英語の勉強法:いちばん効率的で確実な6ステップ

効率よく英語を学習する方法

記事内に商品プロモーションが含まれる場合があります

この記事では「効率的な英語の勉強法」を紹介します。あらゆる方法、教材を試して、最終的にたどり着いた最も確実な勉強法です。

Artwork 8

1つずつ実践すれば、ネイティブともスラスラに英会話ができ、TOEICでも850点以上くらいであれば、サクッと取ることができるようになるはずです。

効率的な英語勉強法 6ステップ

Artwork 8

まずは勉強の全体像をつかみましょう。

最短で英語を習得するには、次の6ステップを実践するのがおすすめです。それぞれのステップの詳しい内容は、後ほど1つずつ解説していきます。

目次

はじめに:英語を勉強する意味

具体的な手順を紹介する前に、勉強のモチベーションを上げましょう。英語を話せると、どんな良いことがあるのでしょうか。

海外旅行が楽しい

海外旅行が楽しくなる

まず、海外旅行がグッと刺激的で楽しいものになります。行くことのできる場所が増えるだけでなく、現地の人々や、他の外国人旅行者とも濃いコミュニケーションをとることができるようになります。トラブルが起きたときにも英語が話せれば安心ですね。

調べ物が楽しい

英語で調べ物

英語でサクッと調べ物ができるのも大きなメリットです。例えばインターネットで日本語では見つからないような内容も、英語では簡単に見つけられたりします。日本ではまだ広まっていない世界のトレンドをいち早く手に入れることもできます。海外旅行先のディープな情報を手に入れることもできます。

仕事で役立つ

ビジネスミーティング

言うまでもなく仕事でも使えます。日本に訪れる外国人は増えており、外国人と一緒に働く職場も増えているはずです。たとえ日本が大不況に陥ろうとも、英語が話せれば最悪海外へと脱出することができます。ちょっとした資格を取るために勉強するよりも、英語を勉強した方が確実に役に立ちます。

世界中の作品やサービスを楽しめるように

楽しめるコンテンツが増える

日本語では楽しめない良質なサービスや作品はたくさんあります。映画にせよ、本にせよ、アプリにせよ、ウェブサイトにせよ、英語ができると楽しむことができるモノとコトが何十、何百倍にも増えるのです。

英語ができると世界が広がる

英語ができると世界が広がる

英語ができると本当に文字通り世界が広がります。行ける場所も、楽しめるモノも、働ける場所も、コミュニケーションを取ることのできる人も、入ってくる情報の幅も、ぐーんと広がるのです。

Artwork 8

年齢も、現在の英語力も関係ありません。今から英語を学びましょう。

STEP.1 基本的な英単語を覚えよう 英語勉強のはじめの一步

単語帳

それでは、具体的な勉強方法を解説していきます。最初のステップとして、基本的な英単語を覚えましょう。

1-1. 単語学習から始める理由

最低限の基本単語を覚えていないと、勉強中ことあるごとに辞書を引いて調べる必要がでてきてしまいます。これは効率的ではありません。また、いきなり英会話をはじめると、全く会話ができず、英語を話すのが苦痛に感じられてしまうかと思います。

Artwork 8

スムーズに、そして継続的に英語を学習するために、はじめに基本単語をおさえてしまうのがおすすめです。

1-2. 単語帳の選び方

英単語帳を選ぶときにはいくつかのポイントがあります。

何冊も買わない

単語帳の選び方

気合いが入ると何冊も買いたくなるかもしれませんが、1冊の単語帳1冊の熟語帳があれば十分です。単語・熟語がセットになっているものなら、その1冊だけで良いでしょう。

CD付きのものを選ぶ

英単語は必ず聴きながら覚えるようにします。発音が分かるだけでなく、記憶に残りやすくなるからです。また、音声を何度も聴くことで、英語に対する抵抗感も小さくなります。そのためCD付の単語帳を選びましょう。

おすすめの単語帳

おすすめは「DUO 3.0」です。DUOは本当によくできた単語帳です。560本の一言フレーズが載っており、その中に「英単語」と「英熟語」がぎゅっと詰め込まれているのです。CDが別売り(復習用CD)なので少し高くつきますが、単語・熟語をまとめて学べると考えれば、コスパは悪くないかと思います。

Artwork 8

日常会話レベルにもビジネスレベルにもこの1冊で対応できます。

1-3. 単語の覚え方

単語を効率的に覚えるためのポイントをまとめておきます。

聴きながら、発音しながら

リスニングしながら覚える

必ずCDを流しながら覚えましょう。自宅であれば、音声に合わせて一緒に発音するのがベストです。発音と音声がズレてしまっても構いません。目で見るだけでなく、耳からもインプットし、実際に口を動かすことで、記憶に定着しやすくなるのです。

