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ブログやウェブメディアを運営していれば「記事公開後どのくらいの期間で検索順位が上がるのか」ということが気になることもあるはず。もちろん、順位が上がる記事と上がらない記事があり、上がるとしても期間はまちまちです。とはいえ「せっかく頑張って記事を書いたのに全然上に表示されない…」と早々に落ち込む必要はないのではないかと思います。
今回は参考までに検索順位が上がるまでの推移をグラフで紹介したいと思います。
注意点
以下で紹介するのは、あくまでも例です。数多くのSEO評価項目が影響しているため、一概に「何ヶ月で上がる」や「何ヶ月すれば上がる」などとは理解しないようにお願いします。
1. 長期間でじわじわと検索順位が上がる例
例1:じわじわと検索上位に
4月初旬に公開した記事(のとあるキーワード)の検索順位です。公開直後は15位、その後すぐに30位まで落ち、それからじわじわと上がり続け、現在は4位あたりに位置しています。ちなみにこの記事に対しては、被リンクはほぼついていません。リライトもしていません。
例2:じわじわ検索順位が上がる例その2
こちらもじわじわと上がった例です。公開後、一度は検索圏外まで落ち、その後は15〜20位あたりをさまよい、公開1ヶ月後くらいから急激に順位が上がりました。現在は5〜6位となっています。
例3:じわじわ検索順位が上がる例その3
こちらもじわじわと上がる例です。公開直後は15〜20位だったのに対し、2ヶ月半後には、5〜10位の間まで上がりました。この記事自体には被リンクはほとんどついていません。
例4:公開後しばらくしてから突然上位に
こちらの記事は4月下旬に公開しました。検索流入の見込めるキーワードでは、公開直後は15位、一旦18位まで落ち込み、その1週間後くらいに突然10位以内まで検索順位が上がりました。その後はじわじわと上がり、現在は5位前後となっています。被リンクはほとんどついていません。
例5:検索順位が落ちた後に上がる例
こちらは、3月の下旬に公開した記事ですが、一度検索順位が40位ほどまで落ちたものの、4月の下旬頃に突然検索順位が15位ほどまで上がりました。その後はじわじわと伸び続け、6月現在では5位あたりにつけています。
例6:検索圏外から急に上がった例
12月頃に公開したとある記事です。公開後から狙っていたキーワードではずっと検索圏外になっていたため諦めていましたが、4月に突然順位が上がりました。6月現在では3位で安定しています 。
バズった記事の検索順位変動の例
例7:バズった記事の場合
それなりにバズった記事です。公開時に被リンクもいくつかつきました。検索順位は公開直後は3〜4位でしたが、1ヶ月後ほどから1位で安定するようになりました。被リンクの評価が反映されるようになったのかもしれませんが、他にも要因が考えられるため何とも言えません。
例8:少しだけバズった記事の場合
こちらは少しだけバズった記事の、検索流入を見込めるキーワードでの順位です。バズの影響もあったのか、公開直後には2〜3位をつけましたが、一旦下落し、10位あたりをさまよいました。公開2週間後あたりからは3位まで急激に上がり、6月初旬現在は1位となっています。
まとめ:検索順位は長期間を経てじわじわと上がることもある
ここまで8つの事例を紹介しました。この他にも少しずつ検索順位が上がっている記事・キーワードはたくさんあります。所感ですが、バズにより被リンクが多数ついた記事や、他に競合がいない(or少ないor弱い)キーワードであれば、公開直後でも検索上位に表示されやすい傾向があると感じています。一方で、バズらなくても、また、記事に被リンクがほとんどついていなくても、時間をかけて検索上位まで上がることはよくあるようです。
短期的な検索順位の変動を見て気にしない
時間をかけてしっかりと作り込んだ記事であれば、はじめは検索圏外でも、長期的には上位表示されることが往々にしてあります。また、一度順位が下がったとしても、他の記事に勝るような内容であれば、最終的にはGoogleは正しく評価をしてくれるはずです。
そのため、公開直後の順位や、短期的な変動を見て「検索順位が上がらないから、マジメに書くのがバカらしいな」などとやる気を削がれる必要はありません。ユーザーに求められているであろう記事を書き続けることが、長期的に見れば最も効率的なSEO対策なのだと思います。