【図解】計量スプーンと計量カップの使い方

計量スプーンと計量カップの正しい使い方

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計量スプーンや計量カップを使うとき、正しい計り方をしていますか?

この記事では、料理用はかり器具の使い方と、ちょっとした疑問に対する答を解説していきます。

1. 計量スプーンの使い方

まずは、計量スプーンの正しい使い方・計り方を解説します。

粉の計り方

基本の「大さじ1」

大さじ1

粉を大さじ1計るときは、ふんわりすくったあと、フォークの背などですり切ります

大さじ1強

大さじ1強

普通にすくって、そのまますり切らない量です。大さじ1より少し多め。

大さじ山盛り1

大さじ山盛り1

山盛りになるくらいたっぷりすくった量です。

大さじ1/2

大さじ1/2

すくってすり切ったあとに、半分を掻き出します。大さじ1/4のときも同様で、半分掻き出して1/2にしてから、もう半分掻き出して1/4にします。

液体の計り方

大さじ1

大さじ1 液体

スプーンを水平にもって、表面張力で盛り上がるくらいまで入れます。縁ぎりぎり(盛り上がっていない)くらいだと、ちょっと少ないです。

大さじ1/2

大さじ1/2 液体

なにも目盛りのない大さじの場合は、大さじの7分目くらいが1/2です。5分目だと少ないです。大さじの内側に目盛りがついている場合は、それに従いましょう。

大さじ1強

液体の「大さじ 1強」というのは、あまり目にしません。もし計る必要がある場合は、「大さじ1プラス気持ちちょっと」だと思ってください。大さじ1入れたあとに、もうすこーーーしだけ入れるのです。

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「その少しがわかんないんだよ!」という方、すみません。そもそも「強」という表現がアバウトなものです。どうしても、というのであれば、大さじの1分目くらい追加してみてください。あとは味をみて調整するしかないです。

2. 計量カップの使い方

次に計量カップの正しい使い方を解説します。

計量カップは水平なところに置く

言わずもがな、斜めなところでは正しく計れません。

真横から目盛りを見る

計量カップ1

斜め上から見るのと真横から見るのとでは、見え方が変わってきます。必ず真横から見るようにしましょう。

ちなみに、計量カップの中には、上から見ても計れる目盛りがついているものもあります(形もちょっと普通のと違う)。友人の家にあって感動しました(コレ)。

粉を計るときの注意点

塊がないようにほぐす

塊があると、計量カップ内で隙間ができてしまい、うまく計れません。計量カップに入れる前に、スプーンなどでほぐしましょう。

無理やり詰め込まない

計量カップにはふんわりと入れ、軽くゆすってならすくらいにしましょう。トントンと底を打ちつけたり、スプーンで押し込んだりしないようにしましょう。

液体:カップに持ち上げられた分に惑わされない

計量カップでの計り方2

真横からよく見ると、液体が計量カップと接している部分について、少し持ち上がっているのがわかります。

これは、計量カップの素材(ガラスやプラスチック)と水の親和性がうんぬんなので、ちょびっと縁の部分だけ持ち上がってしまうのです。この部分に惑わされないよう気をつけましょう。

3. 計量スプーンの量と関係

計量スプーン

大さじ、小さじの量と関係

  • 大さじ1=15ml
  • 小さじ1=5ml
  • 大さじ1=小さじ3
  • 水は大さじ1=15ml=15gだが、ほかの調味料では異なる

大さじ1は15mlで、小さじ1は5mlです。よって、大さじ1=小さじ3です。また、ml=ccですので、15cc計りたいときには大さじ1でOKです。ただし、「g」となると話は変わります。

水の場合、15cc=15gですが、醤油などの調味料の大さじ1は15gではありません。これについては、サルワカにて以下のリンクで解説しています。

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また、大さじ小さじをセットで売っている場合は、小さじよりさらに小さい計量スプーン(2.5ml)がついていることもあります。「小さじ1/2」といったレシピのときに便利なので、持っていてもよいでしょう。

4. なぜ正しく計量する必要があるのか

レシピは共通のルールでできている

レシピ上の表記である「大さじ」「小さじ」は、どのレシピにおいても「大さじは15mlの計量スプーン」「小さじは5mlの計量スプーン」というルールになっています。ルールに則った正しい計量道具で、正しい計量方法で計れば、「作るたびに味がちがう」といったことや、「味が濃すぎる」といった失敗がありません。料理を上手に作るうえで、正しい計量は欠かせないのです。大さじと似たような大きさだからといって、カレースプーンで計る、なんてことはNGです。

5. 知っておくと便利なこと

「大根5cm分」とレシピに書いてあったとき、定規を持ち出すのはめんどうですね。かといって、定規なしで5cmはよくわかりません。そこで便利なのが、自分の手のサイズを覚えておくことです。

例えば人差し指の長さ、 指を全力で広げたときの親指の先から小指の先までの長さ、などです。そうすると、「大根5cm」などと言われたときに目安とすることができます。料理だけでなく、日常生活においても便利なので、覚えておいて損はないでしょう。

6.まとめ

計量スプーン

粉の場合

  • 大さじ1:ふんわりすくってすり切る
  • 大さじ1強:普通にすくってすり切らない
  • 大さじ山盛り1:山盛りになるほどたっぷりすくう
  • 大さじ1/2:すくってすり切ったあと、半分掻き出す

液体の場合

  • 大さじ1:表面張力で盛り上がるくらい
  • 大さじ1/2:7分目くらい(ただし目盛りがあればそれに従う)

計量カップ

粉・液体で共通

  • 水平なところに計量カップを置いて計る
  • 真横から目盛りを読む

粉の場合

  • 塊をほぐしてから計量カップに入れる
  • 計量カップに無理やり詰め込まない

液体の場合

  • 計量カップに接して持ち上げられた部分に気をつける
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