書いて覚えるのは△

書いて覚えようとするのは効率的ではありません。1つの単語を覚えるのに、余計な時間と労力がかかるからです。とにかく学習時間内に、単語をたくさん聴いて、見て、発音するのが重要です。


DUOのウマい使い方

DUOを使う場合には、次のような進め方がおすすめです。

  1. 本で1セクションの単語の主な意味をざっくりと頭に入れる。
  2. CDの音声を流しながら、合わせて目で文を追っていく。できれば発音する。
  3. 次のセクションに進む前に、1つのセクションを5回以上リピートする。
  4. 通勤中などには、上記の1〜3を一度でも実行したセクションを聴き流す。

大切なのは1セクションをある程度極めてから次のセクションに進むことです。 CDは基本的にリピートにして同じセクションを繰り返し聞きましょう。

1-4. 半分ほど頭に入ったら、次のステップへ

全ての単語を一気に覚える必要はありません。全体の3〜5割程度の単語の主な意味が分かるようになったら、次のステップに進みます。

Artwork 8

といっても単語学習が終了したわけではありません。以降のステップと並行して単語を覚えていきましょう。

STEP.2 基本的な英文法をマスターしよう 後から楽するための土台づくり

文法を学ぶ

次のステップは、基本的な英文法を総ざらいすることです。英単語の勉強と、並行して行いましょう。

2-1. 文法を学ぶ意味

文法を理解せず、日本語と同じような感覚で英単語を並べるだけでも、ある程度は自分の考えを伝えることはたしかにできます。しかし、きちんと自分の意見を伝えようとしたり、少し複雑な英文を読んだり聞いたりするときには最低限の文法の理解が必要です。また、基本的なルールを理解しておくと、頭の中で英文を組み立てるのも楽になります。

Artwork 8

後で楽をしたければ、最低限の英文法はおさえておきましょう。

2-2. 大学受験用の教材はNG

大学受験で出てくるような英文法を学ぶ必要はありません(TOEICで高得点を狙いたい場合でも、です)。普通の会話では全く使うことのない古くさい表現や、堅苦しすぎる表現が含まれているからです。

2-3. おすすめの参考書

1億人の英文法」がおすすめです。イラストがたくさん使われており、イメージで英文法を学ぶことができます。感覚的に「英語はどのような仕組みなのか」を理解しておくと、後のち応用がききやすくなるかと思います。この1冊を数回読んで理解しておけば、他の文法書に取り組む必要はないでしょう。

2-4. 取り組み方

気合いで読み進めましょう。

英文法を学ぶ意味

できれば音声CDを活用して実際に発音しながら進めると頭に入りやすいはずです。また、理解があいまいな部分や「忘れそうだな」という部分にはチェックをつけておき、そこだけ後で読み直すのが効率的かと思います。

STEP.3 英語のフレーズを丸暗記しよう 英会話力を一気に上げる勉強

英単語と文法を覚えても、いざ会話するときに「すぐに言葉が出てこない」ということはよくあります。これは、頭の中で文章を組み立てるのに時間がかかるからです。

Artwork 8

そこで効果的なのが英語のフレーズを、数百本ほどまるっと覚えてしまうことです。

3-1. フレーズを丸暗記する意味

英語のフレーズを覚える

よく使うフレーズを丸暗記しておくと、会話中にそのまま使うことができます。ステップ1と2で単語・文法の基礎ができていれば、フレーズの一部を変えてみたり、少し複雑な表現をしたりと、応用するのも簡単です。

僕自身、フレーズを丸暗記してから英会話で言葉に詰まることが本当に少なくなりました。「基礎を固めたうえでフレーズ丸暗記」は、英会話力向上にものすごく効果的なのです。

3-2. 教材を選ぼう

日常会話でよく使うフレーズがたくさん集まった参考書を選びましょう。おすすめは「ネイティブ英会話フレーズ集」です。日本語文と英文がテーマごとにひたすらと並んでいる参考書です。音声CDもついています。

必ずCD付きのものを選ぶ

このステップでは、リスニングをしながら勉強することが特に重要になります。CDは英文だけが読み上げられるものではなく、「日本語文→英文」と日本語音声も入ったものがおすすめです。なぜなら、手元に本がなくても、音声を聴くだけで勉強になるからです。

3-2. 暗記の仕方

リスニングしながら覚える

CDを流しながら本に目を通し、合わせて発音もしましょう。

1つのセクションをリピートする

これらの参考書では「挨拶」というように細かくセクションが分かれています。どんどんと次のページに進むのではなく、1つのセクションを何回か繰り返してから、次に進むようにします。これにより記憶が定着しやすくなり、「結局何も覚えられてない…」というようなことを避けることができます。

