プランに登録していなければ、こちらから登録すると、通常30日の無料トライアル期間が45日間に延長されてお得です。

登録が済んでいれば、まずはCanvaの編集画面を開きます。

基本の使い方

まずは「マジック切り抜き」の基本的な使い方です。

Canvaのマジック切り抜きの基本の使い方

今回は例として、このわんこの写真を使います。

画像をクリックして写真を編集をクリック

まずは写真をクリックし、左上に表示される「写真を編集」をクリックします。

左のメニューのマジック切り抜きをクリック

左側にメニューが開くので、その中から「マジック切り抜き」をクリックします。

被写体が一つの画像になる

被写体が選択されて、紫色の線で囲まれていればOKです。無事被写体を切り抜きできました。

被写体のみサイズの変更なども可能

「マジック切り抜き」で切り抜いた被写体は、1つの画像として扱えます。なので、四隅をドラッグしてサイズを変更したり…

被写体を一つの画像として移動させることができる

クリックしたまま動かせば、背景画像をはみ出して移動させたりできます。

応用1:被写体の後ろに文字を回り込ませたデザイン

「マジック切り抜き」で被写体を切り抜いて動かせたので、ここからは応用です。

被写体の後ろにテキストを回り込ませた画像

こんなかんじで、被写体の後ろに文字を回り込ませた画像を作ってみましょう。

Canvaで被写体の後ろに文字を回り込ませる

「マジック切り抜き」で被写体を切り抜いた後、入れたい文字や素材を、とりあえずデザインにのせます。

余白をクリックして上に表示される「配置」をクリックする

適当な余白をクリックして、上に表示される「配置」をクリックしましょう。

レイヤーを表示させる

すると「レイヤー」が表示されます。これはデザイン上の素材の重なり順が一覧表示されたものです。一覧の上にあるほど、デザイン上で前面となります。

もしこのメニューになっていなかったら、上のレイヤーをクリックする

もしこのメニューが表示されなかったら、上の「レイヤー」をクリックすればOKです。

犬の画像を手前に持っていきたいのでレイヤーの上に移動させる

被写体(犬)を前面に持っていきたいので、犬の画像を上へ移動させます。

クリックしたまま動かすだけ

方法は、クリックしたまま上へずず〜っと移動させるだけです。狙った場所になったら、マウスを離しましょう。

犬が一番手前に来た

これで文字が被写体の後ろに回り込みました。デザイン上では「犬→文字→背景」の順番になっています。

被写体の後ろにテキストを回り込ませた画像

あとは犬の画像のサイズを調節するなど、微調整すれば完成です。

文字を被写体後ろに回り込ませるには…

  1. 「マジック切り抜き」で被写体を切り抜く
  2. 「配置」のレイヤーで、重なり順を変更
  3. 被写体を一番前面(または好きな順)に移動する

応用2:背景画像を重ねる&被写体がはみ出すデザイン

Canvaでマジック切り抜きを応用してデザインを作成

こんな感じの、背景写真のみ二重で重ねて被写体をはみ出させたデザインを作ろうと思います。

写真をクリックして写真を編集、マジック切り抜きをクリックする

まずは写真をクリックして選択し、「写真を編集」→「マジック切り抜き」をクリックします。

切り抜いた被写体を動かす

切り抜いた被写体を、ドラッグして移動させます。

背景画像をクリックしてコピペ

この残っている背景写真は、普通に1枚の画像として扱うことができます。なのでコピペしましょう。

背景画像をコピペできた

[Ctrl]+[d]または[command]+[d]でコピペできます。

コピーした背景画像を背景として設定する

続いて、コピペした背景写真をデザインの背景に設定します。画像を右クリックし、「画像を背景として設定」をクリックします。

背景画像がデザインの背景になった

背景写真が2つ重なりました。

後ろの背景画像をぼかす

続いて、デザイン背景の写真の方をぼかします。背景をクリックして上に表示された「写真を編集」をクリックし、開いたメニューを下にスクロールします。

メニューの中からぼかしをクリック

「ぼかし」というメニューがあるので、これをクリックしましょう。

ぼかす度合いを設定

強度のつまみを左右に動かして、ぼかし具合を調節します。リアルタイムでデザインに反映されるので、様子を見て調節してくださいね。

ちなみに最近、とても簡単に写真の角を丸くすることができるようになりました。

写真の角を丸くする

写真をクリックし、上のメニューから線が並んでいるアイコンをクリックします。あとは表示されたメニューで、「角の丸み」を調節するだけです。

丸める度合いを設定

角が丸くなって柔らかい印象になりました。

CanvaでMagic Grabを応用してデザインを作成

あとはテキストを適当に入れて完成です。

背景画像を重ねて被写体をはみ出させるには…

  1. 「マジック切り抜き」で被写体を切り抜く
  2. 被写体のみ移動させる
  3. 背景の写真をコピペ
  4. 増やした背景の写真をデザインの背景として設定する

まとめ

  1. 「マジック切り抜き」は被写体を切り抜いて別画像として編集できるようにする機能(背景は自動で穴埋めされる)
  2. 写り込んでしまった不要なものを消すのにも使える
  3. レイヤーなどの機能と合わせて使えば、おしゃれなデザインが簡単に作れる

Canvaには他にもAIを使った便利な機能がたくさんあります。使い方やコツ、注意点などを解説しているので、是非読んでみてくださいね。

サルワカくん
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こちらのページで、Canvaの使い方について記事をまとめています。
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