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この記事では、Canvaを使って動画をつなげて、インスタグラムのリール動画を作る方法を解説します。
基本的な操作で、無料プランの範囲内で作ることができるので、初心者の方にもおすすめです!
1.リール用の動画を用意
この記事では、例として、「旅行系アカウントのリール動画」を作ってみたいと思います。
旅行先で撮った複数の動画を繋げて、旅行先を紹介するイメージです。旅行・おでかけ系アカウントによくあるかんじのやつですね!

こちらのCanvaのページを開くとこの画面になります。「新しいデザインにテンプレートを使用」をクリックしましょう。

もしまだログインしていなければ、Canvaにログインします。

動画をダウンロードしたいので、右上の「共有」をクリックして、「ダウンロード」をクリックします。

そうしたら、「個別のファイルとしてダウンロードする」に必ずチェックを入れてから、「ダウンロード」をクリックします。
これで、各ページ上に貼り付けてある動画を、それぞれ別の動画としてダウンロードすることができます。これらの動画を使って、リール動画を作っていきましょう。
2.Canvaでリール動画を新規作成する

まずはCanvaを開きましょう。

右上の「デザインを作成」をクリックします。

開いたメニューから「リール動画」を選択しましょう。

もしなければ、上の検索バーに「リール」と入れて検索すれば、すぐに見つかります。

Canvaのデザイン編集画面が開きました。ここから編集していきます。
3.リールにしたい動画をアップロードする
リール動画にしたい、先程ダウンロードした動画(またはスマホで自分で撮った動画など)を、Canvaにアップロードします。あらかじめ、パソコン内のフォルダにまとめておくとスムーズです。

アップロードしたい動画を選択したら、Canva上にドラッグ&ドロップします。(一気に複数できます)

すると左側に画面が開き、アップロードした動画が表示されます。ファイルが重いと時間がかかることがあるので、待ちましょう。
4.動画をつなげる
それでは、リール動画用に用意したそれぞれの動画を、Canvaで繋げていきます。

アップロードした動画は、この左メニューの「アップロード」から、いつでも呼び出すことができます。

使いたい動画をクリックするか、またはドラッグ&ドロップすると、デザイン上にこのように動画を配置することができます。
複数の動画をつなげたリール動画にしたいので、別のページを新しく作る→別の動画を貼り付ける、を繰り返していきます。

下のこの部分をクリックすると、ページを新規追加することができます。

左に表示されている動画の中から、続きとしてつなげたい動画をクリックして、デザイン上に貼り付けていきます。

ページを新規作成、動画を貼り付ける、を繰り返していくとページが増えていくと思います。ページ間を移動する時には、この下の部分を横スクロールして、開きたいページをクリックするようにしましょう。
5.リールにする位置を調節

素材の動画は横長ですが、リール動画を縦長ですよね。

この図のように、横長の素材の動画の一部を縦長に切り取ってリール動画にしていきます。

動画の四隅の丸をクリックしたまま移動させれば、動画の大きさを調節できます。

動画のサイズを大きくして、移動させて、もう一度大きくして…のように力技で、縦長に切り抜く位置を調節することができます。
ですが、これだと何回も操作しないといけないので、なかなか大変です。
そこでおすすめなのが、動画を背景として設定する方法です。

動画を右クリックして、開いたメニューから「動画を背景として設定」をクリックします。

すると一瞬で、動画がデザインにはめ込まれ、縦長の形で切り取られた状態になりました。

ダブルクリックするとこのような画面になるので、動画をクリックしたまま動かせば、切り抜く位置を調節できます。

ちなみにこの画面でも、四隅の丸をクリックしたまま動かせば、動画のサイズを調節できます。

大きくした後、動画部分をクリックしたまま動かせば、切り抜き位置を調節できます。

配置できたら、デザイン上の真ん中の再生ボタンをクリックして、動画を再生し、この切り抜き位置でよいか確認しましょう。

問題なければ、下のページ一覧から次のページを選択して、他の動画も同じように切り抜き位置を調節していきましょう。
6.秒数と再生箇所の調整

Canvaの各ページの動画の長さは、ここに表示されています。今はバラバラになっているので、これを同じ長さにしてテンポのよいリール動画にしましょう。

各ページの端っこの部分を、クリックしたまま最後に動かすと、各ページ(動画)の再生時間の長さを調節できます。

または、上のこの部分をクリックして、直接秒数を入力することもできます。

例えば、「2秒」と入力してみると…

再生時間が「2秒」になりました。

動画中のどこの部分の2秒を使用するかは、上のここから設定できます。

紫の四角が2秒の長さになっているので、それをクリックしたまま、左右にドラッグすれば OKです。

各ページ、再生時間と再生箇所を設定できたら、ここからつなげて再生してみましょう。

なお、この黒い縦棒を左右に動かせば、再生開始場所を自由に動かせます。

上のこのボタンから、全て繋げて再生することも可能です。(別ウィンドウが開きます)

なお、このように、デザイン上の動画がぼやけてしまうことがありますが、ネット速度とかの問題なので、心配しなくて大丈夫です。そのうち戻ったりしますし、再生すれば問題ないことがわかりますよ。
7.動画の順番を入れ替える