Artwork 8

CDはリピート設定にしておきましょう。

日本語文が読み上げられたら、英文がパッと出てくるのが理想

1セクションの中で「半分くらい覚えられたかな」という状態になったら、一旦 本から目を離してみましょう。そして、CDの日本語の文を聴いたら、ぱっと英語の文を答える練習をします。

Artwork 8

たとえば「こんにちは」と読み上げられたら、「Hello」とすぐに口ずさみます。CDで日本語→英語と流れるので、答え合わせはその都度することができます。これが効果的なトレーニングになるのです。

3-3. よく使いそうなテーマを中心に進めよう

これらの参考書には、かなり多くのフレーズが収録されています。それらを全て覚える必要はありません。大抵、前半のページに特によく使うフレーズが載っているので、前半を何度も繰り返します。3分の1くらい、ざっくりと覚えられたら次のステップに進みましょう。

STEP.4 英会話する機会を作ろう 英語勉強法の中でいちばん大事

ビジネスミーティング

ここまで来たら、思い切って外国人の方と話す機会を作りましょう。これが英語ができるようになるために1番重要です。

Artwork 8

ステップ1〜3で学んだことを定着させるのもこのステップです。いわば、ここまでが練習で、ここからは練習試合です。

4-1. 実際に話すことで身につくこと

ステップ1・2である程度の単語、文法の知識が入っています。さらにステップ3ではフレーズも覚えています。英会話は、これらの知識を使って、瞬時に文章を組み立てる練習です。覚えているフレーズの単語を少しずつ変えながら、組み合わせながら、組み立て力を磨いていきます。発音やリスニングの能力も会話の中で身についていきます。

4-2. 英会話のポイント

英会話のポイント

次のポイントを意識するようにしましょう。

間違えても気にしない

間違えても気にする必要はありません。恥ずかしがらずにどんどん話しましょう。

聞き取れないときは素直に聞き返す

はじめは相手の言っていることがほとんど聞き取れないかもしれません。気まずくとも分かったフリをするのはやめましょう(分かったフリをしているのがバレてしまったときが1番気まずいのです…)。 分からなければ何度でも聞き返しましょう。そうすれば、相手は色んな表現で伝えようとしてくれるはずです。

発音力≒リスニング力

英会話では発音も積極的に指摘してもらいましょう。きれいに発音ができるようになれば、リスニング力も間違いなく向上します。

単語・表現が分からなかった時は、メモして後で調べる

英語で話そうとすれば、間違いなく「何て言えば良いのか分からない」ことがたくさんあります。

言葉が出てこなかったとき

そんな時は、分からなかった言葉をさっとメモ書きしておきます。後で単語帳やインターネットで何と言えばよかったのかを調べましょう。

それをノートなりスマホのメモ帳なりに書いておき、時々見返すようにすると効果的です。

4-3. 話す機会の作り方

こまめに英会話する機会を作ることが重要です。2週間に1回まとめて3時間話すよりも、週に3回、20分ずつ話した方が英会話力は向上します。大切なのは、頻繁に話す機会を作ること、そしてそれを続けることです。

マンツーマンで話すこと

英会話スクールに通うにしても、必ずマンツーマンレッスンを受けるようにしましょう。グループでは、1番大事な「英語で話す量」が制限されてしまいますし、発音の指摘もほとんどしてもらえません。

お金と時間があるなら語学スクール

時間とお金に余裕があるのであれば、ECCやGabaなどでマンツーマンレッスンを受けるのが良いかと思います。
短期間にスパルタで英語力を身に着けたいなら、ダイエットプログラムで有名なライザップが運営する「RIZAPイングリッシュ」なんかも良いでしょう。

時間・お金が無ければオンライン英会話

一方、「仕事などで忙しく時間が取りづらい」もしくは「なるべくお金をかけたくない」という時には、オンライン英会話がおすすめです。スマホやパソコンで外国人の先生と話す、というものですね。

オンライン英会話

格安で外国人とマンツーマンで話すことができるうえ、24時間いつでもレッスンを受けることのできるサービスもあります。

おすすめはオンライン英会話の最大手「DMM英会話」です。月数千円の定額で、1日25分間まで毎日レッスンを受けることができます。定額なので、毎日レッスンを受けるほどお得になります。僕自身、DMM英会話を使って勉強をしていましたが、どの先生もフレンドリーでレベルが高く、楽しく英会話を続けることができました。

DMM英会話をチェック

学生であれば留学しよう

海外旅行が楽しくなる

学生であれば1ヶ月でも留学するのが1番です。集中して英語漬けの環境を作ると、英語力はグッと上がるはずです。それに毎日「英語が話せないことの不便さ」に直面するため、嫌でも学習モチベーションが維持されます。

STEP.5 ブラッシュアップする 楽しみながら英語を勉強

英会話で話す機会を作りつつ、ステップ1〜3で「単語・文法・フレーズ」の勉強をしていれば、間違いなく英語力・英会話力はかなりのものになるはずです。

英語のツールを活用しよう

英語力が上がってきたと感じたら、様々なツールを使って楽しみながら英語をブラッシュアップしていきましょう。

注意:あくまでもSTEP1〜4を勉強の基本にする

ここから紹介するツールは、あくまでもブラッシュアップ用です。このステップで英語力を劇的に伸ばそうとするのはやめておきましょう。大切なのは、ステップ1〜4の勉強を継続して行うことです。でないと「色々と手を出して結局何も身にならなかった…」なんていうことになり兼ねません。

5-1. 無料のアプリで学ぼう

アプリを使おう

iPhoneやiPad、Andoridアプリを使うことで、無料で英語力を磨いていくことができます。

英語のニュースを読むならスマートニュース

smart news iPhone版 / Android版

スマートニュースは日本発のニュースキュレーションアプリですが、設定を変えることで簡単に英語版にすることができます。

スマートニュースの画面例

英語版にすると、世界中の英語のニュースだけ表示されます。経済ニュースだけでなくエンタメニュースなどもたくさんあります。世界のトレンドを知るのは楽しいものです。気軽に英文を多読するにはスマートニュースは最高のツールです。

英語版にするには、アプリ右下の 設定から[各国版]をタップして「アメリカ合衆国」または「インターナショナル」を選ぶだけです。

字幕付きで英語プレゼンが聴けるTED

ted talks iPhone版 / Android版

「TED」は、世界の著名人・専門家によるプレゼンテーション・イベントです。TEDでは膨大の数のプレゼン動画が、無料かつ日本字幕付きで公開されています。

ted audio book

テーマが豊富なので、興味のあるテーマについての英語プレゼンがきっと見つかるはずです。教養を深めつつ、リスニング力と表現力を鍛えることができるので一石二鳥ですね。

英語辞書アプリならWeblio

weblio英語辞書 iPhone版 / Android版

weblio英語辞書のイメージ

こちらは無料で使えるWeblioの英語辞書アプリです。英和と和英どちらも使えるうえ、例文もしっかりしています。 また、探した単語を登録しておいて後からまとめてチェックすることもできます。とても便利。

5-2. 映画・ドラマで学ぼう

映画で英語を勉強する

映画は楽しみながらリスニング力を鍛えたり、カジュアルな表現を学んだりするのに最高のツールです。

英語を学ぶのにおすすめの洋画・ドラマ

きれいな英語を学びたければ、ディズニー系の映画がおすすめです。子どもでも分かるように登場人物が易しい表現で比較的ゆっくり話してくれるからです。また、日常生活が舞台となっているコメディドラマはカジュアルな表現を学ぶのにピッタリです。少し古いですが、「FRIENDS」なんかは英語学習の定番ですね。

Artwork 8

アメリカの若者が使いそうな過激な表現を学びたければ、思い切って「ハングオーバー」なんかを見るのも良いでしょう。下品な表現がいっぱい使われていていい感じです。

自分の好きな映画がいちばん

とはいえ好きな映画があるのであれば、それを見るのが1番です。

繰り返し見よう

効率的に英語を学びたければ、同じ映画を何回か繰り返してみるのがオススメです。1回目は字幕付きで見て、2回目以降は字幕無しで見るようにすると効果的でしょう。

5-3. スマホやSNSの言語を英語にしよう

スマホの言語を英語に

スマホの使用言語をまるっと英語に変えるのも、英語への抵抗感を無くすのに効果的です。

facebookなどを使っているのであれば、その言語設定も英語に変えてみましょう。例えば「共通の友達はMutual friendsと言うんだな…」というように、ちょっとした表現を学ぶことができます。

5-4. Twitterで海外の有名人をフォローしよう

ツイッターをやっているのであれば、海外の著名人をフォローしてみましょう。くだけた英語の表現を楽しみながら学ぶことができるはずです。著名人のアカウントを少しだけ紹介しておきます。

STEP.6 英語の勉強を継続しよう

さて、一度ここまでのステップを振り返ってみましょう。

目次

大切なのは、1〜4のステップを継続することです。話す・書く・読む・聴く能力はこの4つのステップで身につきます。

この中でとくに挫折しやすいのは、ステップ4の「実際に話す」ことだと思います。自分の思ったことが上手く伝わらないのは、誰にとっても苦痛なはずです。

Artwork 8

しかし、話す機会を作らずに、英語をスラスラと話せるようにはなりません。話すことで「自分に何が足りないのか」も分かってきます。

english-06-min.png

とにかく最初がふんばりどころです。英語がある程度すらすらと話せるようになれば、あとは海外の人たちと楽しく会話をしているだけで、英語力が伸びていくのです。
Good Luck!

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事一覧
暮らしの知恵
サルワカ