つなげる動画の順番を変えたい時は、この下のページ一覧から並べ替えができます。

順番を変えたい動画をクリックしたまま移動させ、差し込みたいところでクリックを離すだけです。

新しい真っ白なページを差し込みたい時は、ページとページの間にマウスを載せて、ページ間に表示される+マークをクリックしましょう。

新しいページが追加されましたね。

もしページ数が多い場合は、右下のグリッドビューを使うのもおすすめです。

クリックすると、このようなページの一覧が開きます。

並べ替えしたい時は、ページをクリックしたまま動かし、差し込みたい場所で離せばOKです。

ちなみに、各ページの右上の「・・・」をクリックするとメニューが開くので、そこでページを追加したり複製したりもできます。
グリッドビューを閉じたいときは、もう一度、右下の「グリッドビュー」のアイコンをクリックすればOKです。
8.リール動画に文字を入れる
続いて、動画上に文字を入れていきましょう。

Canvaでは、左メニューの「テキスト」から文字入れができます。「テキスト」をクリックして、「テキストボックスを追加」をクリックしましょう。

デザインの真ん中にテキストが追加されました。

テキストの色などは、上のメニューバーから変更できます。

フォントを変更したい時は、メニューのの一番左をクリックして、開いたメニューから好きなものをクリックして選択します。

フォントのサイズは上のここか、もしくはテキストボックスの角の丸をドラッグすれば変更できます。

文字の色は、上のメニューのここをクリックして、開いたメニューから選ぶだけでOKです。

文字をダブルクリックすれば、文章を編集できるので、好きな文面に変更してみましょう。

縦書きにしたい時は、上のメニューの中から「T↓」のアイコンを探してクリックするだけでOKです。
画面の幅によって、上のメニューにデフォルトで表示されているものが変わってきます。もし探しているアイコンがなければ、一番右の「・・・」のボタンをクリックすれば、省略されていたメニューが表示されます。
位置を調節する
リール動画ではよく、動画の中央にテキストがありますよね。そのように配置してみましょう。

テキストをクリックしたまま移動させて、中央の線が表示される位置を探して配置する、という方法もありますが…

上のメニューから「配置」をクリックして、「中央揃え」を使えば、ワンクリックで中央に正確に配置することができます。

「左右の中央揃え」「上下の中央揃え」両方とも適用して、動画のど真ん中にテキストを配置できました。
ただ、背景の動画に埋もれてしまって、テキストが少し見づらいですね。エフェクトを使って、文字を目立たせたいと思います。

上のメニューの「エフェクト」をクリックして、開いたメニューから好きなものを選ぶだけでOKです。
リール動画でおすすめなのは、シンプルかつ見やすくなる「浮き出し」や「袋文字」です。

エフェクトのメニュー内で、エフェクトの色や強度などを調節することもできます。

エフェクトをつけたら、それを他のページ(動画)にコピペしていきます。テキストをクリックして選択した状態で、[ctrl]または[command]+[C]でコピーしたら…

下のページ一覧から次のページをクリックして開き、[ctrl]または[command]+[V]で貼り付けましょう。

文章を編集しつつ、他のページにも同じようにコピペしていき、すべての動画にテキストを貼り付けていきましょう。
アニメーションをつける
リール動画の最後の部分(締めの部分)だけ、テキストにアニメーションをつけたいと思います。
いろいろな締め方があると思いますが、今回は「最後の動画だけ長めに再生して、一番最後の文章にアニメーションをつける」という、インスタでまあまあよくみるパターンに仕上げていきます。

まず、上のこの部分の秒数のところをクリックして、2倍の長さの「4秒」にします。

再生時間が長くなった最後のページで、黒い縦棒を動かして、真ん中にくるようにします。

そうしたら、右クリックして「ページを分割する」をクリックしましょう。

縦棒のところで、半分に分かれましたね。

後半部分が1.9秒になっていたので、微調整します。

そうしたら、上のメニューから「アニメート」をクリックして、アニメーションメニューを開きましょう。エフェクト同様、クリックするだけで適用できます。

無料プランであれば、アニメーションをつけるのが開始時・終了時・両方なのかを選べます。有料プランであれば、アニメーションの速さなども調節できますよ。
9.トランジションを追加する
続いて、動画と動画の間の切り替え(トランジション)を追加してみましょう。なくても全然いいんですが、ほわっと動画を遷移させたりできるので、リール動画のクオリティを簡単に上げることができます。

ページとページの間にマウスを置くと表示されるアイコンのうち、下の方をクリックします。(上の方は新規ページの追加でしたね)

すると左側にトランジションのメニューが開きます。好きなものをクリックしましょう。

トランジションを選んだあと、「どのくらいの時間をかけて切り替えるか」を調節することも可能です。

すべてのページ間にひとつずつトランジションをつけるのは面倒ですよね。すべて同じトランジションでよいのであれば、下にある「すべてのページに適用」をクリックしましょう。

そうすると、すべてのページの間に同じトランジションが追加されます。

なお、トランジションを削除したいときは、削除したいトランジションをクリックしてから、「なし」を選択しましょう。
10.Canvaで作ったリール動画をダウンロード
最後に、作ったリール動画をダウンロードしましょう。なお、Canvaは自動保存なので、保存の操作は不要です。

まず、画面右上の「共有」をクリックします。

続いて、開いたメニューから「ダウンロード」をクリックしましょう。

ファイルの種類が「MP4形式の動画」になっていればOKです。もし違っていれば、クリックして選択しましょう。

最後に、一番下の「ダウンロード」をクリックすれば、ダウンロード完了です。
まとめ
Canvaなら、以下のような手順で無料でインスタのリール動画を作ることができます。
とても簡単にできるので、ぜひやってみてくださいね!
- リール動画サイズでデザインを新規作成
- 動画をCanvaにアップロード
- 動画をページに貼り付け、切り抜き位置を編集
- 秒数や再生箇所を調節
- 文字を入れる
- 文字にエフェクトやアニメーションをつける
- トランジションを追加